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RACE REPORT

2017.04.30 - 2017年全日本ラリー選手権第3戦 久万高原ラリー デイ2
新井敏弘/田中直哉が今シーズン最上位の2位獲得
4月30日(日)、全日本ラリー選手権第3戦「久万高原ラリー Supported by Sammy」はすべての競技を終了し、SUBARU WRX STIの新井敏弘/田中直哉が今シーズン最上位となる2位入賞を果たしました。2日目に再出走を果たした勝田範彦/石田裕一は、デイポイント1点を獲得してラリーを終えました。
この日行われたのは、SS5〜SS8の計4SS、合計距離は49.94kmです。最初のステージは、ラリー最長の23.85kmを誇るSS5『美川』。車両の不具合を修正した新井は快調なペースでベストタイムを奪取、総合2番手を走っていた竹内源樹/加勢直毅がパンクで遅れたこともあり、一気に総合3番手に浮上します。その後も新井は上位タイムを刻み、SS7で総合2番手の徳尾慶太郎/枝光展義をかわして2番手に。最終SSもSS2番手タイムでフィニッシュし、今シーズン初の2位表彰台を獲得しました。再出走の勝田は、ロングステージのSS7でベストタイムをたたき出すなど、初日のトラブルが悔やまれる活躍でデイポイント1点を追加しました。SS5でパンクに見舞われた竹内は順位を落としたものの、5位でフィニッシュしています。

2位に入った新井は、「2位まで上がることができた点は良かったですが、最初からこのペースで走れていれば、いい勝負ができたと思うと残念ですね。ここまで厳しい状況が続いていましたが、今後も挽回できるよう頑張ります」と、久々の上位フィニッシュに笑顔を覗かせました。1点を追加した勝田は、ラリーを振り返って次のようにコメントしています。 「トラブルもありましたが、自分自身も反省点の多いラリーでした。シーズンはまだこれからですから、気持ちを切り替えて頑張ります」

また、今回のラリーにSUBARU BRZで参戦した鈴木尚/島津雅彦は、JN2クラスの2位を獲得しています。
ディーラーメカニックコメント「チームワークの重要性をあらためて感じました」

担当車両:富士スバルアライモータースポーツWRX
三枝 龍弘(みえだ たつひろ)29歳
広島スバル株式会社 東雲店 サービス歴9年

三枝は、入社したきっかけのひとつが、ラリーが好きだったことだと言います。
「私が入社した当時、SUBARUはすでに WRC活動をしていないかったこともあり、私自身も少しラリーから遠ざかっていました。しかし数年前に全日本ラリー選手権において、このような機会があることを知り、ディーラーメカニックに応募しました。今回、派遣メカニックに選ばれて、本当にうれしかったです」

「実際にラリーに参加して、あらためてチームワークの大切さを実感しました。アライ・モータースポーツのメカニックの皆さんは、作業をするうえで呼吸が完璧に合っています。我々ディーラーメカニックもお互いに話し合って、作業に参加しましたが、あらためて声を掛け合うことが重要なのだと理解しました。現在、会社としても『お客様をお待たせしない取り組み』を進めています。段取りをしっかり組み、チームワークを高めるうえで、今回の経験は本当にためになりました。また、チームのメカニックの方が想定外の要求にも、迅速かつ的確に対応していたことが印象に残っています。その場で正確な判断を下すためにも、普段から段取りよく取り組む必要があるんですね」と、今回のラリーに参加して気がついた点を語ってくれました。

「トップドライバーの新井敏弘選手のチームで作業するなど、願っていてもなかなかできないことです。チームのメカニックの皆さんも気さくで、本当に楽しく作業が進められました。正直、ラリーの前日は緊張でなかなか眠れませんでした(笑)。でも、実際に参加してみると、とにかくすべての作業に集中することが精一杯。あまりにも集中していたからでしょうね、夜はぐっすり眠れました。また機会があれば、ぜひ参加したいです」
次戦は5月19日(金)〜21日(日)に開催される第4戦「若狭ラリー2017 Supported by Sammy」(福井県おおい町)です。ラリーの拠点は海岸沿いの複合レジャー施設、うみんぴあ大飯に設けられ、サービスパークのほかセレモニアルスタート/フィニッシュなどのイベントも行われます。SSは町の南部に広がるワインディングロードのほか、総合運動公園プレーパーク大飯に設けられる予定。今後もSUBARU勢の熱い走りにご期待ください。
2017.04.29 - 2017年全日本ラリー選手権第3戦 久万高原ラリー デイ1
勝田、新井ともにマシントラブルで苦戦の初日
2017年全日本ラリー選手権第3戦「久万高原ラリー Supported by Sammy」は、4月29日(土)の競技初日を終了しました。SUBARU WRX STIの竹内源樹/加勢直毅が総合2番手、パンクに見舞われた新井敏弘/田中直哉は総合6番手となっています。また、前戦で優勝した勝田範彦/石田裕一は序盤マシントラブルに見舞われ、デイリタイアを喫することとなりました。
SUBARU勢は最上位の竹内を筆頭に、明日の挽回を目指す

ラリーの舞台となるのは愛媛県久万高原町の山岳路です。競技初日となる29日(土)の朝9時、久万高原町役場で行われたセレモニアルスタートを終えて、選手たちはステージへ。昨年の優勝者でもあり、ターマックを得意とする勝田の活躍に期待がかかりましたが、勝田はSS1でマシントラブルにより戦線離脱を余儀なくされてしまいます。

一方の新井も、SS1の手前でエンジンの不調に見舞われてしまい、思うような走りができず不完全燃焼の1日となってしまいました。それでも2度のSS2番手タイムを刻むなど健闘し、SS3を終えた段階で総合2番手につけていましたが、この日最後のステージとなるSS4で左後輪をパンクしてしまい、大きく順位を落とすことに。代わって竹内が総合2番手でラリー初日を終えています。新井は首位の奴田原文雄/佐藤忠宜(三菱ランサーエボリューションX)と1分57秒4差の総合6番手から、30日(日)のポジションアップを目指します。
新井「最終日はなんとか2番手には上がりたい」

総合6番手の新井は、「SS4ではヘアピンを抜けた道の真ん中に岩があり、避けられずに左リヤタイヤをパンクしてしまいました。このタイムロスで順位を大きく落としてしまったので、明日はなんとか2番手くらいまで挽回できるように頑張りたいと思います」と、コメントに悔しさを滲ませます。

また、残念ながらSS1のフィニッシュ3km手前でマシンを止めることになってしまった勝田は、次のように語っています。 「ターボにトラブルが発生して、マシンを止めることとなってしまいました。マシン自体にはほかに問題はありませんから、明日も走ってデイポイントの獲得につなげたいと思います」

競技最終日となる30日(日)は、SS5〜SS8の計4SS、合計距離は49.94kmです。勝負どころと目されるのは、SS5/7に設定される『美川』。ラリー最長の23.85kmは、ブレーキやタイヤのマネージメントも重要なコースと言えるでしょう。

総合2番手につける竹内、順位の挽回を狙う新井、そして再出走しデイポイント獲得を目標にする勝田、SUBARU勢の戦いぶりにご注目ください。
2017.04.24 - 2017年全日本ラリー選手権第3戦 久万高原ラリー プレビュー
長距離SSが連なる難関ターマックラリー
4月28日(金)〜30日(日)、全日本ラリー選手権第3戦久万高原ラリー Supported by Sammyが、愛媛県久万高原町で行われます。舞台となるのは四国カルスト台地に広がるワインディングロード。そのステージは大半が標高1000mを超える高地での開催となり、エンジンパワーに大きな影響を及ぼすラリーとして知られています。ラリーは美川スポーツランド(旧美川スキー場)に設置されたサービスパークを拠点として、総走行距離154.02km、スペシャルステージ(SS)距離107.70kmで争われます。
SSが設定されるのは、町の南部に位置する3箇所の林道SSと、美川スポーツランドに設けられた特設SS。これらを2回ずつ走行する計8SSが予定されています。尾根に沿って走るSS2/4「大川嶺」(14.40km)はアップダウンもあり、ブレーキに厳しいコース。一方、森林を縫うように設定され、SS後半のルートを共有するSS1/3「西谷」(14.48)とSS5/7「美川」(23.85km)は九十九折りが続き、コースの一部には路肩にコケの生えた滑りやすい路面となっています。SSの数こそ少ないものの、いずれも距離が長く、それぞれ求められるテクニックやセットアップが異なる難しいラリーと言えるでしょう。
JN6クラスには好調の勝田範彦/石田裕一、新井敏弘/田中直哉のほか、竹内源樹/加勢直毅ら計4台のWRX STIがエントリー。特に勝田は昨年の久万高原ラリーでも勝利を飾っており、今大会でも好成績が期待されます。一方、2戦連続でトラブルに見舞われてしまっている新井としても、序盤のうちに浮上の糸口をつかんでおきたいところです。また、JN2クラスには、鈴木尚/島津雅彦がSUBARU BRZでエントリーしています。
29日、30日とも観戦エリアを設置

観戦用ギャラリーエリアは、各日ともに美川スポーツランドから徒歩でアクセスできる場所に設定されます。29日(土)はSS2/4、30日は特設コース(グラベル)のSS6/8「スキー場」(1.12km)となり、両日いずれも7:00から現地で受付が行われます。また、今年は初めての試みとして、29日(土)の9:00より久万高原町役場前でのセレモニアルスタートが行われることとなりました。観戦エリアには地元物産品やブース出展も行われる予定です。

フィニッシュセレモニーは30日(日)の13:40頃から同じく美川スポーツランドで予定されています。詳しいイベント内容、観戦方法や料金など最新情報は主催者の公式ウェブサイトでご確認ください。

久万高原ラリー Supported by Sammy
http://www2.odn.ne.jp/mac/

RACE RESULT

2017.04.30 -
第3戦 久万高原ラリー
総合順位 クラス順位 No. ドライバー コ・ドライバー 車両名 クラス DAY1 DAY2 総合
1 1 2 奴田原文雄 佐藤 忠宜 ADVAN-PIAAランサー JN-6 45:50.3 39:14.1 1:25:04.4
2 2 3 新井 敏弘 田中 直哉 富士スバルアライモータースポーツWRX JN-6 47:47.7 39:17.0 1:27:04.7
3 3 5 徳尾慶太郎 枝光 展義 クスコDLitzzフォルテックランサー JN-6 47:18.4 40:02.0 1:27:20.4
4 4 6 村瀬 太 宮部 弘陽 RSタケダBRIGガルフエナペタルランサ JN-6 47:32.6 40:24.0 1:27:56.6
5 5 7 竹内 源樹 加勢 直毅 ADVAN CUSCO WRX-STI JN-6 46:58.9 41:26.1 1:28:25.0
6 1 9 小濱 勇希 馬場 雄一 KYB DUNLOP DS3R3 MAX JN-5 47:29.2 40:58.3 1:28:27.5
7 1 14 曽根 崇仁 桝谷 知彦 P.MU☆DL☆SPM☆INGING86 JN-4 48:15.8 41:05.9 1:29:21.7
8 1 19 天野 智之 井上裕紀子 豊田自動織機・DL・ヴィッツRS JN-3 49:11.2 41:34.1 1:30:45.3
9 2 15 山口 清司 山本 磨美 jmsエナペタルADVAN久與86 JN-4 49:03.5 41:56.2 1:30:59.7
10 2 10 川名 賢 保井 隆宏 CUSCO ADVAN DS3R3MAX JN-5 49:16.9 42:22.8 1:31:39.7
15 2 26 鈴木 尚 島津 雅彦 スマッシュ DL itzz コマツBRZ JN-2 50:47.1 42:43.9 1:33:31.0
R - 1 勝田 範彦 石田 裕一 ラックSTI 名古屋スバル DL WRX JN-6 - 39:21.5 -
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