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ニュルブルクリンク24時間レース・予選レポート
24時間レースがスタート

RACE REPORT

16:00過ぎ、いよいよ第43回ADACニュルブルクリンク24時間レースは、1周のフォーメーションラップの後、スタートしていきました。まずは、FIA GT3などの第1グループがスタートし、数分置いて第2グループがコントロールラインを通過しました。このグループは、カルロ・ヴァン・ダムがドライブするSUBARU WRX STI NBR 2015が隊列を率いています。その後、最も車速の遅い第3グループまでで合計160台が無事レーシングスピードに移り、コンペティションを開始しました。心配された雨も降らず、スムーズでクリーンなスタートでした。ここから先は、1時間毎のアワリーレポートをお楽しみください。
ニュルブルクリンク24時間レース・予選レポート
レーススタートまであと1時間

RACE REPORT

マシンの整列が完了し、レーススタートまであと1時間となりました。まだグリッドは、人、人、人でごった返しています。これからスタート進行が始まり、グループ毎にフォーメーションラップがスタートしていきます。SUBARU / STIチームのトップランナーはヴァン・ダムで、そのあと、山内、ラッセー、シュリックの順にバトンをつないでいきます。グランプリサーキットの上空は曇りですが、ノルドシュライフェ方面に黒っぽい雲が見えます。雨が降らなければ良いですが。ニュルの神様へ、今回も安全でエキサイティングなレースを見られますよう、160台のレースカーをお護り下さいますようお願いします。
ニュルブルクリンク24時間レース・予選レポート
グリッド整列が始まりました

RACE REPORT

午後1時半過ぎ、160台のレースカーがグループ毎にスターティンググリッドに押し入れられ始めました。スタートの2時間半前のことです。これだけ多数のマシンを予選の順番に並べるのは、容易なことではありません。グリッド上はマシンとクルー、報道陣や観客までが混じり、まるで朝のJR新宿駅のようです。SP3Tクラスのポールポジションを得たSUBARU WRX STIは第二グループの先頭列です。この位置でSTI総監督の辰己秀治と並んでいるのはレースアナウンサーで有名なピエール北川さん。ピエールさんは、SUBARU提供のUストリーミングライブ番組でピットレポーターを務めます。そちらも是非Stay Tuned.
ニュルブルクリンク24時間レース・予選レポート
決勝日の朝、天候は曇りで気温9℃

RACE REPORT

5月16日(土)の朝となりました。空は曇天で、気温は11時現在で9℃です。予報では一日中曇りで、最高気温は13℃までしか上がらないようです。午後4時にスタートする決勝レースは、ドライコンディションで始まるでしょう。日の入りは午後9時15分頃ですが、この様子だと夕陽は見られないかもしれません。しかし、逆に日曜日午前5時40分過ぎの日の出からは晴れの予報となっており、その通りであればバックストレートに登る朝日が見られるでしょう。とはいえ、この時の気温は4℃となっています。気温が低いのは、特にターボエンジン搭載レースカーには有利ですが、ピットで待つクルーにとっては厳しい朝になるはずです。
ニュルブルクリンク24時間レース・予選レポート
幅広い対応が求められるレースタイヤ

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日本からダンロップ・エンジニアがSUBARU / STIチームのサポートのために現地に来られています。松浦さんとSUPER GTでもSUBARU担当の石橋さんのお二人です。「これまでのデータから、この時期の現地の気候に合わせて、タイヤをチョイスし持ち込んでいます。ショートレースとは異なり想定される条件が幅広いのがニュル24時間の特徴です。ですが、気温や路面温度が多少変動しても対応できるように、種類も7種類ほど用意していますので、予選1回目のような突然のヘビーレインでも即対応が可能です。ピンポイント天気予報を睨んで1時間先に必要なタイヤを準備しています」。とても頼もしい存在です。
ニュルブルクリンク24時間レース・予選レポート
SUBARUディーラーメカ、逞しさを増してきました

RACE REPORT

前日の公式予選が終了し、車両のチェックや翌日の走行準備が終了したのは午前3時をまわっていました。そのまま2時間ほど仮眠し、再びサーキットに戻ってきたディーラーメカの面々ですが、「眠いですが、今朝の予選で再びトップタイムが取れて嬉しいです。今日は早く寝て、明日の本番に備えます」と語っていました。STIの車両責任者である坂田元憲は彼らについて、「6名はとても仲が良く、うまく調和しています。いずれも30歳から35歳の中堅サービスマンで、SUBARUを知り尽くしている彼らですから、特殊なレース技術さえ覚えてしまえば信頼感は申し分ないです」と語っています。
ニュルブルクリンク24時間レース・予選レポート
元WRCヒーロー、トミ・マキネン来訪

RACE REPORT

金曜日の午後、決勝レースの準備を進めるSUBARU / STIチームテントに懐かしい人が訪ねてきてくれました。かつてSUBARUでWRCに出場していた元ワールドチャンピオンのトミ・マキネンです。やっぱりSUBARUの動向は気にかかるらしく、居合わせたティム・シュリックからクルマの状態や新しい速度制限のルールを聞き、「クラスポールが取れてよかったね」と目を細めていました。トミからは、「2011年にノルドシュライフェでSUBARUロードカーのタイムアタックをした時は、気温が低く路面温度はたったの2℃だった。タイヤが暖まるまでは、とっても怖かったよ」と当時の思い出を語ってくれました。
ニュルブルクリンク24時間レース・予選レポート
ルーキー山内、「昨日で不安は解消しました」

RACE REPORT

ニュルブルクリンク24時間初挑戦の山内は、ルーキーながら早くも速いタイムを連発し注目されています。「昨日の予選では、ニュルで初めての夜、そしてヘビーレインを経験しました(笑)。もっと視界が制限されるかと思いましたが、それほどでもなく意外に対応できました。雨の夜間走行に対応できれば、あとは問題ないと思います。不安は一気に解消しました。ニュルは、日本のコースにはない縦方向のGは独特だと思いますし、コースレイアウトはとっても面白いですね。特殊と言われるコンディションの変化については、柔軟な対応が不可欠ですが、ドライバーの技量が試されますから、やり甲斐があります」
ニュルブルクリンク24時間レース・予選レポート
辰己総監督、ドライバーについて語る

RACE REPORT

予選を終えた辰己総監督は次のように話しています。「ここまでは順調です。思い描いていた通りに進行していますね。カルロとマルセルについては、何年も一緒にやっているのでチームのやり方に慣れていますし、パフォーマンスも期待通りです。ティムさんは、ベテランらしく求められている役割をわきまえていて、安定感があります。経験値が豊富だし、無理してリスクを背負うようなことがないです。また、山内の順応性の高さは大したものです。落ち着いていますし、速さは十分です。これからが楽しみですね。タイヤのやりくりについても目処がついたので、あとは決勝でチームとしての力を発揮するだけです」
ニュルブルクリンク24時間レース・予選2
SUBARU WRX STI NBR 2015、クラスPPを確定

RACE REPORT

2回目の公式予選終了前に2周だけ走行したWRX STIは、ベストタイムを更新する9分8秒037を記録し、SP3Tクラスのポールポジションを確定しました。担当したドライバーのヴァン・ダムは、「2ラップしましたが、最初の1周目は湿っている箇所がまだあり、完全とは言えませんでした。最終周はすっかりドライでしたが、トラフィックが多くラインの外側はダンプ(湿っている)だったので、オーバーテイクの際にリスクを避けました。これで6〜7秒ロスしたと思います。条件が揃えば念願の9分以内にもチャレンジしたかったので、少し残念です。とても良いクルマを作ってくれたチームが誇らしいです」と語っています。

RACE RESULT

ClsPos Pos No. Machine Driver Laps Time
1 44 114 SUBARU WRX STI van Dam/Yamauchi/Schrick/Lasee 15 9:08.037
2 48 117 Audi TT RS 2.0 Wasel M./Wasel.T/Lohnert/Deegener 12 9:17.612
3 51 116 Audi TT RS Speich/Waschkau/Vleugels/Jung 15 9:24.339
4 89 187 Lexus RC Kinoshita/Sato/Gamo/Matsui 16 10:00.116
5 119 119 Ford Focus Prill/Willert/Dr. Ludmann/Weckop 11 11:24.403
6 143 118 Seat Leon Supercopa Kittelmann/Muller/Heimrich/Goroyan 8 0:00.000
ニュルブルクリンク24時間レース・予選2
金曜日の朝は濃霧で開けました

RACE REPORT

15日の朝、ニュルブルクリンク周辺は濃霧に包まれていました。路面はウェットですが、ライン上はかなり乾いています。気温は8℃で、このレースウィークで最も温度の低い朝でした。この状況の中、9時30分から2時間の公式予選2回目がスタートしました。しかし、場所によってはまだウェットパッチ(部分的に濡れている箇所)も残っており、各車とも様子見に徹していて中々全開アタックを見せてくれません。SUBARU WRX STIもライン上がドライになるまで待ち、それからタイムアタックすることに決めていました。セッションが残り30分を切ったところで、ヴァン・ダムがコースイン。2周だけチェック走行を行いました。
ニュルブルクリンク24時間レース・予選
SUBARU WRX STIは初日の予選でクラス首位

RACE REPORT

午後11時過ぎ、予選最後の30分間は、レコードラインはほぼドライコンディションとなりました。状況好転を待っていた総合トップを狙う一群が周回ごとにラップタイムを大幅に短縮し、記録を塗り替えていきます。SUBARU WRX STIは、一時ライバルにトップの座を明け渡しましたが、スリックタイヤを履いたヴァン・ダムがコースインし、セッション終了間際にそのタイムを20秒以上突き放すトップタイムをマーク。クラス首位で初日を終えることに成功しました。辰己総監督は、「セットアップも出来てきたし、これで決勝レース中に雨が降っても慌てることはないしょう。ここまでは何の問題もありません」と語っています。

RACE RESULT

ClsPos Pos No. Machine Driver Laps Time
1 35 114 SUBARU WRX STI van Dam/Yamauchi/Schrick/Lasee 13 9:22.160
2 49 116 Audi TT RS Speich/Waschkau/Vleugels/Jung 12 9:47.118
3 50 117 Audi TT RS 2.0 Wasel M./Wasel.T/Lohnert/Deegener 9 9:48.162
4 100 119 Ford Focus Prill/Willert/Dr. Ludmann/Weckop 8 11:13.603
5 109 187 Lexus RC Kinoshita/Sato/Gamo/Matsui 13 11:24.255
6 115 118 Seat Leon Supercopa Kittelmann/Muller/Heimrich/Goroyan 8 11:31.313
ニュルブルクリンク24時間レース・予選
公式予選は雨でスタート

RACE REPORT

プラクティスの終了直前にパラパラと雨が降り出しましたが、誰もがにわか雨だろうと感じていました。それまでの時間があまりにも穏やかで、春らしい陽気だったからです。しかし、予想に反して雨脚は強くなり、午後7時25分からの公式予選1回目が始まる頃には路面はヘビーウェットへと変わっていました。SUBARU / STIチームは、ヴァン・ダムがスタートし、山内、シュリック、ラッセーへと繋いでいきながら、まずは全員が義務周回を走ってクォリファイを完了。その後、雨は上がり路面は徐々に乾いて行ったため、インターミディエイトタイヤを装着して山内がコースインし、その時点でのクラストップタイムを更新しました。

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