Leg One
SS1 / SS4 Ruwertal/Fell (19.79km)
このラリーはブドウ畑のエリアからスタートする。ほとんどがこのステージのように、ナローで道のサイドから出てくるグラベルで荒れる。ここには高速のアップヒルセクションがあり、エンジンパワーの差がハッキリと出るだろう。メインロードから脇道に入り、またメインロードに戻るので、グリップや性格か全く異なる。このラリーの一番の特色は、各ステージのグリップ力の差だ。走り込まれたとても古いターマックもあれば、新しい舗装もあり、それらのグリップの性格は本当に様々だ。
SS2 / SS5 Grafschaft Veldenz (23.04km)
メインロードからこの地域の小さな脇道に入るこのステージには、ロングストレートやタイトコーナーのきついブレーキングがたくさんある。ブドウ畑を抜けるので、正確なラインを見つけたり充分なグリップを得ることが難しい。しかし、このステージに追加された5.52kmの新セクションは全く異なる。ここだけはとてもリズミカルで超高速のセクションだ。
SS3 / SS6 Schones Moselland (21.47km)
このラリーで最も難しいステージ。ナローで、各コーナーを遠くから確認することができず判断が難しいためにブレーキングがトリッキーになるのだ。グラフシャフト・ベルデンスのステージと同様、リズミカルで高速だが、この道は読みが難しく、ペースノートを作るのが大変だ。トラクターがブドウ畑で作業を行っているところが多いため、おそらくこのステージで最もダーティなステージだろう。レッキでは時速80kmでの走行だったので問題なかったが、フルスピードになれば全く変わるだろう!
Leg Two
SS7 / SS11 St Wendeler Land (16.37km)
レグ2の始まりは、2006年と全く同じ設定の比較的短いステージ。昨年と唯一違うところは、昨年はこのステージがラリーの最終SSだった点。今回はまだまだ総合順位は決まらないので、もっとハードにプッシュしていく。これといって特徴のないステージだが、この後からバウムホルダーの軍事エリアに入っていくので、ウォームアップとしてはいいステージ。
SS8 / SS12 Bosenberg (19.00km)
ボーゼンベルグは非常に高速で、雨になるとグリップが著しく低下するのでとても慎重に攻めなくてはならない。道のすぐ脇には木が並んでいるのでミスをする余地はなく、充分警戒してドライブしなくてはならない。
SS9 / SS13 Erzweiler (16.51km)
軍事エリアということで入場が厳しく制限されているため、スペクテイターがいないという一風変わったステージ。このステージはいくつかループがあり同じ場所に戻るところがあるので、ステージ上で他のマシンのダストに出くわすこともあるが、私は割合にここが好きだ。ダーティでバンピーだが、他のステージとは違い、ステージの走行順が早い時こそしっかり集中していかなくてはならない。ここの道は、走行が重なる度にクリーンになっていくのだ。
SS10 / SS14 Arena Panzerplatte (30.55km)
ここもアルツウェイラー同様、バウムホルダーの軍事エリア内のステージだが、道はかなり異なる。ストレートの後にタイトな直角コーナーが出てくるなどリズムがつかみにくいが、ラインの外にはダートやグラベルが多いため正しいラインをキープしていかなくてはならない。
Leg Three
SS15 / SS18 Dhrontal (11.14km)
新しいスーパーSS以外では、このラリーの最短SS。昨年我々が使ったステージと全く同じで、このルートはほとんどがアップヒルで、壁の間を抜けるタイトヘアピンがたくさん出てくる。ステージが以前と同じであることは助かるが、セクションによっては路面が変わっていることもあるので、ペースノートは慎重に作らなくてはならないことに変わりはなく、速度やブレーキングポイントに関わるグリップレベルが微妙に違っていることもある。
SS16 / SS19 Moselwein (18.08km)
以前にも走ったことのあるステージだが逆走で、SS3とよく似ているが、コーナーの間が長い分、難しさはない。直角ジャンクションが多く、直前にならないと見えてこない。前走車が路上にダートや泥をはじき出してくるようなコーナーがたくさんあるので、どんどんとダーティになっていく。ここは走行順が早いほうが断然有利だが、グラベルクルーがいるのでとても助かる。
SS17 Circus Maximus Trier (4.37km)
このステージ前に総合順位が固まっていれば、プレッシャーなく楽しめるが、ポジション争いが絡んでいる場合は、街を走るナローな道なので丁寧に攻めなくてはならない。各車は15秒間隔でスタートするので、とても慌ただしくなるだろう。スペクテイターにとっては最高だが、前走車にアクシデントが発生すると、割を食ってあっという間にタイムロスすることになってしまう。このステージには泥もダートもないが、場所によっては舗装用の丸石があり、特に雨が降るととてもスリッパリーになる。