Rd.14 Rally Japan

26 Oct to 28 Oct 2007

LEG ONE

SUBARU勢、痛惜の初日

26 October 2007

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スタート

85台がレグ1に向けて北愛国のサービスパークを出発した。

ルート

レグ1は、総走行距離106.18km・10本のグラベルステージと、465.40kmのロングリエゾンが設定された。最初の8SSは帯広に設置されたサービスパークの北部での4本のステージを2ループする構成、最後の2本はイベント最短ステージとなる帯広でのスーパーSSとなった。

天気

この日の気温は3度から始まり、日中は15度まで上昇した。早朝のステージでは霧やアイスも見られたが、コンディションは基本的には良好。しかし、17時には雨が降り始め、スーパーSSが始まる頃には強くなった。

SUBARUワールドラリーチームの概要

ラリージャパンのレグ1は、エントリーした3台のうち2台がレグ撤退と、SUBARUワールドラリーチーム(SWRT)にとって厳しい結果となった。ペター・ソルベルグの初日は、SS5の後にギア選択のトラブルが発生、突然の終わりを迎えることとなった。クリス・アトキンソンはSS6の走行中にコースオフ。チェビー・ポンスがこの日の残りを孤軍奮闘し、総合7位で明日のレグ2を迎える。ポンスは、この日最後のステージで、SUBARU加入後初のベストタイムをマーク、最高の形で1日を締めくくった。

ポンスのラリージャパン参戦は今回が初めてだが、初日から充実した内容の経験を積んだ。コンディションは霧やアイス、豪雨とタフなコンディションに取り組みながら、ポンスとコ・ドライバーのチェビー・アミーゴのスペイン人クルーは、安定してトップ10タイムをマークし、総合7位につけた。序盤はグリップ不足に悩んだが、この日を通してマシンの変更を行い、スリッパリーなグラベルでのポンスの自信は向上。明日はSUBARUインプレッサWRC2007のフィーリングをさらに高めてスタートし、日本のステージでの経験をさらに積んでいく。

ソルベルグとコ・ドライバーのフィル・ミルズは、SS4でサードベストタイムをマークしたが、日中サービス後に迎えた最初のステージ(SS5)では横滑りして溝にはまったが立て直し、フロント周りにダメージを負いながらもソルベルグは走行を続け、ステージを走り切った。残念ながら次のロードセクションではギアセレクトにトラブルが発生し、SS6をスタートしても6速しか使えないことが分かった。この日の残りのステージはツイスティで険しいために続行不可能と判断、このレグから撤退となった。2004年のラリージャパンでは優勝を獲得しているソルベルグは、明日、再スタートを果たす。

この日最初のステージをサードベストタイムでフィニッシュするなど絶好の滑り出しを見せたアトキンソンだったが、この午前残りのステージではマシンに対しての自信が不足していることが伝えられた。日中サービスで変更を行い、ハードなプッシュを見せたアトキンソンはSS5で4番手タイムをマークし、SS6でも4番手タイムペースで走行していたが、中速セクションで横滑りし木に衝突した。アトキンソンとコ・ドライバーのステファン・プレボにこのクラッシュによる怪我はなかったが、マシンのダメージがひどく、土曜日の再スタートも不可能となった。

チームのコメント

SUBARUワールドラリーチーム・マネージングディレクター、リチャード・テイラー
「総合的にはチームにとっては残念な1日となった。特に、ペター、クリス、そしてチェビーを応援しに駆けつけてくれたSUBARUファンの皆様には、3台中2台が上位争いから姿を消すことになり、大変に申し訳ない。いいスタートを切ったが、ペターとクリスはマシンバランスにトラブルを抱え、非常にストレスとなった。チェビーは初参戦のジャパンでの初日を総合7位で終え、ペターはスーパーラリー規定の適用を受けて、ラリーの残りの日程でファンの皆様の前でその走りを見せる」

ペター・ソルベルグ
「今日は、一番ハードに攻めたと正直に言うことができる。もちろん、できることは全力を尽くしたが、期待通りの結果につなげることができず、非常に悔しい。特にSUBARUの母国ファンが集まってくれているというのに、SUBARUのサポーターの皆さんには、本当に申し訳ない。我々は、この日最初のステージから、マシンのバランス取りとハンドリングにかなり苦戦して、これがグリップにも悪影響を及ぼしていた。タイヤチョイスはよかったのだが、とにかくプッシュすることが叶わなかった。最初のサービスの後でも、状況は100%にはならなかったが、SS5のコースオフでストップしなかったのはラッキーだった。しかし、最終的にはギアセレクトのトラブルが発生し、レグを撤退する以外に選択肢はなかった。明日もステージには復帰して、少しでもファンのみなさんの声援に応えたいと心から思っている」

クリス・アトキンソン
「まだ何が起こったのか、ハッキリ分かっていない。オンボードカメラやデータをチェックして確認してみないことには。僕が分かっていることは、連続コーナーをハードにプッシュしていた時にマシンが大きくドリフトして、溝にはまったということ。道を外れてからもスピードが出ていて、脇からつっこみ、リアのドアから木に衝突した。ダメージは大きく、明日は再スタートすることができない。このアクシデントで、僕にとってかなり悔しいラリーが終わった。午前中は、走行順もよかったのでもっと速さが出るはずだったが、具体的なペースにつながらなかった。このイベントには望みも期待も高かったのだが、僕たちも悔しいし、SUBARUのみんなにも残念な結果となってしまった」

チェビー・ポンス
「今日の午前はマシンのバランスに満足できずプッシュすることができなくて、いい内容ではなかった。2回目の走行では道がひどくカットされてしまったため経験を積むどころではなかったが、明日に向けての準備と思うようにした。日中サービスではサスペンションに変更を行い、マシンのフィーリングが上がってドライブしやすくなったので、午後はよくなった。パーフェクトではないが、現状の内容や、今日の自分たちの出来には満足している。まだレグ2でもできることがあるのでマシンの感じもよくなると思うが、今日の最後のステージではベストタイムをマークできたことは僕にとっても、そしてチームにとってもよかったと思う。とても長く難しいラリーなので、今日トラブルなしで走り切れたことがうれしいよ。7位は悪くない結果だが、明日は長い1日なので、プッシュを続けてみるよ」

1 Mikko HIRVONEN FORD Focus RS WRC 07 1:00:30.8  
2 Sebastien LOEB CITROEN C4 WRC +10.3  
3 Jari-Matti LATVALA FORD Focus RS WRC 06 +13.7  
4 Daniel SORDO CITROEN C4 WRC +40.6  
5 Henning SOLBERG FORD Focus RS WRC 06 +48.4  
6 Manfred STOHL CITROEN Xsara WRC +1:30.0  
7 Xavier PONS SUBARU IMPREZA WRC2007* +2:02.6  
8 Luis Perez COMPANC FORD Focus RS WRC 06 +2:20.8  
9 Matthew WILSON FORD Focus RS WRC 06* +2:50.8  
10 Federico VILLAGRA FORD Focus RS WRC 06 +3:26.4  
65 Petter SOLBERG SUBARU IMPREZA WRC2007 +25:30.2  
- Chris ATKINSON SUBARU IMPREZA WRC2007 SF6  
* 非マニュファクチャラーエントリー

Leg2の概要

レグ2は早朝5時5分にスタートし、最終サービスが19時05分と、クルーにとってはさらに長い1日となる。帯広北部に設定されるステージは146.68km・10SSと、走行時間は実に14時間に及ぶ。