The Event

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2007年世界ラリー選手権(WRC)最後の舗装イベントとなったラリー・アイルランドから2週間、SUBARUワールドラリーチーム(SWRT)は、今季最終戦、そしてチーム2つめの母国イベントに挑むため、英国ウェールズに向かう。
ウェールズ・ラリー・GBは、WRCカレンダーの中でも歴史の長いイベントの一つであり、特色多彩なグラベル路に、ウェールズおなじみの不安定な気候が相まって、最もタフなイベントの一つでもある。今年75回目の開催を迎えるウェールズ・ラリー・GBは、11月29日木曜日、ウェールズの首都カーディフでのセレモニアルスタートで幕を開け、その後65km西へ、新しいラリー本拠地となるスワンジーのウォーターフロント施設へ移動する。
西ウェールズの過酷な林道コースは、例年ドライバーに厳しい試練を与えている。また12月の冬の気候が、さらに難しいコンディションを作り出す。このラリー最初のステージ、ポート・タルボは旧マーガムステージを改良したもの。レソルフェンとリオラの3ステージで1ループとなり、金曜日はこのループを2回走行する。レソルフェンは路面変化が多くリゴス山を600mほど上っていくため、金曜日の1回目の走行では霧やアイスとなる可能性もある。リオラはミスの許される余地のない難ステージ。高速だが、コースサイドが大きく落ち込むなどの怖さもある。このステージには、終盤に人気の観戦スポット、ウォルターズアリーナが待っている。
レグ1は西ウェールズの厳しい渓谷で行われるが、レグ2では北部にあるブレコン・ビーコン国立公園周辺に向かう。この日は、クレイケン、ハーフウェイ、エッペンと、いずれ劣らぬ名ステージを走行した後、ミレニアム・スタジアムの屋内で行われる1.1kmのカーディフスーパーSSで締めくくりとなる。大観衆の前で走行が行われるこの晩には、1995年SUBARUインプレッサWRCでチャンピオンを獲得した故コリン・マクレー、そして2001年大会でこの年のドライバーズ選手権を制した故リチャード・バーンズを偲ぶトリビュートイベントも行われる。
最終レグとなるレグ3は、ブレックファ、トラウスコードの2本のステージで構成される。2本のロングステージは地盤の固い路面での走行となるが、前者は高速でキャンバーのついたロングコーナーが盛り込まれる一方で、後者はよりタイトでヘアピンが頻出する。
このラリーに設定されるステージは17本、計359.54km。最長ステージは日曜日に設定されるブレックファ(SS14/16)の28.89km。1号車がカーディフのキャセイパークに置かれるフィニッシュランプに上がるのは、12月2日日曜日15時10分(現地時間)の予定。
エントリー
SWRTからは、3台がウェールズ・ラリー・GBにエントリーする。ペター・ソルベルグ/フィル・ミルズ組は、カーNo.7のSUBARUインプレッサWRC2007をドライブ。クリス・アトキンソン/ステファン・プレボ組はカーNo.8のSUBARUインプレッサWRC2007、チェビー・ポンス/チェビー・アミーゴ組はカーNo.14となる。
ドライバー・コメント
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ペター・ソルベルグ
「ラリー・GBは選手権最後のイベントであり、ここではいつも相性がいいので、好リザルトを目指してこれまで以上にハードに攻めていく。もし気候が、ウェットでステージの上に大量の泥が出るという典型的なラリー・GBのコンディションになれば、我々に勝機があると思う。チームのホームイベントでもあるので、ここのトリッキーなコンディションでの経験も豊富にあり、今週はセッティングを煮詰めるためのテストを行っている。フィルはイベント開催地の周辺に在住しているので、いつも盛大に応援をしてもらっている」
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クリス・アトキンソン
「昨年は開催時期が変わって新たにスリッパリーで凍った路面のコンディションだったため学ぶことも多かったが、今年はこうしたコンディションでの走行経験をさらに積んだ上でラリー・GBに挑む。今週のテストは順調に進んでおり、ラリーで生かせるセッティングを決めていきたいと思っている。高速でスリッパリーなグラベルでは、いいセッティングを見つけることが特に重要になってくる。ラリー・GBは今季最後のイベントなので、好リザルトを目指してプッシュしていき、いい状態で今年を締めくくりたい」
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チェビー・ポンス
「来週のGBを楽しみにしている。そうだね、アイルランドと同じように難しいしスリッパリーだと思うが、テストもあるし、ウェールズでのドライビングはいくらか経験もあるので、トラブルなくいい週末を過ごせればと思う。昨年のウェールズでは5位でフィニッシュしているが、SWRTから参戦するのはこれが初めて。チームのホームイベントでもあるので、今年の最後のラリーでいい締めくくりを迎えたい」
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マシン&挑戦
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SUBARUワールドラリーチーム・マネージングディレクター、リチャード・テイラー
「ラリー・GBは、英国バンブリーにあるチーム本部に最も近いラリーで、伝統的にチームとは相性が良く、ペターはこの5年間で3勝を挙げている。チームは今週、ウェールズでテストを行っており、トリッキーなコンディションに合うセッティングを煮詰め、我がチームの3ドライバー全員が好リザルトを獲得することを目指していく」
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SUBARUワールドラリーチーム・オペレーションディレクター、ポール・ハワース
「ラリー・GBのルートは我がチームのドライバー全員が慣れてはいるが、今季最もタフなイベントの一つで、ミスを犯しやすい危険が多く秘められていることに変わりはない。今年は暗がりの中で行われる高速ステージもあり、このセクションや霧が出た場合には、高い自信を持つドライバーが実力を発揮する。これがこのラリーの全てであり、争いがタフになっていけば、1〜2名がそこから抜けていくだろうと予測する。メカニカル面では、このラリーでは、ドライバーが最高レベルの自信、トラクション、高速での安定性を得られるセッティングが求められる。これを全てうまく盛り込んでいくことはトリッキーではあるが、4日間のプレイベントテストの中で、3人のドライバーに対しそれぞれ的確なセッティングを見つけていく」
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ラリーの合間
ラリー・アイルランドの後、ドライバー陣はわずかな間自宅に戻った後、ラリー前週はウェールズでのテストのために英国に移動した。ペター・ソルベルグとフィル・ミルズは2日間、クリス・アトキンソン/ステファン・プレボ、チェビー・ポンス/チェビー・アミーゴの各クルーは、それぞれ1日、ウェールズ中部のグラベル路でテストを行った。