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RACE REPORT

2017.06.22 - GRC 第6戦 カナダ航空宇宙博物館/ロッククリフフライングクラブ
ドラマを乗り越えて決勝まで完走
6月18日(日)に開催されたレッドブルグローバルラリークロス(GRC)の第6戦は前日の第5戦と同様にオタワにあるカナダ航空宇宙博物館/ロッククリフフライングクラブで開催。第5戦とコースレイアウトが変わり、通常のコースとジョーカーラップが入れ替えられ、ジョーカーラップがタイムロスに繋がるコースレイアウトとなりました。

アトキンソンは練習で4位タイムを記録。「クルマのフィーリングは良かったです。4位ですが、昨日優勝した(#00)アーピンとの差は僅かです」と話していました。一方、練習で5位だったサンデルは予選で4位を獲得しました。「3位とは0.03秒ぐらいの僅差です。4位には満足しています」とサンデル。アトキンソンは予選6位でしたが、「セカンドグループで戦うのは悪くありません。いいスタートポジションをとりました」とヒートに向けて前向きにコメントしました。
ヒート1AにアトキンソンはP3からスタート。1周目が終わるところで1台をパスし2位に浮上しました。アトキンソンはポジションを守り、最終ラップにジョーカーを選択して2位のままフィニッシュラインを超えました。アトキンソンは「正直、スタートは良くなかったです。それでも割と楽に2位に浮上することできました。2位のフィニッシュはいいと思います」と語りました。

ヒート1Bにサンデルは5位からいいスタートを切りましたたが、順位を上げることはかないませんでした。サンデルは「いいスタートが切れましたが、2番目のコーナーで#41スコット・スピード(フォルクスワーゲン)にヒットされ芝生に押し出されました。それからポジションを取り戻すには必死に戦わねばならなりませんでした」とレースの展開を振り返りました。
ヒート2AではサンデルはP2からいいスタートを切り、序盤にそのポジションを守り#00アーピンを猛追しました。サンデルは2周目にジョーカーを選択し、ヘアピンで#16エリクソンのチャレンジをはねのけ2位でレースを終えました。しかしヒート後、サンデルはドライビングに対し3秒のペナルティーを受け、チームの訴えにもかかわらず5位という結果になりました。

ヒート2BではアトキンソンはP5からスタート。ジャンプのあとヘアピンカーブで#24ミッチェル・デジョン(ホンダ)を抜き4位に上がり、3周が残っているところでジョーカーを選択しました。最終的にアトキンソンは4位でフィニッシュし、次のヒートに向けていいスタートポジションを手に入れました。アトキンソンは「1位フィニッシュできないなら、次のヒートに向けて4位がいいという考えでレースを行いました」と作戦を説明しました。
ヒート3Aに両方のスバルはクリーンスタートを見せると、サンデルは最終ラップにリードを取り、アトキンソンは2位で続きました。アトキンソンは2周目にジョーカーを選択し、これでいったん4位にポジションを落としましたが、すぐに3位のマシンに接近しました。その間サンデルはトップを守りながら#34タナー・ファウスト(フォルクスワーゲン)とのバトルを展開しました。#34 ファウストは残り2周のところでジョーカーを選択し、サンデルの方はその間にマージンを築きジョーカーを最後のラップまで延ばしました。しかしサンデルがジョーカーを抜けた時、ファウストは逆転でサンデルの前に。0.03秒という僅差でサンデルは2位となりました。アトキンソンは3位でフィニッシュラインを超えました。サンデルは「とてもいいヒートになりました。スタートでは慎重に接触を避けて、イン側のラインを見つけました。タナーとの接近戦は楽しかったです」とコメントしました。
準決勝で2台のスバルは素晴らしいスタートを切ったように見えましたが、フライングと判断されたことで2ジョーカーペナルティーが下されました。アトキンソンはホールショットを獲りましたが、2ジョーカーでアトキンソンが4位、サンデルは5位となりました。

決勝でアトキンソンはいいスタートを切りました。ホンダのマシンとの接触であわやスピンかと思われましたが、体勢を立て直してヒートを続けました。しかし、今度は#00アーピンのプッシュでタイヤバリアにヒット、転倒。幸い、持ち直した後に走り出すことはできましたが、マシンには大きなダメージを負ってしまいました。その後、レースは赤旗中断に。
レースが赤旗中断中、わずか数分ではありましたがチームはアトキンソンのマシンを修復する時間を手に入れました。奇跡的に修復が完了し、レース再スタートに間に合ったアトキンソンは、9位で決勝レースをフィニッシュ。サンデルは7位となりました。

決勝後アトキンソンは「クルマは大きなダメージを負ったが、まだ強く走れました。再スタートでもいいスタートができました。チームとしてはちょっと残念な結果でしたがポイントを取れましたし、自分たちに表彰台まで行けるスピードがあることが分かりました。これからも頑張ります」とコメント。サンデルは「求めていた結果ではありませんが、いいペースで走れたしチームのポテンシャルをはっきり見せることができました」と力強く語りました。 バーモントスポーツカーチーム社長ランス・スミスは「今週末、2台共力強く走りましたが、結果クルマは傷だらけです。次のレースまで2週間しか猶予がありませんから米国に戻り次第、頑張って修理しなければいけません。但しチャンピオンシップリーダーと同等のペースで走れているので、だんだんと進歩している事を実感しています。」と週末を振り返りました。

RACE RESULT

2017.06.18 - OTTAWA, CAN (II) SUPERCARSGRC LITES
GRC 第6戦 カナダ航空宇宙博物館/ロッククリフフライングクラブ
POS No. TEAM DRIVER LAPS DIFF TOTALTIME BEST LAP
1 34 Volkswagen Andretti Rallycross Tanner Foust 10 6:37.877 39.802
2 41 Volkswagen Andretti Rallycross Scott Speed 10 6.739 6:44.616 39.822
3 24 Honda Red Bull OMSE Mitchell deJong 10 6.934 6:44.811 39.756
4 93 Honda Red Bull OMSE Sebastian Eriksson 10 8.871 6:46.748 39.883
5 16 Honda Red Bull OMSE Oliver Eriksson 10 10.788 6:48.665 39.589
6 14 Rahal Letterman Lanigan Racing Austin Dyne 10 11.967 6:49.844 40.088
7 18 Subaru Rally Team USA Patrik Sandell 10 13.33 6:51.207 39.84
8 2 Bryan Herta Rallysport Cabot Bigham 10 21.64 6:59.517 40.39
9 55 Subaru Rally Team USA Chris Atkinson 10 24.469 7:02.346 40.511
10 00 Loenbro Motorsports Steve Arpin 1 9 LAPS DNF 1:00.446
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