RALLY

REPORT

  • Rd1
  • Rd2
  • Rd3
  • Rd4
  • Rd5
  • Rd6
  • Rd7
  • Rd8
  • Rd9

RACE REPORT

2017.05.21 - 2017年全日本ラリー選手権第4戦 若狭ラリー2017 デイ2
勝田範彦/石田裕一が0.4秒差で2位を獲得
5月21日(日)、全日本ラリー選手権第4戦「若狭ラリー Supported by Sammy」はすべての競技を終了し、SUBARU WRX STIの勝田範彦/石田裕一が2位表彰台を獲得しました。ポジションアップを目指した新井敏弘/田中直哉は4位、鎌田卓麻/市野諮はエンジントラブルでリタイアを余儀なくされ、ラリーを終えることとなりました。
競技最終日となる21日(日)に行われたのは、SS9〜SS14の計6SS、合計距離は27.36kmです。勝負どころと目されるのは、SS9/12に設定される『Furusato Reverse』。この日最も長い8.63kmのSSです。このSS9で鎌田はエンジントラブルに見舞われ、リタイアを喫することとなりました。初日をリードし、この日も逃げ切りを図りたい勝田はSS10でベストタイムを獲得しますが、前日2番手につけた福永修/齊田美早子(三菱ランサーエボリューション)の猛烈な追い上げにより、SS12を終えた段階で2番手に後退。勝田は逆転を期してその後もアタックを続けたものの、わずか0.4秒差の2位でラリーを終えることとなりました。初日4番手の新井はこの日も思うような走りができず、ポジションアップを果たすことはできずにフィニッシュを迎えています。
勝田は「ガス欠症状が出たところがあり、そのタイムロスがすこし大きかったですね。次戦のモントレーに向けてリベンジできるよう頑張ります」とコメント。苦しいラリーとなった新井は「思いどおりの走りがなかなかできなかったので、今後に向けてセッティングを見直さないとなりませんね」と、それぞれラリーを振り返りました。

また、今回のラリーにSUBARU BRZで参戦した戸塚和幸/木村悟士がJN2クラスを制し全日本選手権初優勝、鈴木尚/山岸典将はJN2クラスの3位に入賞、加納武彦/横手聡志はJN2クラスの4位で完走しています。
ディーラーメカニックコメント「現場の空気の真剣さに緊張しました」

担当車両:SYMS DL TEIN WRX STI
梅林 直樹(うめばやし なおき)30歳
山陰スバル株式会社 浜田店 メカニック歴6年

ディーラーメカニックに参加するのは初めてだという梅林。そのきっかけについて、次のように語っています。 「募集があった時、絶対行きたいと思いました。普段はあまりモータースポーツを見たりする方ではありませんが、逆にどんな世界なのか、ディーラーメカニックを通じて体験してみたかったことが理由です」

作業の現場での緊張感に驚いたという梅林は、次のようにラリーを振り返っています。

「皆さん、作業のスピードがすごく速いうえに正確で、ネジ1本締めるのにも緊張してしまいました。過酷な環境で使われるラリーカーは、ネジ1本の緩みが重大な結果につながります。もちろんそれは私たちが整備しているお客様のクルマでも一緒ですし、普段の作業でもしっかり管理はしていますが、やはり競技の場の空気がものすごく真剣なので、作業中もずっと緊張していました。最前線の場で作業に携わることができ、ディーラーメカニックに参加して良かったと思います。また機会があればぜひ参加したいですね」
次戦は6月8日(木)〜11日(日)に開催される第6戦「モントレー2017 in 嬬恋」(群馬県嬬恋村)です。ラリーの拠点はリゾート施設のパルコールつま恋に設けられ、サービスパークのほかセレモニアルスタート/フィニッシュなどのイベントも行なわれます。SUBARUの地元群馬県でのWRX STI、そしてBRZ勢の活躍にご注目ください。
2017.05.20 - 2017年全日本ラリー選手権第4戦 若狭ラリー2017 デイ1
初日は勝田がトップ、復帰の鎌田は5番手
2017年全日本ラリー選手権第4戦「若狭ラリー2017 Supported by Sammy」は、5月20日(土)の競技初日を終了しました。SUBARU WRX STIの勝田範彦/石田裕一が総合首位、新井敏弘/田中直哉は総合4番手、これが復帰戦となる鎌田卓麻/市野諮は総合5番手となっています。
SS1から首位を譲らぬ快走

ラリーの舞台となるのは福井県大飯郡おおい町の山間部に広がる林道です。競技は19日(金)のセレモニアルスタートで開幕、20日(土)からスペシャルステージ(SS)での競技が始まりました。SS1では、勝田がベストタイム、鎌田が2番手タイムと好調な出足を見せます。しかし福永修/齊田美早子(三菱ランサーエボリューション)が猛追、SS3のベストタイムで鎌田をかわし、その差を広げていきます。勝田は背後から迫る福永を寄せつけないペースで快走。SS1から一度も首位を譲らず、総合首位で競技初日をまとめました。

一方の新井はタイヤが路面にマッチせずに苦戦。2度のベストタイムをマークしたものの、上位との差を詰めるには至らず、勝田から36.9秒差の4番手でこの日を終えています。序盤好調な走りを見せた鎌田は、いくつかのトラブルに見舞われ、40.9秒差の5番手から21日(日)の浮上を狙います。
勝田「いい感触で走ることができています」

総合首位の勝田は、この日を振り返って次のようにコメントしています。
「前戦で出たトラブルはしっかりと直しています。いい感触で走っていますが、福永選手が速いですね。なんとか逃げ切れるように頑張ります」
勝田は2015年、2016年と同ラリーを制しており、3連覇に向けて大きな期待がかかります。

「ステージはSUBARU WRX STIに合っていてよかったと思いますが、反省点もありますね。いま4番手なので、選手権的にもなんとか順位を上げたいと思います」と語る新井は、3番手の奴田原文雄/佐藤忠宜(三菱ランサーエボリューション)と5.5秒差。逆転を期して最終日に臨みます。

その新井から4秒差の鎌田は、「体はまったく問題ありません。午前中は順調でしたが、シフトノブが折れるなどマイナートラブルが重なってしまいました。明日は3位以内を目指して頑張ります」と、この日を振り返りました。

競技最終日となる21日(日)は、SS9〜SS14の計6SS、合計距離は27.36kmです。勝負どころと目されるのは、SS9/12に設定される『Furusato Reverse』。この日最も長い8.63kmのSSであり、ここの出来がタイムに大きく影響するでしょう。

総合首位を走る勝田、順位の挽回を狙う新井と鎌田ら、SUBARU勢の戦いぶりにご注目ください。
2017.05.15 - 2017年全日本ラリー選手権第4戦 若狭ラリー2017 プレビュー
舞台は道幅の狭いテクニカルな林道
5月19日(金)〜21日(日)、全日本ラリー選手権第4戦若狭ラリー2017 Supported by Sammyが、福井県大飯郡おおい町で開催されます。ラリーは若狭湾に臨む複合レジャー施設「うみんぴあ大飯」に設置されたサービスパークを拠点として、総走行距離451.54km、スペシャルステージ(SS)距離81.70kmで争われます。SSはすべてターマック(舗装路)であり、町南部の林道がその舞台となります。
3箇所の林道と「おおい町総合運動公園プレーパーク大飯」に設けられたギャラリーステージがSSとして設定され、ラリーはこれらを組み合わせた計14SSによって争われます。道幅が狭く、コーナーが連続するテクニカルな林道SSが主体であり、さらに高速道路の高架下など通常の林道とは異なるSSが設定されていることも特徴です。特にラリー初日となる27日(土)は、8SSのうち5カ所が10km弱のSSであり、これらのステージをいかに攻略するかが勝敗のカギとなるでしょう。

JN6クラスには好調の勝田範彦/石田裕一、新井敏弘/田中直哉のほか、竹内源樹/加勢直毅ら計6台のWRX STIがエントリー。開幕2連勝を果たした勝田、前戦で今季最上位となる2位を得た新井に加え、3月にテスト中の負傷で戦線離脱を余儀なくされていた鎌田卓麻が、開幕戦以来の復帰を果たすことにもご注目ください。鎌田のコ・ドライバーは市野諮が務めます。また、JN2クラスにもSUBARU BRZが3台エントリーしています。
観戦/イベントエリアはプレーパーク大飯に集約

観戦用ギャラリーエリアおよびイベント/出展エリアはプレーパーク大飯に集約されます。SS走行は20日(土)はSS5/8、21日(日)はSS11/14と、各日2回走行が行われるほか、同乗走行イベントなども予定されています。イベントエリアでは地元物産品や各企業のブース出展も行われる予定です。また今年は、19日(金)の18:00からプレーパーク大飯にてセレモニアルスタートを行う予定となっています。

詳しいイベント内容、観戦方法や料金など最新情報は主催者の公式ウェブサイトでご確認ください。

若狭ラリー2017 Supported by Sammy
http://wakasarally.com/

RACE RESULT

2017.05.21 -
第4戦 若狭ラリー2017
総合順位 クラス順位 No. ドライバー コ・ドライバー 車両名 クラス DAY1 DAY2 総合
1 1 6 福永 修 齊田美早子 555☆OSAMU・F☆DLランサー JN-6 44:30.2 21:52.7 1:06:22.9
2 2 2 勝田 範彦 石田 裕一 ラックSTI 名古屋スバル DL WRX JN-6 44:24.9 21:58.4 1:06:23.3
3 3 1 奴田原文雄 佐藤 忠宜 ADVAN-PIAAランサー JN-6 44:56.3 22:03.0 1:06:59.3
4 4 4 新井 敏弘 田中 直哉 富士スバルアライモータースポーツWRX JN-6 45:01.8 22:18.9 1:07:20.7
5 5 5 村瀬 太 宮部 弘陽 RSタケダBRIGガルフエナペタルランサ JN-6 45:48.1 22:50.2 1:08:38.3
6 6 3 竹内 源樹 加勢 直毅 ADVAN CUSCO WRX-STI JN-6 46:08.9 22:49.1 1:08:58.0
7 1 12 小濱 勇希 馬場 雄一 KYB DUNLOP DS3R3 MAX JN-5 46:08.8 22:54.7 1:09:03.5
8 1 17 曽根 崇仁 桝谷 知彦 P.MU☆DL☆SPM☆INGING86 JN-4 46:50.8 23:04.3 1:09:55.1
9 7 10 中平 勝也 行徳 聡 R−ART アライMS WRX−STI JN-6 46:58.0 22:58.5 1:09:56.5
10 8 8 泉 陽介 石田 一輝 DLitzzクスコセノーテトクオランサー JN-6 47:01.1 23:01.3 1:10:02.4
R - 7 鎌田 卓麻 市野 諮 SYMS DL TEIN WRX STI JN-6 45:05.8 - -
  • Facebook
  • Twitter
  • YouTube
  • ニコニコチャンネル
Scroll to top