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SUBARU WRX STI、3年ぶりにSP3Tクラス優勝

ニュルブルクリンク24時間レース

2015.05.18

スバルテクニカインターナショナル株式会社(STI)は、5月14日(木)〜17日(日)にドイツで行われたニュルブルクリンク24時間レースに市販車ベースのレースカー「SUBARU WRX STI NBR 2015」を出場させ、クラスポールポジションからスタートして24時間で約3,629kmを走破し、SP3T(排気量2リットル以下のターボ車)クラス優勝を果たしました。

出場車両は、左ハンドル仕様のSUBARU WRX STIをベースに、パワーユニット、駆動系、空力および車体剛性などに改造を加えたレースカーで、エンジンは市販車と同じEJ20型2.0リットル水平対向ターボエンジンです。ドライバーは、カルロ・ヴァンダム(オランダ)、マルセル・ラッセー(ドイツ)のレギュラードライバーに、新たに加入したティム・シュリック(ドイツ)、山内英輝(日本)の2名を加えた4名体制で臨みました。14日(木)、15日(金)の両日に行われた公式予選でSP3Tクラスのトップタイムを記録し、ポールポジションを獲得。また、合計151台を数える全参加車を三つのグループに分けて決勝レースをスタートしますが、SP3Tクラスが第二グループの先頭を形成することとなり、SUBARU WRX STIがグループリーダーとして、16日午後4時の決勝レーススタートを率いました。

ヴァンダムがレースをスタートしてクラス首位固めにかかり、続く山内、ラッセーのふたりでそれを確かなものにすると、シュリックが後続を突き放す役割を果たしました。このドライバー順で交代を繰り返し、一昼夜にわたって一度もクラス首位の座を明け渡すことなく、最終ランナーの山内が17日午後4時過ぎのチェッカーフラッグを受け、クラス優勝を確定しました。今回走破した周回数143周のうち、トラブルやアクシデントでロスしたことは一度もなく、ドライバーのミスやメカニックのエラーによるタイムロスも皆無でした。また、ドライバー4名全員がレース序盤から最終ラップに至るまで手を緩めず、速いペースを維持したことは特筆されるべきと考えられます。また、総合18位の順位も2008年からの連続参戦以来、最高位となります。WRX STIの上位車は、すべてがスポーツカーベースのFIA GT3車両または同等の速さを誇るレースカーでした。SUBARU WRX STIがSP3Tクラスでクラス優勝を果たしたのは、2011年、2012年に続く通算三度目のことです。

STI総監督の辰己英治は、「今回は完璧なレースができました。ドライバー、エンジニア、メカニック、スタッフの心が通じ合い、ひとつになれたからこその結果だと思います。世界中のSUBARUファンの皆様のために、SUBARUの優秀性を改めて証明することができ、とても嬉しいです。ファンの皆さん、応援をありがとうございました」と語っています。

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