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RACE REPORT

2019.03.17 - 全日本ラリー選手権第2戦 新城ラリー2019 レグ2
SUBARUの勝田範彦/石田裕一が今季初勝利! SUBARUは前年から10連勝を達成
3月17日(日)、全日本ラリー選手権第2戦新城ラリー2019はすべての競技日程を終了し、SUBARU WRX STIの勝田範彦/石田裕一が今季初勝利を獲得しました。SUBARUにとっては2018年の第3戦丹後ラリーから続く10連勝を達成したことになります。
ラリー2日目に行われたのはSS7〜SS12の6SS。注目はトップを行く勝田と、それを追いかける新井、そして2番手の奴田原文雄/佐藤忠宜(三菱ランサーエボリューションⅩ)による三つ巴の戦いです。2日目の早朝、週末にかけて心配された雨もなく、ドライコンディションで最終日の幕が開くこととなりました。この日最初のSS7「新城総合公園」では新井がベストタイムをマークして追撃しますが、勝田も踏ん張り総合首位の座をキープ。勝田は続くSS8「雁峰西」で渾身の一番時計をたたき出しリードを拡げて逃げ切りを計りますが、SS9の「鬼久保」では奴田原に逆転を許してしまいます。勝負どころとなったのは、SS8「雁峰西」の再走ステージとなるSS11です。勝田はSS2番手の奴田原に17.4秒という大差をつけるここ一番の走りを見せて、総合順位でも首位を奪回。降雪に見舞われた最終SSも奴田原の追撃をかわし逃げ切り、今シーズン初優勝を達成しました。
■勝田「雁峰林道のSSでタイムを出せたことが大きかったです」

2018年の第8戦北海道以来の勝利となる勝田は「勝つことができて良かったです。後半の雁峰西(SS11)は渾身の走りができたと思っています。反省は鬼久保が遅いことですね。かなり気合を入れて走っているんですが、タイム差がついてしまっているので、原因を考えて対処していく必要があると思います。ステージによって得意不得意がはっきりとした展開になりましたが、雁峰林道のSSでタイムを出せたことが大きかったです。最後の鬼久保では雪が降りましたが、タイム差が開いていたので、かなり抑えて走りました」と、ラリーを振り返りました。3位に入った新井は、「ターボのトラブルがあったので、この結果は仕方がないですね。今日の昼のサービスで交換してからは、しっかり走ることができました。午後のステージはウェット路面の情報があったのですが、ドライになっていましたね。雨が降ってくれないと、このラリーで勝つのは少し厳しいですね」と、コメントしています。
この日の観戦エリアは、前日と同じくメイン会場の「県営新城総合公園」(SS7/10)、サテライト会場の「鬼久保ふれあい広場」(SS9/12)に設けられ、SUBARU勢の真剣な走りがギャラリーを沸かせました。また、ラリー終了後には県営新城総合公園のSUBARUブースにて優勝した勝田と3位に入った新井のトークショーを開催しました。当日の勝負のポイントなど、ここでしか聞くことのできない話に花が咲き、多くのお客様にご来場いただきました。
■ディーラーメカニックコメント「普段の仕事に取り組む姿勢を見直すいい機会になると感じました」

担当車両:富士スバルAMS WRX STI
佐田 樹紘 31歳
大阪スバル株式会社 東大阪店 メカニック
メカニック歴10年目

もともとバイクに乗るのが好きだったこともあり、整備士の仕事に就いたという佐田。今回のメカニック派遣プロジェクトには、「メカニック歴10年目になり、チーフという立場も視野に入ってきていますので、経験を積むという意味でも応募しました」とのこと。

ラリーカーや整備作業についての印象については、「WRX STIは普段の職場で見慣れているクルマですが、独特の緊張感がありますね。自分の締めたボルトひとつでも何かあれば……と、最初はトルクチェックだけでも緊張しました。ラリーの最後、急に雨が降ったりしましたが、これもラリーの醍醐味かなと。プロのラリーメカニックの仕事を間近で見て、そのすごさを感じました」と振り返りました。

「通常の業務でも緊張感をもって取り組んではいますが、モータースポーツの最前線を体験してみると、普段の仕事に取り組む姿勢を見直すいい機会になると感じました。現場の緊張感について、イメージはしていましたが、トップクラスで戦うチームということもあり、想像以上のものがありましたね。最初はギャラリーの皆さんが見る中での作業に緊張することもありましたが、最終日はそれも気にならないくらい、作業に集中できたと思います。会社に戻ったら後輩たちにも勧めたいとは思いますが、生半可な気持ちでは務まらないという現場だと感じました」
次戦は4月12日(金)~14日(日)、佐賀県唐津市を中心に開催される第3戦 ツール・ド・九州2019 in 唐津に出場予定です。再びターマックラリーでの戦いとなりますが、戦線には再び鎌田卓麻が加わる予定となっています。SUBARU勢のさらなる活躍にご期待ください。
2019.03.16 - 全日本ラリー選手権第2戦 新城ラリー2019 レグ1
SUBARU WRX STIの勝田範彦がラリーをリード、3番手に新井敏弘
3月16日(土)、全日本ラリー選手権第2戦新城ラリー2019は、競技初日のSS6までを終了し、SUBARU WRX STIの勝田範彦/石田裕一がラリーをリードしています。5.5秒差の3番手には新井敏弘/田中直哉、20.6秒差の4番手には柳澤宏至/保井隆宏がつけており、最終日の上位進出を狙います。
■午後のSSで好走を見せた勝田が総合首位に

ラリーは15日(金)の夕方、新城市文化会館のはなのき広場でセレモニアルスタートを実施。この日はセレモニーのみで、翌16日(土)から競技がスタートします。選手たちは16日の朝、県営新城総合公園のサービスパークから出発。SUBARU勢を筆頭とする選手たちは大勢のギャラリーの応援を受けてSSへと向かいました。

この日行われるのは、3つのSSを2度走行する計6SSです。最初のSS1は、公園内に設けられた特設ステージを走行する「県営新城総合公園」。0.58kmと短いSSのためタイム差がつきづらく、新井と勝田は同タイムとなるSS2番手タイムをマークしました。続いてはこの日の最長SSとなる「雁峰北(12.64km)」です。道幅が狭くテクニカルなコースとして知られるこのSSで、新井は渾身のベストタイムを刻み、総合首位にポジションアップ。勝田も負けじと踏ん張り、新井に0.5秒差のSS2番手タイムで続きます。ところがSS3、SS4で三菱ランサーエボリューションⅩの奴田原文雄/佐藤忠宜が連続ベストタイムを獲り、首位を奪われてしまいます。

僅差ながらライバルにリードを許してしまったSUBARU勢ですが、SS2の再走となるSS5「雁峰北」では勝田が奴田原を8.6秒引き離すベストタイムをマークし、一気に総合3番手から総合首位に躍り出ます。一方、総合2番手につける新井は、このSSではスローパンクチャーを喫しており思うようなタイムを出すことができないながらも、奴田原に3.2秒差をつけるSS2番手タイムをマークし、総合2番手の座を死守します。勝田はSS3の再走となるSS6「鬼久保」でもリードを守り、総合首位で競技初日を終えています。

■勝田「かろうじてトップですが、まだ半分終わっただけです」

首位の勝田は「かろうじてトップですが、まだ半分終わっただけです。明日も長いですし、新城総合公園と鬼久保で負けないようにして、雁峰林道ではもっと頑張らないと」と、明日の戦いに向けて気を引き締めます。3番手につけた新井は「路面のコンディションは雨も残っていなかったし、悪くありません。SS5では右前輪をスローパンクチャーさせてしまいましたが、まだ大きな差はついていないので、明日も頑張ります」と、この日を振り返りました。
■2カ所の観戦エリアで迫力の走りを楽しめる

ラリーは、メイン会場である「県営新城総合公園」と、サテライト会場である「鬼久保ふれあい広場」の両方に観戦エリアが設けられています。両会場とも朝からファンが詰めかけ、スペシャルステージの走りやデモンストレーションランを楽しみました。SUBARUは「県営新城総合公園」でブースを展開中。1998年のWRCに参戦したインプレッサWRC98や、2019年の東京オートサロンに出展されたWRX STI Rally CONCEPTを展示しています。さらに北入口駐車場では『アイサイト』の衝突被害軽減ブレーキを体感できるSUBARU体感試乗会を実施。多くのお客様にご来場いただきました。なお、17日(日)にはSUBARU開発者トークショー、新井および勝田によるドライバートークショーも予定していますので、ぜひご来場ください。
ラリー最終日となる17日(日)はSS7〜SS12の計6SS、SS距離43.68kmが舞台となります。10kmを超えるSSもあり、勝敗を決する山場となりそうです。14時頃からは県営新城総合公園にて、フィニッシュセレモニーが行われる予定となっています。勝田が逃げ切るのか、新井が逆転を果たすのか、引き続きSUBARU勢へのご声援をよろしくお願いします。
2019.03.12 - 全日本ラリー選手権第2戦 新城ラリー2019 プレビュー
2019年最初の舗装路ラリーに挑むSUBARU勢
2019年第2戦、新城ラリー2019が3月16日(土)〜17日(日)に愛知県新城市を拠点として開催されます。開催エリアは前年と同様、新城市北部に広がる山岳地帯の林道が主となります。
これまで最終戦としての開催が多かった同ラリーですが、今年は春先の開催。春の訪れを予感させるさわやかな気候のもと、今シーズン初のターマック(舗装路)ラリーは序盤の主導権を巡っての熱い戦いとなることでしょう。

ラリーは2日間で総走行距離299.21kmを走り、そのうちスペシャルステージ区間の距離は合計82.96kmとなっています。全部で12SSが設定され、ラリーのメイン会場となる公園内の特設SS「県営新城公園」(SS1/4/7/10)のほか、2車線のハイスピードな「鬼久保」(SS3/6/9/12)、森の中の狭いテクニカルコース“雁峰林道”を舞台とした「雁峰北」(SS2/5)、「雁峰西」(SS8/11)といったコースが選手たちを待ち受けます。なかでも雁峰林道のふたつはいずれも10km以上の距離をもち、勝負どころと言えるでしょう。

SUBARU勢では、前戦Rally of Tsumagoiで勝利を挙げた新井敏弘/田中直哉、新城を得意とする勝田範彦/石田裕一ら、計4台のWRX STIが参戦、またJN3クラスには1台のBRZがエントリーしています。シーズン序盤の波を捕まえるのはいったい誰か、SUBARU勢の力走にご注目ください。
■SUBARUは県営新城総合公園にブースを出展

観戦用ギャラリーエリアは両日とも、県営新城総合公園と鬼久保ふれあい広場の2カ所に設けられます。いずれも間近で迫力あるラリーカーの走行を楽しむことができ、合間の時間には様々な車両によるデモンストレーションランが実施される予定です。

また、メイン会場となる県営新城総合公園にはSUBARUもブースを出展。1998年の世界ラリー選手権に出場したインプレッサWRC98や、2019年の東京オートサロンに出展されたWRX STI Rally CONCEPTを展示するほか、応援フラッグの配布(※数に限りがあります)、さらに北入口駐車場では『アイサイト』の衝突被害軽減ブレーキを体感できるSUBARU体感試乗会を行います。また、SUBARU開発者トークショー、新井および勝田によるドライバートークショーも17日(日)に予定していますので、ぜひご来場ください。

セレモニアルスタートは15日(金)の16時から新城文化会館にて実施予定。スタートゲートをくぐるラリーカーを間近で応援することができます。この時のスタート順はリバースオーダー(逆順)となるため、新井、勝田は最後に満を持しての登場となります。また、17日(日)の14時頃からは県営新城総合公園にて、フィニッシュセレモニーが行われる予定となっています。
■観戦エリア
3月16日(土)
県営新城公園

SS1 県営新城公園 1(0.58km) 9時08分スタート予定
SS4 県営新城公園 2(0.58km) 12時55分スタート予定
鬼久保
SS3 鬼久保 1(6.42km) 10時54分スタート予定
SS6 鬼久保 2(6.42km) 14時39分スタート予定

3月17日(日)
県営新城公園

SS7 県営新城公園 3(0.58km) 8時08分スタート予定
SS10 県営新城公園 4(0.58km) 11時30分スタート予定
鬼久保
SS9 鬼久保 3(6.42km) 9時29分スタート予定
SS12 鬼久保 4(6.42km) 12時51分スタート予定

■SUBARUトークショー
SUBARU開発者トークショー(商品企画本部 嶋村誠)

3月17日(日) 11時〜/13時〜
新井敏弘・勝田範彦トークショー
3月17日(日) 17時〜(セレモニアルフィニッシュ終了後)

■SUBARU体感試乗会
3月16日(土) 8時〜16時(受付終了15時30分)
3月17日(日) 8時〜16時(受付終了15時30分)


※それぞれの観戦エリアやスケジュールは変更になる可能性があります。
また、鬼久保ふれあい広場は前売りの駐車券を購入する必要があるのでご注意ください。
詳しいイベント内容、観戦方法や料金など最新情報は主催者の公式ウェブサイトでご確認ください。特にSS観戦では天候の急変に備えて雨具なども持参するとよいでしょう。

●新城ラリー2019
http://www.shinshiro-rally.jp/

RACE RESULT

2019.03.17 -
2019年全日本ラリー選手権第2戦 新城ラリー2019
総合順位 クラス順位 No. ドライバー コ・ドライバー 車両名 クラス DAY1 DAY2 総合
1 1 2 勝田 範彦 石田 裕一 ラック STI 名古屋スバル DL WRX JN1 29:16.2 34:30.7 1:03:46.9
2 2 3 奴田原文雄 佐藤 忠宜 ADVAN-PIAAランサー JN1 29:18.0 34:34.6 1:03:52.6
3 3 1 新井 敏弘 田中 直哉 富士スバル AMS WRX STI JN1 29:21.7 34:56.7 1:04:18.4
4 4 5 福永 修 齊田美早子 555☆OSAMU・F☆DLランサー JN1 29:36.9 35:41.2 1:05:18.1
5 1 16 山本 悠太 山本 磨美 Sammy☆K-one☆ルブロスYH86 JN3 30:45.8 36:24.6 1:07:10.4
6 2 17 山口 清司 竹原 静香 jmsエナペタルADVAN久與86 JN3 30:46.7 36:58.4 1:07:45.1
7 1 23 高橋 悟志 美野 友紀 ミツバitzzDLマジカル冷機スイフト JN4 31:02.2 37:10.6 1:08:12.8
8 1 9 眞貝 知志 安藤 裕一 TGR Vitz GRMN Rally JN2 31:11.0 37:10.0 1:08:21.0
9 1 27 天野 智之 井上裕紀子 豊田自動織機・DL・ヴィッツ JN5 31:30.1 37:19.2 1:08:49.3
10 3 15 長﨑 雅志 秋田 典昭 名古屋トヨペット NAVUL 86 JN3 31:16.4 37:38.5 1:08:54.9
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