SUPER GT

REPORT

  • TEST
  • Rd1
  • Rd2
  • Rd3
  • Rd4
  • Rd5
  • Rd6
  • Rd7
  • Rd8
第5戦 富士スピードウェイ
  • 予選順位
    位
  • 決勝順位
    位
  • Team Ranking
    位
  • Driver Ranking
    位

RACE REPORT

2019.08.05 - SUPER GT第5戦 富士スピードウェイ・決勝
SUBARU BRZ GT300は10位で完走
8月5日(日)にSUPER GTシリーズ第5戦、「Fuji GT 500 mile Race」の決勝レースが行なわれました。真夏の強い日差しの中、述べ6万人を超える観客を集め熱い戦いが繰り広げられました。
予選4 位の好位置からスタートするSUBARU BRZ GT300は、スタートドライバーを山内英輝が務めます。午後1時40分にスタートが切られ177周で争われたレースは、序盤4位のポジションをキープします。山内は第1スティントを31周走りピットイン。井口卓人にドライバー交代します。タイヤは4本を交換しピットアウトしますが、給油時間がかかることもあり、大きく順位を落としてしまいます。
それでも井口は果敢な走りを見せ、徐々に順位を挽回していきます。また、猛暑の影響なのか、タイヤやマシンにトラブルを出すチームもあり、落とした順位は上がっていきます。58周目からの3ラップは、360号車GT-R、65号車メルセデスAMG GT3と3台で激しく3位を争い、手に汗を握ります。BRZ GT300は3位に順位を上げ、そして64周目にピットインします。
再び山内がドライブしますが、この時はリヤタイヤ2本交換でピットアウトします。今回のレースでチームはタイヤ交換の本数を減らすことでピットストップの時間を短くすることに挑戦しています。そのため、2本交換、4本交換、そして最後のスティントの山内の時にはタイヤ無交換作戦に挑戦しました。

それでもピットインでは順位を下げ、コース上で順位を挽回するという展開を余儀なくされます。また山内のラストスティントではタイヤの摩耗が激しくラップタイムをあげることができず、徐々に順位を下げてしまいました。
一方トップ争いをするチームの中には、ピットインで給油時間の短いチームがあり、SUBARU BRZ GT300には厳しい展開となりました。

井口卓人
「マシンの信頼性も上がって良くなっていたのですが、今、できることはベストを出せたと思います。どうしても給油時間がかかり、それを取り戻す展開なので、厳しいレースになってしまいました。しかし、BRZ GT300にとっていつも厳しい富士のレースなので、しっかり完走できポイントも取れたので、そこはよかったです」
渋谷真総監督
「ピット作業もタイヤ交換の本数を減らすチャレンジも全てミスなくレースできたのですが、給油時間でロスする時間の短縮ができず、コース上で取り戻すことになってしまいます。ですので、今の状況ですと、この長距離走行は難しい展開になってしまいました」

次戦のSUPER GT 第6戦は9月7日(土)、8日(日)に大分県日田市のオートポリスで300kmレースが開催されます。雪辱を晴らすレースに期待しましょう。
2019.08.03 - SUPER GT第5戦 富士スピードウェイ・予選
SUBARU BRZ GT300はセカンド・ローの予選4番手を獲得
2019年SUPER GT シリーズ第5戦「Fuji GT 500mile Race」が8月4日(土)公式練習と予選が行なわれました。
午前中に行なわれた公式練習では、タイヤ選びを兼ねてマシンのセットアップが進みます。本命はハードタイプのタイヤで、シーズン通してもっとも路面温度の高い季節のレースとなります。一方で、タイムの出せるソフトタイプも用意し、公式練習に臨みます。

山内英輝が最初に乗り、ハードタイプ、ソフトタイプと交換しながらマッチングをみます。序盤はハードタイプで走行します。徐々にタイムをあげていきますがトップからは0.8秒ほど遅く、順位は13位前後に留まります。
各チームともさまざまなタイヤをトライしているため、順位、タイムともにめまぐるしく変動しますが、50分を経過した時点でもSUBARU BRZ GT300は19位前後に低迷します。54分経過過ぎに一時赤旗中断があり、公式練習再開後は、ソフトタイプに交換して残り時間を走行します。

すると、全体6位にまで浮上し上位6台が1分38秒台の中にいる展開となります。残り30分を切ったあたりで井口卓人と交代し、井口もセットアップを確認します。しかし、公式練習終了間際に下位にいた2台のマシンがタイムを上げ、BRZ GT300は8番手のポジションで公式練習を終えました。その結果、ソフトタイプの相性がいいことがわかりました。
ノックアウト方式のQ1は井口卓人が担当します。井口は早々に1分38秒194というタイムを計測し、その時点で4位。Q1通過は上位16台までなので、渋谷総監督はタイヤの温存もあり、予選時間を4分弱残してピットインさせます。その後数台がタイムを伸ばしたので、Q1は7位通過となりました。

続くQ2予選は山内英輝がアタックします。山内は午前のタイムを大きく上回る1分37秒652を叩き出し、予選4位を獲得しました。
井口卓人
「ここまで順調にきていますね。予選4位はいいポジションだと思います。決勝では、一台でも多く抜いて上位を狙っていきます。マシンの調子もいいので思いっきり攻めますので、応援よろしくお願いします」

山内英輝
「いい結果だと思いますが、もう少し前に行きたかったですね。リヤとフロントのタイヤが少し違う印象なので、そこが揃えばもう少し縮められると思うので、明日は、そのあたりのセットアップも見直して上位を目指します。このレースは後半戦に向けての大事な一戦なので、ビッグポイントを取りに行きます」
渋谷真総監督
「ソフトタイプのタイヤの相性がいいようで、いい結果になりました。タイヤの摩耗具合も想定より穏やかですから、決勝では交換本数を抑えられそうです。富士には長い直線がありストレートスピードで苦しいですが、今日の結果を見れば、ライバルに並ばれるかもしれませんが抜かれることはないので、前を見てのレースになると思います」

明日の決勝は、午後1時30分にスタートします。SUBARU BRZ GT300は4位のポジションから500mile、177周でレースを戦います。シーズン最長レースでの奮闘にご期待ください。
2019.08.02 - SUPER GT 第5戦 富士スピードウェイ・直前情報
真夏の長距離耐久レースに万全の体制で挑む
2019年SUPER GT シリーズ第5戦「FUJI GT 500mile Race」が8月3日(土)、8月4日(日)静岡県小山町の富士スピードウェイで行なわれます。
5月には同じく富士スピードウェイで第2戦が開催されましたが、その時のSUBARU BRZ GT300は28位で、終盤マシントラブルがありました。国内最長のストレートをを持つ富士ではトップスピードも速く、排気量の小さいBRZ GT300には厳しい戦いが強いられる展開が続いています。

山内英輝
「以前よりはマシンへの信頼性が上がってきていて、この前のタイでも完走できましたし、シーズン後半戦初戦の大事な1戦ですから、ここは何が何でも大きなポイントを狙っていきます。シーズン最後までチャンピオン争いをしたいので、いい波にのって上位展開できるように頑張ります」
井口卓人
「SUGOやオートポリスは相性がいいので、普通にやればトップ争いができる実績があるので、後半はチャンスがあると思います。でも、この富士は普通にやったら上位にいけないので、いつも以上にアタックしないと厳しいと思ってます。シーズン最後までチャンピオン争いはしたいですから、ビックポイントを取りにいきます」
一方で、SUBARU BRZ GT300は燃費が厳しく、ピットストップが長くなる傾向があります。それは燃料リストリクターが装着されているためで、給油時のガソリン吐出量が制限されています。ですから、できるだけタイヤ交換の本数を減らし、少しでもピット時間を短くしなければなりません。そうした要素と、予選での順位、決勝でのポジション争いといった要素からも、タイヤが重要なポイントになります。

この富士500mile Raceでは各チームに4回のピットインが義務付けられています。真夏のレースでタイヤをどこまで使い込むか、各チームの戦略がぶつかり合う場面でもあります。
渋谷真総監督
「タイヤの消耗具合にもよるのですが、ロングランが得意のタイヤとタイムが稼げるタイヤという、性格の違うタイヤをうまく使っていければ上位でレースが展開できると思います。マシンはタイで走った状態からは大きな変更はなく、空力やサスペンションも富士用にアジャストするレベルの変更ですので、コンディションは安定していると思います。あとは土曜日の朝の公式練習で、路面温度やタイヤの摩耗具合、発熱具合などを精査して決勝に臨みたいと思います」
FUJI GT 500mile Raceは8月4日(土)の午前8時50分から10時35分までGT500 とGT300 の合同公式練習が始まります。また、ノックアウト方式の予選Q1は午後2時50分から、Q2予選は午後3時35分から始まります。SUBARU BRZ GT300への応援をよろしくお願いします。
2019.08.01 - SUPER GT 第5戦 富士スピードウェイ・プレビュー
ピットストップの時間短縮が勝敗のカギとなる
SUPER GT 第5戦の「FUJI GT 500mile Race」が8月3日(土)、4日(日)に富士スピードウェイで開催されます。昨年に引き続き2回目となる500mile、約800kmのレース距離で行なわれます。この「FUJI GT 500mile Race」はシリーズ最長のレース距離となりますが、SUBARU BRZ GT300はいつもどおり井口卓人/山内英輝組で全スティントを戦います。
この500mileレースでは4回のピットインが義務付けられ、タイヤ交換と給油をどれだけ速くできるかというのがポイントになります。そして連日続く猛暑との戦いもあります。ドライバーの体力消耗も激しく負担の大きいレースとなります。

昨年の富士500mileレースは予選6位を獲得するも決勝はリタイヤしています。また、今年の5月に行なわれた富士の第2戦では予選11位、決勝28位という結果でした。この時はタイヤと路面温度とのマッチングに苦労したということでした。そして前戦の第4戦タイでもタイヤのマッチングに苦戦しました。タイヤ無交換に初めて挑戦できたものの、11位でゴールといういまひとつ波に乗れないレースとなってしまいました。
渋谷総監督
「今回のレースはまず、タイの時よりも気温、路面温度とも下がると予想してタイヤ選択をしています。作戦ではタイヤの摩耗状況次第ですが、2本交換と4本交換を交互にできれば上位で戦えると考えています。さらに無交換のスティントができればさらにいいですけど、4本交換が毎回必要な状況になると展開は苦しくなります」
2本交換を行なう場合、SUBARU BRZ GT300はリヤタイヤ2本を交換します。マシンは燃費が厳しく、さらにピット側の燃料タンクにリストリクターが取り付けられているため、給油速度も遅くなっています。そのため給油量が多いのに、燃料の吐出量も遅いという作業を強いられるため、どうしてもピットストップが長くなってしまいます。このあたりがポイントになりそうです。
渋谷総監督
「冷却の点ではタイでギリギリな感じでしたけど、それよりは気温も下がると予測しているので、特に対策はしていませんが、土曜日の走行状況によっては、さらなる冷却効果を上げる対策の準備はしています。また、エンジンに水を吹いているのですが、その水の吸い上げがあまり良くなく、ウォータータンク内のセパレーターなどを効率化して、水の給水量も少なくできるように修正しました」

SUBARU BRZ GT300はレギュレーションで正式に認められるエンジンへの水噴射を行なっていますが、300kmレースで無給水となるように計算し30Lの水タンクを搭載しています。今回はレース距離が長いため、水の給水も必要となるため、こうしたポイントでも時短となる修正が行なわれているようです。
3日(土)は8時50分から10時35分までSUPER GTの公式練習が行なわれます。そして午後2時50分からノックアウト予選Q1が始まります。決勝レースは5日(日)午後1時30分スタートで177周で争われます。猛暑の中でのレースとなりますが、熱中症には十分気をつけてSUBARU BRZ GT300の応援をよろしくお願いします。

RACE RESULT

2019.08.03 - 予選
第5戦 富士スピードウェイ
Pos. No. Machine Driver Q1 Q2 Diff Tire
1 52 埼玉トヨペットGB マークX MC 脇阪 薫一 吉田 広樹 1'38.569 1'37.316 BS
2 25 HOPPY 86 MC 松井 孝允 佐藤 公哉 土屋 武士 1'37.912 1'37.394 YH
3 360 RUNUP RIVAUX GT-R 青木 孝行 田中 篤 柴田 優作 1'37.534 1'37.454 YH
4 61 SUBARU BRZ R&D SPORT 井口 卓人 山内 英輝 1'38.194 1'37.652 DL
5 10 GAINER TANAX triple a GT-R 星野 一樹 石川 京侍 1'38.134 1'37.724 YH
6 56 リアライズ 日産自動車大学校 GT-R 平峰 一貴 サッシャ・フェネストラズ 1'37.521 1'37.735 YH
7 33 エヴァRT初号機 X Works GT-R ショウン・トン マーチー・リー 道見 真也 1'38.325 1'37.784 YH
8 34 Modulo KENWOOD NSX GT3 道上 龍 大津 弘樹 1'38.326 1'37.817 YH
9 4 グッドスマイル 初音ミク AMG 谷口 信輝 片岡 龍也 1'37.636 1'37.848 YH
10 7 D'station Vantage GT3 藤井 誠暢 ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ ダレン・ターナー 1'38.534 1'37.885 YH
・タイヤ=BS:ブリヂストン/DL:ダンロップ/YH:ヨコハマ
・WH=ウェイトハンディキャップ(kg)

 

Q1  開始 : 15:10'00    終了 : 15:25'00

Q2  開始 : 15:35'00    終了 : 15:45'00

2019.08.04 - 決勝
第5戦 富士スピードウェイ
Pos. No. Machine Driver Time / Diff Laps Best Lap Tire
1 87 T-DASH ランボルギーニ GT3 高橋 翼 アンドレ・クート 藤波 清斗 4:54'37.976 163 1'40.288 YH
2 52 埼玉トヨペットGB マークX MC 脇阪 薫一 吉田 広樹 1 Lap 162 1'39.773 BS
3 34 Modulo KENWOOD NSX GT3 道上 龍 大津 弘樹 1 Lap 162 1'39.668 YH
4 18 UPGARAGE NSX GT3 小林 崇志 松浦 孝亮 山田 真之亮 1 Lap 162 1'39.668 YH
5 88 マネパ ランボルギーニ GT3 小暮 卓史 元嶋 佑弥 1 Lap 162 1'40.107 YH
6 55 ARTA NSX GT3 高木 真一 福住 仁嶺 1 Lap 162 1'39.880 BS
7 56 リアライズ 日産自動車大学校 GT-R 平峰 一貴 サッシャ・フェネストラズ 1 Lap 162 1'40.025 YH
8 4 グッドスマイル 初音ミク AMG 谷口 信輝 片岡 龍也 1 Lap 162 1'39.888 YH
9 11 GAINER TANAX GT-R 平中 克幸 安田 裕信 1 Lap 162 1'39.967 DL
10 61 SUBARU BRZ R&D SPORT 井口 卓人 山内 英輝 1 Lap 162 1'40.137 DL
・タイヤ=BS:ブリヂストン/DL:ダンロップ/YH:ヨコハマ
・WH=ウェイトハンディキャップ(kg)

 

開始 : 13:47'06    終了 : 18:40'01

セーフティカー : 1)15:43(73laps) - 16:01(79Laps)   2)16:42(106Laps) - 17:00(112Laps)

 

ファステストラップ : 1'39.087 No.25 HOPPY 86 MC/松井 孝允

 

黒白旗提示 No.2 加藤寛規 No.360 柴田優作 No.22 B.ビルドハイム
No.35 罰金100,000円(SpR.25-6.「ウォームアップ中のホイールの脱落」)
No.9 ドライブスルー(SpR.27-1.2「ピット作業違反」)
No.11 罰金50,000円(SpR.27-4.「ピット作業違反」)
No.55 ドライブスルー(SpR.27-1.3「ピット作業違反」)
No.33 M.リー ペナルティストップ10秒(H項違反「黄旗2本振動中の追い越し」)
No.360 ドライブスルー(SpR.27-4.「ピット作業違反」)
No.21 ドライブスルー(SpR.27-1.2「ピット作業違反」)
No.360 40秒加算(SpR.28-9.「ピット作業違反」)

> SUPER GTトップ > GALLERY
Scroll to top