SUPER GT

REPORT

  • TEST
  • Rd1
  • Rd2
  • Rd3
  • Rd4
  • Rd5
  • Rd6
  • Rd7
  • Rd8
第8戦 富士スピードウェイ
  • 予選順位
    位
  • 決勝順位
    位
  • Team Ranking
    位
  • Driver Ranking
    位

RACE REPORT

2020.11.29 - SUPER GT 第8戦 富士スピードウェイ・決勝
SUBARU BRZ GT300、最終戦は8位フィニッシュ
11月29日(日)SUPER GTシリーズの今季最終戦となる「第8戦たかのこのホテルFUJI GT300kmレース」は、静岡県小山町の富士スピードウェイで行なわれ、SUBARU BRZ GT300は予選2位からスタート、決勝8位でフィニッシュしました。
気温8度、路面温度13度という低い気温の中で始まり、タイヤマネージメントが難しい状況でのレースとなりました。前日までの公式練習、予選では、BRZ GT300の調子は良く、低温でもタイムが出ていました。そのため、決勝レースでは、タイヤ無交換作戦に今季初挑戦してみるというアイディアまで出て、ピットではそのための準備を行なっています。スタートは山内英輝が予選2位から飛び出し、オープニングラップでポールポジションの52号車を捉え、トップに立ちます。ところが、9周目に52号車に抜き返されると、ギャップは広がる一方になってしまいます。
山内英輝
「うまい具合にポジションを奪えたのですが、途中からアブレーションが出てタイヤがグリップしなくなりました。状況は厳しかったのですが、必死にドライバー交代まではひっぱりました」

アブレーションはタイヤの表面が削れてしまう現象で、一旦症状が出るとグリップは回復しないトラブルといいます。それでも山内は2位のポジションのまま、井口卓人にドライバー交代します。タイヤは4本交換を選択し、コースへ復帰します。井口は12位付近でコースに復帰しますが、上位にはまだピットインしていないマシンも混在したため、すぐに6位までポジションを回復します。残り13周になると井口にも同様に、アブレーションの症状が出始めます。タイムアップを狙うことから後続に抜かれないレースへのシフトが余儀なくされました。レースは8位で終えることになり、好位置からの逆転優勝を狙っていただけに悔しいレースとなりました。
渋谷真総監督
「チームはミスなく、できることはやりきりましたが、結果に繋がりませんでした。応援していただいたファンの皆様には申し訳なく、悔しい思いがあります。今季はもう少しシリーズチャンピオンを争える位置でレースをしたかったのですが、力及ばずでした。来季に向けては強いBRZを目指したいと考えていますので、これまで同様、応援をしていただきたいと思います」
井口卓人
「正直なところ、いつスピンしてもおかしくないほどズルズルだったんですけど、よく耐えたなって思うのと、山内選手が作ってくれたギャップがあったから、この位置でゴールでき、それはよかったです。アブレーションが出るまではいい調子で走れてたので、そこは、次に向けて新しい課題ができたということだと思います。優勝を狙っていたけど勝てずに申し訳ありません。これに懲りずに応援してもらえると嬉しいです。これまでの応援ありがとうございました」
山内英輝
「最後の最後までチャンピオンシップを争えたのはチームのみんなが、そしてダンロップさんが頑張ってくれたからこそです。最終戦がこういう結果になったのは、申し訳ない気持ちが強いです。僕たちが想像していた以上に摩耗が激しく、またレースでしか出ない症状でした。こうした経験も次につながる経験になると思うので、懲りずに応援していただけると嬉しいです。今年1年、応援ありがとうございました」

SUBARU BRZ GT300はドライバーランキング5位、チームランキング6位で2020年シーズンを終えました。コロナ禍でのシーズンとなりましたが、一年間の応援、誠にありがとうございました。
2020.11.28 - SUPER GT 第8戦 富士スピードウェイ・予選
SUBARU BRZ GT300、フロントロウから逆転優勝を狙う
2020年SUPER GT シリーズ最終戦 第8戦「たかのこのホテル FUJI GT300km RACE」の予選が終了しました。
朝の公式練習からBRZ GT300は調子が良く、全体トップタイムをマークしています。心配された路面温度の低さですが、20度前後の温度でチームにっとては想定内の温度ということでした。午前中の公式練習ではソフトタイプ、ミディアムタイプのタイヤ選択が進められ、それに合わせてマシンのセットアップも変更するといった作業が行なわれていました。そうした予選、決勝を見据えての練習走行の中で、ソフトタイプのタイヤを履く山内英輝が1分35秒417を出し、トップに立ちます。午後の予選でも気温、路面温度に大きな変化がなく、チームはタイヤの摩耗などの性能を鑑みてミディアムタイヤで予選を走ることをチョイスしています。
GT300のエントリーは今回も30台で、A組、B組に別れそれぞれ上位8位までがQ2予選に進出します。SUBARU BRZ GT300はB組で、井口卓人がQ1を走ります。気温、路面温度の低さもあり、タイムアタックするには3ラップほど必要で、そこから3周計測を目指します。井口は計測開始と同時にトップタイムを出します。そこから更にタイムを伸ばし、計測3周目ではセクター1、2で自己ベストを出しています。ところが、セクター3で遅いマシンに絡みタイムロス。その結果予選B組3位のポジションでQ2へと進出しました。
続くQ2を走る山内英輝は、もちろんポールポジションを狙います。同様にウオームアップに時間を掛け、そして3周計測に臨みました。期待通りに山内は全体トップのタイムを刻みますが、最終ラップにかわされ予選2位となりました。

山内英輝
「悔しい予選でした。まだまだマシンも改善する点があり、全力を出し切るまでにはなっていません。ですが今年のマシンは速さの手応えもあり、その分要求値も高くなっているのだと思います。予選2位は良いポジションだと思います。最終戦は全力を出し切るように走って、その結果優勝だったり、シリーズをいいポジションを獲得して、全員笑って終われるように頑張りたいと思います」
井口卓人
「まだまだタイムが出せる手応えがあったので、いい感じの予選でした。でもまだアンダーステアが強い部分も残っていて、改善の余地はありそうでした。それと、今回はアタックのタイミングがあまり上手くいかなかったのは反省です。明日の決勝はいい位置からのスタートなので、ファンの皆さんからも『BRZ GT300は、最後カッコよく決めたね』って言われるレースにしたいと思います」
渋谷真総監督
「フロントロウからスタートできるので、良い結果だと思います。ドライバーにしてみれば、ポールを狙っていただけに、きっと明日は倍返しすると思います。我々は1位を取るしかないので、ピットも含めミスなく勝ちを取りに行くレースをしたいと思います」

SUBARU BRZ GT300がシリーズチャンピオンを取るには、ライバルチームの結果も影響する厳しい状況ですが、全力を出し切り、優勝するレースに期待がかかります。

シーズン最後の決勝は、午後1時00分にスタート。レース距離300km、66周で競われます。全力で戦うSUBARU BRZ GT300への応援をお願いします。
2020.11.27 - SUPER GT 第8戦 富士・予選前情報
SUBARU BRZ GT300、もはや得意コースとなった富士で優勝を
2020年SUPER GT シリーズ最終戦 第8戦「たかのこのホテル FUJI GT300km RACE」が11月28日(土)、11月29日(日)静岡県小山町で行なわれます。金曜の搬入日は外気温10度で、風は冷たくどんよりとした天気です。
寒い中、チームは翌日の予選に向けて着々と準備を進めます。前レースの終盤、後続マシンに追突されガードレールに右リヤをヒットしてしまったBRZ GT300は、大きなダメージもなく、一部修復が必要になったものの、無事整備は完了しています。
明日に控えた予選、そしてシリーズの行方が決まる決勝レースに向けて、ドライバーの二人に話を聞いてみました。
山内英輝
「今、不思議とワクワクしています。この気温は心配な材料ですけど、それはどこのチームも一緒で、僕たちはチームを信じて、タイヤを信じて精一杯走りたいと思います。マシンはハンディウエイトの重量が変わるたびにセットを変えてきましたが、これまで全部正解なので、今回も心配はしていません。BRZ GT300はコース特性に合わせて変更できることが魅力ですし、GT3の大パワーに立ち向かうにはそうした変更をしていかないと勝てません。今年は特にそれが武器に変わったので、この流れを生かしていきたいと思います。マシンの速さはありますから、最後は笑って終われるように頑張りたいと思います。コロナの影響で応援に来れず、画面越しのファンの皆さんも、またサーキットに来られたみなさんも、旗を振って応援してもらえると嬉しいです」
井口卓人
「ここ2戦、悔しいレースをしているので、最終戦は僕たちもチームのみんなも、気持ちよくレースをするだけだと思います。マシンは今年ずっと調子いいので、問題はないと思います。ただ、この気温の低さで富士の経験がないですから、不安といえばそうなりますけど、ライバルも同じですから。あとは予選の速さを、決勝では強さに変えていかなければならないと思います。それには明日の公式練習で、タイヤを含めたコンディションをしっかり見極める必要があります。最終戦までシリーズチャンピオンの可能性があるシーズンも久しぶりで、今年は手応えのあるレースができています。今年のBRZ GT300は、速さがあるのに優勝がありません。だから最終戦はぶっちぎって優勝したいという気持ちが強いです。その結果シリーズランクでどこまで行くかというワクワク感があるので、応援してくれるファンの皆さんと共有したいなと思います」
明日28日(土)は、9時00分から10時345分まで公式練習が行なわれます。そして午後1時15分からノックアウト予選Q1があります。ぜひ、今季最後のレースへ応援よろしくお願いします。
2020.11.25 - 第8戦最終戦 富士スピードウエイ・プレビュー
SUBARU BRZ GT300、三度目の正直。優勝を目指し全力を出し切る
SUPER GT2020の最終戦 第8戦「たかのこのホテル FUJI GT300km RACE」が11月28日(土)、29日(日)に、静岡県小山町の富士スピードウエイで開催されます。
SUBARU BRZ GT300は、今シーズン4回目の富士でのレースに挑みます。現在のシリーズランキングはチームランキングが6位、ドライバーランキングで4位と同点の5位にランクされています。

BRZ GT300はこれまでウエイトハンディの上限までウエイトを搭載しながら、優勝できるレース展開に持ち込んでいました。が、セーフティカーの介入によりリードタイムを失うレースを2戦連続で経験しており、チームには「今度こそ、優勝するぞ」という気合いが溢れています。
最終戦は各チームともノーハンデレースとなるため、これまで搭載していたウエイトを降ろし、開幕戦と同じ状況で戦うことになります。しかし、例年より3週間ほど遅い最終戦となったため、気温、路面温度が低いことが予想され、低温対応のセットアップができるかという課題がでてきます。
レースはこれまでどおり300kmレースですので、チームの作戦はこれまでどおりでタイヤの摩耗状況を踏まえたタイヤ交換という作戦になると想定されます。予選でポールポジションを狙い、決勝ではファーストスティントで可能な限り後続を引き離すという戦略です。
渋谷真総監督
「戦略にバリーエーションが取れないのは寂しい限りですが、我々には優勝しか残されていません。ですから、いかに低温な状況になってもタイヤとマシンのマッチングを作るしかないですし、ドライバーが全力を出し切れるマシンに仕上げることだけですね。レースは最高1位、最低でも1位のつもりで挑みます。チーム全員が全力を出し切った後、その結果としてシリーズランキングがあるので、最後は気持ちよくシーズンを終えることができればと思います」
11月28日(土)は9時00分から10時45分まで公式練習が行なわれます。そして午後1時15分からノックアウト予選Q1が始まり、決勝レースは29日(日)午後1時00分のスタート。66周で争われます。全車ノーハンディウエイトとなりますので、一皮むけた速さを持つBRZ GT300のシーズン最後のレースを応援お願いします。

RACE RESULT

2020.11.28 - 予選
第8戦 富士スピードウェイ
Pos. No. Machine Driver Q1 Q2 Diff Tire
1 52 埼玉トヨペットGB GR Supra GT 吉田 広樹 川合 孝汰 1'36.156 1'34.665 R BS
2 61 SUBARU BRZ R&D SPORT 井口 卓人 山内 英輝 1'36.161 1'35.009 R DL
3 6 ADVICS muta MC86 阪口 良平 小高 一斗 1'35.776 1'35.174 R BS
4 96 K-tunes RC F GT3 新田 守男 阪口 晴南 1'36.244 1'35.342 R DL
5 65 LEON PYRAMID AMG 蒲生 尚弥 菅波 冬悟 1'35.914 1'35.436 R BS
6 11 GAINER TANAX GT-R 平中 克幸 安田 裕信 1'36.131 1'35.527 R DL
7 56 リアライズ 日産自動車大学校 GT-R 藤波 清斗 ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ 1'36.452 1'36.039 YH
8 2 シンティアム・アップル・ロータス 加藤 寛規 柳田 真孝 1'36.307 1'361.74 YH
9 244 たかのこの湯 RC F GT3 三宅 淳詞 堤 優威 1'36.696 1'36.621 YH
10 5 マッハ5G GTNET MC86 マッハ車検 坂口 夏月 平木 湧也 1'36.483 1'36.645 YH
・タイヤ=BS:ブリヂストン/DL:ダンロップ/MI:ミシュラン/YH:ヨコハマ
・WH=ウェイトハンディキャップ(kg)

 

R:コースレコード(従来のレコード 1'35.707)

 

Q1 

A組  開始 : 13:15'00    終了 : 13:25'00

B組  開始 : 13:33'00    終了 : 13:43'00

 

Q2

開始 : 14:08'00    終了 : 14:18'00

2020.11.29 - 決勝
第8戦 富士スピードウェイ
Pos. No. Machine Driver Time / Diff Laps Best Lap Tire
1 52 埼玉トヨペットGB GR Supra GT 吉田 広樹 川合 孝汰 1:42'00.517 61 1'36.563 BS
2 56 リアライズ 日産自動車大学校 GT-R 藤波 清斗 J.P.デ・オリベイラ 1 Lap 60 1'37.447 YH
3 6 ADVICS muta MC86 阪口 良平 小高 一斗 1 Lap 60 1'36.844 BS
4 65 LEON PYRAMID AMG 蒲生 尚弥 菅波 冬悟 1 Lap 60 1'37.713 BS
5 9 PACIFIC NAC D'station Vantage GT3 藤井 誠暢 ケイ・コッツォリーノ 1 Lap 60 1'38.193 MI
6 10 TANAX ITOCHU ENEX with IMPUL GT-R 星野 一樹 石川 京侍 1 Lap 60 1'38.530 YH
7 55 ARTA NSX GT3 大湯 都史樹 松下 信治 1 Lap 60 1'38.422 BS
8 61 SUBARU BRZ R&D SPORT 井口 卓人 山内 英輝 1 Lap 60 1'36.636 DL
9 60 SYNTIUM LMcorsa RC F GT3 吉本 大樹 河野 駿佑 1 Lap 60 1'38.781 MI
10 31 TOYOTA GR SPORT PRIUS PHV apr GT 嵯峨 宏紀 中山 友貴 1 Lap 60 1'38.589 BS
・タイヤ=BS:ブリヂストン/DL:ダンロップ/MI:ミシュラン/YH:ヨコハマ
・WH=ウェイトハンディキャップ(kg)

 

開始 : 13:08'23    終了 : 14:49'01
周回数を1周減算 (SpR.32-17)

 

ファステストラップ : 1'36.563 No.52 埼玉トヨペットGB GR Supra GT/川合孝汰

 

黒白旗提示 No.360 青木孝行

No.35 罰金5万円 (SpR.27-1.2「ウォームアップ中のピット作業違反」)
No.87 高橋翼 ドライブスルー (SpR.13-1.a「危険なドライブ行為」留保)
No.25 佐藤公哉 ドライブスルー (SpR.13-1.a「危険なドライブ行為」)
No.244 ドライブスルー (SpR.27-1.3「ピット作業違反」)
Np.360 ドライブスルー (SpR.27-1.3「ピット作業違反」)
No.11 ドライブスルー (SpR.27-1.2「ピット作業違反」)
No.35 ドライブスルー (SpR.26-11「ピットレーン速度違反」)
No.22 城内政樹 決勝結果に40秒加算 (L項-4.4違反「ホワイトラインカット」)

> SUPER GTトップ > GALLERY
  • TEST
  • Rd1
  • Rd2
  • Rd3
  • Rd4
  • Rd5
  • Rd6
  • Rd7
  • Rd8
Scroll to top