Rd.9 Neste Oil Rally Finland

3 Aug to 5 Aug 2007

LEG TWO

ラリー・フィンランド アトキンソンが総合4位でSUBARU最上位を担う!

4 August 2007

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スタート

97台のエントリー中、93台がレグ2をスタートした。

ルート

名ステージ・オウニンポヤでの2回の走行を含む、木が立ち並ぶナローなグラベルステージ9本を走行、総ステージ走行距離は186.1kmだった。ユバスキラからスタートしたこの日のルートは、ユバスキラから南西100km地点にある街・オリベシに設定された。

天気

この日の天気はドライで晴天。12度から上がり始めた気温は、日中24度まで上がった。

SUBARUワールドラリーチームの概要

ラリー・フィンランドの最長レグとなる2日目を終えて、SWRTのクルー、クリス・アトキンソン/ステファン・プレボ組は総合4位につけた。アトキンソンはトラブルなしの走行で、このレグに設定された9本の各SSでトップ5タイムをマーク。このラリーへの参戦歴は3回しかないアトキンソンだが、格段に経験を積んでいるドライバーとも互角に渡り合い、33kmのオウニンポヤのステージでは、現WRCチャンピオンを上回る好タイムもマークした。同じくSWRTのチェビー・ポンス/チェビー・アミーゴ組は、走行を重ねるごとに自信を高めながら総合6位を堅守。チームのエースクルー、ペター・ソルベルグ/フィル・ミルズ組は、ハンドリングのトラブルへの苦戦が続き、最終的にSS15の後でリタイアを決めた。

Stage Summary

SS12: 07時17分 Kaipolanvuori (13.46km)
カイポランブオリは、ユバスキラから南西に60kmの地点にあるユマサの街からスタートする。ここも新設ステージで、このラリーで最もナローで高速なラリーの一つ。ほとんどが5速か6速での走行となる。早朝のきつい日差しがステージに差し込み、状況は一層トリッキーとなった。10分サービスの後、チェビー・ポンスはSWRTの中で一番最初に走行を行い、パフォーマンスに満足を見せた。次に登場したペター・ソルベルグはいいペースをつかみ、このステージをクリス・アトキンソンのすぐ上の4番手タイムでフィニッシュ。「昨日は信じられないような1日でとても情けなかったけれど、今日は少し上向きになってオーバーステアも少ないので、ハンドリングにはより自信を感じられる」とソルベルグ。
Fastest Time: セバスチャン・ローブ(シトロエン) 6:53.4

SS13: 08時30分 Juupajoki (22.14km)
レグ2の中でサービスパークから最も離れたステージ、ユウパヨキはナローな林道と、中盤に現れる高速道路の全開セクションとのミックス。12番手からステージを走行しているアトキンソンは、世界チャンピオンのセバスチャン・ローブからわずか1秒差の4番手タイムをマークしたが、主催者にジャンプスタートと判断されたため10秒のペナルティが科せられた。ペター・ソルベルグは6番手タイム、チェビー・ポンスも好走を見せて10番手タイムをマークし、総合順位で上につけるウルモ・アーヴァとの差を詰めてきた。
Fastest Time: マーカス・グロンホルム(フォード) 11:19.3


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SS14: 09時14分 Ouninpohja 1 (33.01km)
この日午前中のループ、最後のSSは、WRCの中でも最も高速で有名なステージの一つ、オウニンポヤ。WRカーの全開走行で平均速度が上がり過ぎていたことから、ここ数年、主催者はこのステージをに分割してショートステージとしてきた。しかし2007年はフルサイズの設定に戻り、速度を下げるために新たに3つのシケインが設けられた。言うまでもなくこのラリーで最もチャレンジングなこのステージで、クリス・アトキンソンはここまでのベストパフォーマンスを見せ、ローブを凌ぐサードベストタイムをマークした。ポンスも、このコンディションを満喫している様子。SUBARUで初めて挑戦するこのステージで7番手タイムをマークし、総合順位を8位としてポイント圏内に浮上してきた。しかし、ペター・ソルベルグは不調に転じ、レグ1の序盤で感じられたようなマシンのハンドリングの違和感を伝えている。ソルベルグはベストから1分50秒遅れのタイムで、総合7位に後退した。
Fastest Time: マーカス・グロンホルム(フォード) 15:35.3

Driver Quotes - Service F (after SS14)
ペター・ソルベルグ
「朝は上々の滑り出しだったが、不運にもレグ1序盤で見られたようなフィーリングが出てしまった。このサービスFで変更を行うので、昨日成果が出たようにマシンが改善されることを期待する。全力を尽くしていき、とにかく成り行きを見ていく」
クリス・アトキンソン
「この時点での総合4位には満足しているし、オウニンポヤでサードベストタイムをマークできたことはうれしかった。フィンランドでは、ここ数戦を凌ぐ成長を見せることができていると思うし、僕たちのペースもよくなっている。手堅く総合4位のポジションにつけているので、ここからは少し戦略的にドライブしていける。大きなロスの危険と隣り合わせになって数秒のためにハード過ぎるドライブをすることには、あまり意味はないからね」
チェビー・ポンス
「オウニンポヤはよかったし、僕たちは何のトラブルもなく、マシンにも僕たちのパフォーマンスにもハッピー。ステージは少し湿ってスリッパリーになっていてトリッキーだけど、総合8位は僕たちにはいい順位だし、この位置を守って行きたい」


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SS15: 12時15分 Leustu (21.27km)
30分サービスの後、クルーはユバスキラ南部にある森に戻り、21kmのレウスツのステージに挑んだ。典型的なフィンランドのコンディションが向いている様子のクリス・アトキンソンは戦略的なドライブを展開し、総合4位の座を守るためリスクはわずかに抑えたものの、ローブにプレッシャーをかけるには充分な速さを見せた。ポンスも総合順位での上位を視野に入れ、9番手タイムをマーク。ダニエル・ソルドのリタイアもあって、総合6位にまで浮上した。しかし、ステージ前にサービスを受けたものの、ソルベルグのSUBARUインプレッサWRC2007は依然としてペースを取り戻すことができず、この状況からSWRTはラリーからのリタイアを決めた。SWRTマネージングディレクターは、「ペターのマシンに発生しているトラブルの原因が確定できず、このスピードでは走行を続けることの意味があまりない。唯一の賢明な選択はこのレグでマシンを撤退させてサービスに戻すこと。そうすれば、問題の解析を始めることができる」と語った。
Fastest Time: マーカス・グロンホルム(フォード) 10:12.6

SS16: 13時24分 Ouninpohja 2 (33.01km)
ソルベルグが撤退したことで、SUBARUが日曜日に可能な限りの好リザルトを獲得できるかは、アトキンソンとポンスに委ねられた。このラリー最長ステージのリピート走行でも、アトキンソンは計算通りのドライブを見せて堅実に4番手タイムをマーク。「まだ油断はできないよ」とアトキンソン。「でも、序盤は110%で走っていたところを、今は99%くらいの走りになっているのだと思う」チェビー・ポンスはSUBARUインプレッサWRC2007でこのステージを、このラリーこれまでの自己ベストとなる6番手タイムでフィニッシュした。「このステージでの自分のパフォーマンスには、満足しているよ」とポンス。「僕にとってはとてもトリッキーな道で後半にはパンクにも遭ったから、このタイムにはとてもハッピーだよ!」
Fastest Time: マーカス・グロンホルム(フォード) 15:19.8

SS17: 15時10分 Ehikki 1 (14.88km)
レグ2最後のループは、ヤムサでの15分間のリモートサービスの後に走行が行われた、ユバスキラから60km離れたSS17で始まった。クリス・アトキンソンは堅実に5番手タイムをマークし、しっかりと総合4位を維持した。レグ3を走り終えるまでまだ104kmのステージ走行距離が残っていることを自覚しているアトキンソンは、好調に甘んじることなくキッチリと自分のペースを維持した。チェビー・ポンスは9番手タイムをマーク、ステージ毎に自信を高めている。総合6位につけているポンスとチームは、トップ6のポジション堅守に向けてハードにプッシュしているスペイン人クルーのパフォーマンスに非常に満足している。
Fastest Time: マーカス・グロンホルム(フォード) 6:52.2

SS18: 16時23分 Himos (18.56km)
フィンランドの森の屋根に覆われたヒモスは、このセクション走行時には晴天となっていても、暗いステージ。この18.5kmのステージを、クリス・アトキンソンは5番手タイム、チェビー・ポンスは7番手タイムでフィニッシュして、現在総合7位につけているアーバとの差を9秒広げた。
Fastest Time: マーカス・グロンホルム(フォード) 10:09.8


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SS19: 17時19分 Ehikki 2 (14.88km)
レグ2最後から2番目のステージでは、ドライバー陣は再び15kmのイヒッキのステージに挑んだ。クリス・アトキンソン/ステファン・プレボ組は5番手タイム、チェビー・ポンス/チェビー・アミーゴ組は、7番手タイムだった。ヘニング・ソルベルグがアトキンソンとの差をやや詰めてきたが、それでもアトキンソンは1分17秒と大きなアドバンテージを維持して、この日最終ステージへ向かった。
Fastest Time: ミッコ・ヒルボネン(フォード) 6:47.4

SS20: 17時54分 Surkee (14.89km)
チェビー・ポンスがこのレグで展開されているアーヴァとの総合順位争いでのアドバンテージを広げ続けてきたが、この日最後のステージではポンスのギャップがやや縮まった。しかし、順位が失うような影響はなかった。SWRTからの初参戦に挑んでいるスペインのポンスは、総合6位でレグ2を終了した。クリス・アトキンソンのステージタイムは総合4位維持のためには必要充分で、充実した形で1日を締めくくった。
Fastest Time: ミッコ・ヒルボネン(フォード) 8:13.6

チームのコメント

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SUBARUワールドラリーチーム・マネージングディレクター、リチャード・テイラー
「クリスは今日、非常に素晴らしいドライブを見せた。ミスもなく、総合4位の座を守る見事な仕事だった。チェビーにとっても、特にこのマシンでの競技参戦わずか2日目だというのに、ポジティブな1日となった。両ドライバーは、明日の最終レグに向けていい位置につけているので、2台がトップ6でフィニッシュしてくれることを期待している。ペターに関しては、話が異なる。このレグから撤退した後、我々はマシンを調べ、明日、ラリーに復帰しないことを決断した。今となってはドライバーズポイントを獲得できるチャンスはなく、また同じエンジンを使うドイツのための予防線でもある。安全面も、大きな理由の一つだ。全力でハードにプッシュするのがペターのドライブだが、我々は100%の自信がない状態で全力プッシュができるような準備をしていない。この決断が最も賢明であると信じている。ペターのマシンは今晩出発して英国のチーム本部に送るので、今の状態をさらに分析することができる」

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ペター・ソルベルグ
「全体的なことを見つめて考えれば、このリタイアは唯一の選択肢だった。SS15の後も、まだ100km近くのステージ走行が残っており、マシンはまったく速度が上がらなかった。なぜ僕のマシンが正しく動かないのかの根本的な原因を突き止めれば、そこから巻き返していける。ステージで待っていてくれたサポーターには、本当に申し訳ない。でも、信じて欲しい。今日の状態では、走行をしてもあまり楽しんでもらえなかった」

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クリス・アトキンソン
「今日は総合4位の座を固めたので、ここからフィニッシュまでは大きなリスクを負う必要はない。もちろん、特に木が立ち並ぶステージではミスをする余地のあるラリーではないので、100%集中していかなくてはならないが、最後のステージではおそらく95%で攻めたのだけど、これで大丈夫だと確認した」

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チェビー・ポンス
「新たな環境で始めるには、フィンランドはとても難しいラリーなので、今日を終えて6位につけることができてうれしい。実際、SWRTからの初めてのラリーで、僕たちはどんどんとよくなっているので、このスピードを維持していければと思う。今日のアーヴァとのバトルは接戦だったので、ファンにも喜んでもらえたらうれしい」

1 Marcus GRONHORM FORD Focus RS WRC 07 2:36:45.2  
2 Mikko HIRVONEN FORD Focus RS WRC 07 +20.4  
3 Sebastien LOEB CITROEN C4 WRC +1:00.5  
4 Chris ATKINSON SUBARU IMPREZA WRC2007 +2:41.3  
5 Henning SOLBERG FORD Focus RS WRC 06 +3:59.1  
6 Xavier PONS SUBARU IMPREZA WRC2007* +6:28.7  
7 Urmo AAVA MITSUBISHI Lancer WRC* +6:41.6  
8 Mads OSTBERG SUBARU IMPREZA WRC S10* +8:01.9  
9 Guy WILKS FORD Focus RS WRC 05* +8:56.9  
10 Jan KOPECKY SKODA Fabia WRC* +9:27.0  
R Petter SOLBERG SUBARU IMPREZA WRC2007 TC16 MECHANICAL  
* 非マニュファクチャラーエントリー

Leg3の概要

2日間にわたる過酷な20本のステージを終え、日曜日のレグ3はわずかステージ3本・総ステージ走行距離40.75kmと比較的落ち着いた設定。それでも、各ステージは、充分にスペクタクルだ。ヴァルコラは極めてバンピーで、スペクテイターには最高のステージ。ランカマアは、ドライバーがミスをしやすいので気合いを入れて臨まなくてはならず、ルーイマキは1970年代以来、毎年使用されている名ステージ。