Rd.11 Rally New Zealand
31 Aug to 2 Sep 2007
ラリー・ニュージーランド初日、アトキンソンがSUBARU最上位でチームを牽引

Copyright © STI
スタート
68台がラリー・ニュージーランド、レグ1に向けて、ハミルトンのミステリー・クリークにあるサービスパークを出発した。
ルート
初日レグは、ハミルトンの南西にある活火山・ピロンギア山付近に設定。ピロンギア・ウェストとワイトモのステージを2回ずつ走行した後、ミステリー・クリーク・スーパーSSでこの日を締めくくった。43.88kmのワイトモは、このラリーの最長ステージだった。
天気
昨晩に大雨が降ったため、午前のステージはベリーウェットとなったが、午後、クルーが2回目の走行に挑む頃にはコンディションはかなりドライとなった。気温は、13-16度の間。
SUBARUワールドラリーチームの概要
SUBARUワールドラリーチーム(SWRT)のクリス・アトキンソンは、ラリー・ニュージーランド初日を終えて総合4位につけた。ペター・ソルベルグは7位につけており、チームのうち2台がトップ10に入っている。
このイベントへのWRカーでの参戦はわずか3回目という27歳のアトキンソンは、午前中のスリッパリーでマディなコンディションにもいち早く対応。かなりドライとなった午後のコンディションでも、トラブルなく同様のパフォーマンスを見せ、手堅くポジションを守った。この日の最終ステージとなったミステリー・クリークでのスーパーSSではベストタイムをマークし、このイベント初めて、そして今季12回目のステージウィンを獲得し、この上ない形でこの日を締めくくった。トップ5でのフィニッシュという目的達成に向けて順調な滑り出しを見せたアトキンソンは、土曜日のレグ2を楽しみにしており、特に2006年にベストタイムをマークしたフランクリン、ポッサムの両ステージでの走行に期待がかかる。
カーNo.7のSUBARUインプレッサWRC2007をドライブしたペター・ソルベルグは、やや困難な一日となった。32歳・ノルウェー出身のソルベルグはSS3で4番手タイム、SS5ではサードベストタイムをマークしたが、110km以上のステージ走行の間、ハンドリングに苦戦。しかし、好リザルトへの望みはつないでいる。
順調な滑り出しを見せたチームのサードドライバー、チェビー・ポンスだったが、この日3本目のSS、ピロンギア・ウェストの再走ステージでレグ撤退となった。スタートから3km少しの地点で、ポンスのSUBARUインプレッサWRC2007はスライドオフして右コーナーに乗り上げ、コースオフ。このアクシデントでのマシンダメージは全くなく、マシンはステージから数mのところで止まったが、かなり柔らかい地面の上に乗り上げてしまった。コースに復帰することができなかったポンスに選択肢はなく、リカバリートラックを要請し、このレグから撤退となった。ポンスは、スーパーラリー規定の適用を受けて、土曜日にラリーを再スタートする予定。
チームのコメント
|
SUBARUワールドラリーチーム・マネージングディレクター、リチャード・テイラー
「我々が目指している勝利ペースを出すことはできていないが、クリスの4位には喜んでいる。このポジションならレグ2はいい走行順が得られ、好リザルトでのフィニッシュという目標に一歩近づいた。もちろん、トップ3勢に迫るペースを出すことはタフだが、クリスの成果に我々は非常に期待している。ペターは今日、マシンのフィーリングが良くなかったようだが、まだポイント圏内でのフィニッシュのポテンシャルは残っている。チェビーは午前中、非常にいい走りをしていたが、小さなミスの代償が大きくついてしまい不運だった。しかし、我々は明日、彼をステージに復帰させる」
|
|
ペター・ソルベルグ
「今日は僕ができるベストを尽くした。僕に言えることはこれ以外あまりない。今日は、全般的にハンドリングの調子がよくなかった。オーバーステアが強く、フロントからのグリップがあまりなく、プッシュするだけの自信が得られなかった。改めて、今晩もいくつかのことをトライしてみて、明日状況が改善されるかを見てみる。そして僕はとにかくできる限りハードなプッシュを続けていく。僕ができることは、それがすべて」
|
|
クリス・アトキンソン
「とても順調だった。4位というのは、悪くないポジション。望める範囲でのベストだったと思う。ラリー全体を通してほぼ4位を維持していたフィンランドと状況が少し似ているが、今回はもっと速いドライバーが僕たちの後ろに続いている。明日の最初の3本は僕と相性がよく、昨年はこのうち2本でステージウィンを獲得したが、その後タイヤ・ホイールユニットを破損してしまったので残り2本の走行経験はなく、少しトリッキーになるだろう。でも、このポジションを維持していきたいし、それが僕たちにできるすべてのこと。ミッコ、マーカス、セバスチャンが現状、僕たちには速すぎる相手だけれど、もちろん僕たちもプッシュは続けていく」
|
|
チェビー・ポンス
「ペースノートが正確さに欠けていたため、コースオフしてしまった。低速の左コーナーでブレーキをかけていた時に、ラインを外れてコースオフし数m落下してしまい、コースに戻ることができなかった。とても残念だが、でも明日はまた気を取り直していくし、このマシンでここの道の経験を積むことが僕にとっては重要。中低速コーナーでのドライビングを向上させる初めての本格的なチャンスなので、これはとても大切なことなんだ。フィンランドでは、あまりこういう場所がなかったからね。今日の午前は少しアンダーステアが出ていたが、最初のサービスでセッティングを少し変更して、マシンのフィーリングがかなりよくなった。明日はもっと向上させることができるよう、願っているよ」
|
Leg2の概要
レグ2は、ハミルトンの北西部を中心に、タスマン海周辺の海岸道路など素晴らしいステージが含まれている。SS6付近では、映画「ロード・オブ・リング」にも登場した壮観な景色を見ることができる。この日は、ミステリー・クリーク・スーパーSSの再走を含む6SSが設定される。リピート走行のステージはないため、このレグでは走行順が非常に重要となることもある。