SUPER GT

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RACE REPORT

2017.10.09 - SUPER GT第7戦 チャン・インターナショナル・サーキット・決勝
SUBARU BRZ GT300、マシントラブルで無念のリタイア
10月8日(日)、SUPER GT第7戦「Chang Super GT RACE」の決勝レースが行なわれ、SUBARU BRZ GT300(井口卓人/山内英輝)は5番グリッドからスタート、途中順位を4番手にまで上げるも、駆動系トラブルによってリタイアを喫しました。
レース中盤、突然起きたトラブル

サーキットは雨の予選から一転、朝から快晴に恵まれました。SUBARU BRZ GT300(井口卓人/山内英輝)はサーキットサファリ、ウォームアップ走行とドライセッティングでの走行プログラムを順調に消化、決勝レースへの準備を着々と整えていきました。しかしレーススタートの30分ほど前、グリッドウォークの時間帯に突然スコールが降り注ぎます。雨はすぐに上がったものの、路面は完全なウェットコンディションに。変化する状況に対応しなければならない難しいレースとなることが予想されました。スリックタイヤでのスタートを選択するチームもいましたが、SUBARU BRZ GT300は路面状態と雨雲の様子を勘案し、ウェットタイヤを選択してレースをスタートしました。
決勝はセーフティカー先導でのスタート。ステアリングを握った山内はタイミングを合わせ、集団のなかで絶好のポジションを守ります。また、背後のグリッドにつけていたライバルがスリックタイヤを選択したこともあり、前を追うことに集中できる条件が整いました。山内は早々に順位をひとつ上げ、4番手を走行。途中ドライタイヤへの交換と給油を行ったため一時順位を落としますが、そこから山内は猛追を開始します。しかし、そこでマシントラブルが発生。山内はマシンへのダメージを最小限にすべく、コースサイドにマシンをストップさせました。
原因を突き止め、最終戦でさらなる速さを

スターティングドライバーを務めた山内は、悔しい結果となったレースを振り返り、次のように状況を説明します。
「雨が降ってコンディションが変わるなか、ベストを尽くすことはできたと思います。スタートでギャップを作ることもできましたし、スリックタイヤに交換してからもラップタイムは悪くありませんでした。どこまで巻き返せたのかは、フィニッシュしないと分からないので、チェッカーは受けたかったですね。突然異常を感じて、クルマのダメージを大きくしないために大事をとって止めました」
最終戦のツインリンクもてぎに向けては、「マシンのコーナリングの良さ、ブレーキの良さを引き出すことができれば、不利と言われている部分も挽回できるはずなので、最善を尽くして努力していきたいと思います。今シーズンは1回も勝てていませんし、応援してくれている方々に“またか”と思われるのも辛いですから」と、気持ちを切り替え力強くコメントしています。
今回はマシンに乗ることがかなわなかった井口は、「スタートからいい流れだったと思います。スリックタイヤに替えるタイミングはもう少し早くてもいいかなという気はしましたが、いいポジションで走れていたので残念です。次戦は勝ちを狙いにいかなければならないので、その状態を作り出せるよう、チーム含め僕たちドライバーも頑張らないといけないなと思います」とレースを振り返りコメント。次戦での雪辱に期待がかかります。
「リタイアはしましたが、スリックタイヤに替えてからは安定していました。ほぼトップと変わらないペースで走れていましたが……」とレースを振り返るのはチーム総監督の辰己英治です。 「スタート直前に雨が降りましたが、ショートスティントでの2ピット作戦を採りました。ペースも安定していましたが、ウェットタイヤがもう少しもってくれれば、というのが反省点ですね。マシントラブルの原因をしっかりと突き止めて、ツインリンクもてぎに臨みます。今回クルマには思い切った変更をしましたが、さらなる進化版を考えて臨みます」

次戦は、11月11日(土)と12日(日)に行なわれる第8戦「MOTEGI GT GRAND FINAL」です。いよいよシリーズ最終戦。すべての車両のウェイトハンデがなくなるため、接戦が予想されます。2017年シーズン有終の美を飾るべく奮闘するSUBARU BRZ GT300への熱いご声援をよろしくお願いいたします。
2017.10.07 - SUPER GT第7戦 チャン・インターナショナル・サーキット・予選
目指すは表彰台。SUBARU BRZ GT300は予選5番手スタート
10月7日(土)に行なわれたSUPER GT第7戦「Chang Super GT RACE」の予選セッションで、SUBARU BRZ GT300(井口卓人/山内英輝)は5番手タイムをマークしました。3列目からの表彰台獲得を目指して、8日(日)の決勝レースに臨みます。
公式練習ではセットアップとタイヤの確認に注力

この日の朝、サーキットは激しい雨に見舞われ、SUPER GTの公式練習は10分遅れの10時10分からスタート。雨はすでに止んでいたものの路面は濡れており、各車レインタイヤでの走り出しとなりました。やがてライン上はドライコンディションとなり、スリックタイヤにスイッチ。井口がステアリングを握ったSUBARU BRZ GT300も途中でタイヤを交換し、順調に走行を続けました。その後ドライバーを山内に交替、SUBARU BRZ GT300は合計36周を走って19番手タイムでセッションを終えています。
チーム監督を務める辰己英治は、「新しいセッティングで走りましたが、リヤのダウンフォースを減らしたため、ややオーバーステア傾向とのことでした。ですので、予選は少しセットを変えて臨みます。また、タイヤの減った状態でロングスティントを走ることができ、いい感触を得ています。タイムについては大きな心配はしていません」と、午前中のセッションで得た手応えに自信を覗かせます。
FIA GT3勢に割って入る5番手タイムを記録

15時から始まる予選Q1セッションの前にもサーキットは豪雨に見舞われ、気温28度、路面温度は31度という状況に。予選スタートまでに路面は乾き切らず、ウェットタイヤでのアタックとなりました。Q1セッションでは、午前中の練習走行でウェットタイヤを装着して走った井口が担当します。井口は1分40秒503というタイムをマークし、6番手でQ1セッションを通過。後を受けた山内は柔らかめのタイヤを選択してアタック、1分39秒587で予選5番グリッドを確保しました。
Q1セッションを担当した井口は、「Q1のスタート時点では朝の練習走行よりも濡れている状態でしたが、雨でも勝負できる位置にはいけましたし、山内選手もいいアタックだったと思います。朝の走行では最後まで同じタイヤで走って、安定したタイムを出せていたので、それを活かすためにも、明日の決勝ではいいポジションどりが重要かなと思います。今日はポジティブな面が多かったので、それを活かすレース運びをして上位を目指したいと思います」とコメント。ウェット路面での手応えを語りました。

難しいコンディションでのアタックとなった山内は「予選のポジションは悪くないですし、ロングランでの手応えもあります。だから今日は恵みの雨だと捉えたいですね。Q2では、井口選手のタイヤの磨耗を見て、一発の速さを出せるソフト側のタイヤを選択しました。もう少し固めのタイヤがあれば、より良い結果が出せたと思います。僕らのSUBARU BRZ GT300は、集団のなかではスピードを活かしづらい。それをいかにカバーして戦うかが決勝のカギになると思います。鈴鹿の二の舞いにならないように頑張っていきたいと思います」とセッションを振り返りました。
チーム総監督の辰己は、次のようにこの日を振り返っています。 「天気もタイヤ選択も難しいなかで頑張ったと思います。クルマのバランスも良かった。ポールポジションを獲りにいくために、Q2は柔らかいタイヤでいきました。長持ちしないので途中で一度交換しているんです。冒険ではありましたが、それをやらなかったらこの順位にはいなかったでしょうね。決勝はクルマのバランスがいいので、いいレースができるのではと期待しています。天候が安定しないでしょうから、タイヤ交換のタイミングは難しいですが、SUBARU BRZ GT300の得意な高速コーナーでライバルを追い詰められるよう、リヤ2輪のみのタイヤ交換も視野に入れて攻めていきます」

決勝レースは10月8日(日)の15時から66周で争われます。シリーズもいよいよ終盤戦、遠く異国で奮闘するSUBARU BRZ GT300とチームへの応援をよろしくお願いいたします。
2017.10.06 - SUPER GT第7戦 チャン・インターナショナル・サーキット・直前情報
マシンセットアップ改良の効果に期待
2017年SUPER GTシリーズ第7戦「Chang SUPER GT RACE」は10月7日(土)〜8日(日)にタイのチャン・インターナショナル・サーキットで開催されます。フラットで道幅の広いコースとして知られるサーキットは、金曜日は快晴に恵まれており、気温32度、路面温度47度と、日本の真夏のような天候です。
ポイントはグリップと空力のバランス

今回のレースに向けて、セッティング変更を重点的に行ってきたSUBARU BRZ GT300(井口卓人/山内英輝)。変更のポイントは、メカニカルグリップと空力のバランスを、より向上させること。さらにリヤタイヤのグリップを上げリヤウイングを寝かすことで、ストレートスピードの向上につなげる狙いもあります。
週末に向け、天気は不安定との予報も出ていますが、SUBARU BRZ GT300にとっては雨でも晴れて暑くなったとしても、対応に不安はありません。夏場のレースでタイヤの良い部分を引き出すことができていたこともあって、幅広い条件で速さを発揮することができると言えるでしょう。
映像から見えてくるものとは

チーム総監督を務める辰己英治は、「このコースはフラットですし、ボトムスピードを高く保ったまま走ることができる。その点はSUBARU BRZ GT300にとっては有利に働くかもしれません。それに、今のタイヤは熱い路面に合っているし、晴れて暑くなったとしても狙っていけると思っています。鈴鹿1000kmが終わってから、時間を見つけてはこれまでのインカー映像を見直していました。その時のドライバーのコメントと、セットアップシートとを見比べながら、最適なセッティングを探っていったのです。そうすると、やはり“いい時”の共通点があることが見えてきた。それを活かしたセットアップを施して、上位を狙います」とコメント。
「今年からマシンをトランスアクスル化しました。それで良くなった部分は確実にあるのですが、それに起因するトラブルもないわけではない。重量配分もわずかに変わっているのですが、それに100%合わせた完璧なセットアップができていなかった。走り込みができていないのが響いていたのです。そのあたりは、今回のセットアップ変更でいい方向に持っていけるのではないかなと考えています。予選は3番手以内、せめて2列目を獲るようにしていきたいですね。勝たないと帰れない、くらいの気持ちで臨みます」
公式練習は7日(土)の10:00からスタートします。1時間35分の走行を経て、15:00から公式予選Q1セッションが行われるスケジュールです。SUBARU BRZ GT300の見せる熱い走りにご注目ください。
2017.10.03 - SUPER GT第7戦 チャン・インターナショナル・サーキット・プレビュー
シリーズ唯一の海外戦で上位を狙うSUBARU
SUPER GTシリーズもいよいよ終盤戦に突入。第7戦の『Chang SUPER GT RACE』が、10月7日(土)、8日(日)にチャーン・インターナショナル・サーキット(タイ・ブリーラム)を舞台に開催されます。コースはアップダウンが少なく短い直線を基調つなぎ合わせたレイアウトながら、随所にテクニカルなセクションが設けられていることが特徴です。また、コース幅が広いためスピードを保ったままのコーナリングが可能となり、中高速コーナーを得意とするSUBARU BRZ GT300(井口卓人/山内英輝)にとっては、相性のいいサーキットと言えるでしょう。
リヤタイヤを活用するセットアップを施しレースに臨む

このラウンドでは、レギュレーションによりウェイトハンデが半減されるため、SUBARU BRZ GT300は30kgのウェイトを搭載してレースに臨むこととなります。もちろんライバルの車重も軽くなるため一概に有利とは言い切れませんが、特にタイヤへの負担が軽減されることは、SUBARU BRZ GT300にとって好材料のひとつとなるはずです。また、タイヤやブレーキの負担が少なくなることで、状況に合わせた様々な戦い方を可能にするでしょう。
チーム総監督を務める辰己英治は、「タイのコースはブレーキングの弱いコーナーが連続するので、スピードを落とさずに走ることができる。SUBARU BRZ GT300にとっては少し有利かもしれません。昨年のレースではリタイアしてしまいましたが、今年はセットアップも少し変えるつもりです。リヤタイヤをきちんと温めて使えるようにしたいと考えています」と、タイに向けた考えを語ります。

SUPER GT GT300クラスには総勢24台がエントリー。通常の国内戦より台数は減りますが、その分密度の濃いバトルが行なわれることが予想されます。SUBARU BRZ GT300の力走にご期待ください。
■スバル恵比寿ショールーム「SUBARU STAR SQUARE」にて
10月8日(日)にパブリックビューイングを開催!


10月8日(日)16:30より、SUPER GT第7戦のパブリックビューイングを「SUBARU STAR SQUARE」にて開催します。MCに一戸恵梨子さん、ゲスト解説にドライバーの松田晃司選手を迎える予定です。また、会場にはスバルBRZ GT300のレプリカとレースクイーン『BREEZE』のメンバーから森脇亜紗紀、藤谷香々の2名が登場し、来場者の皆さまと一緒にチームを盛り上げて応援します!
会場内では、「SUPER GT 2017 Round 8 MOTEGI SUBARUファンシート」、「STI ドライメッシュロングスリーブシャツ」、「スバル360 ヴィンテージマグカップ」など素敵なプレゼントが当たるじゃんけん大会も同時開催予定。当日は来場された皆さまへGTオリジナル今治タオル&オリジナルフラッグを特典としてご用意しております(※数に限りがございます。予定数に達し次第、配布を終了致しますのであらかじめご了承ください)。
■定員(座席数):125席 ※立見可 ※優先入場席25席をご用意しています。 ※定員に達した場合、入場をお断りさせて頂くことがございますので、あらかじめご了承ください。 ■時間:16:30〜  レース終了後、じゃんけん大会を実施致します。 ■受付開始:16:00〜(ショールームは10:00〜通常営業致します) ■特典:GTオリジナル今治タオル&応援フラッグ ※数に限りがあります。予定数に達し次第、配布を終了致します。 ■スバルチームが途中リタイアした場合でも、当イベントは実施致します。

RACE RESULT

2017.10.07 - 予選
チャン・インターナショナル・サーキット
Pos. No. Machine Driver Q1 Q2 Diff Tire
1 21 Hitotsuyama Audi R8 LMS リチャード・ライアン 柳田 真孝 1'39.593 1'38.142 DL
2 51 JMS P.MU LMcorsa RC F GT3 中山 雄一 坪井 翔 1'39.794 1'39.154 BS
3 55 ARTA BMW M6 GT3 高木 真一 S.ウォーキンショー 1'40.471 1'39.743 BS
4 4 グッドスマイル 初音ミク AMG 谷口 信輝 片岡 龍也 1'40.825 1'39.531 YH
5 61 SUBARU BRZ R&D SPORT 井口 卓人 山内 英輝 1'40.503 1'39.587 DL
6 3 B-MAX NDDP GT-R 星野 一樹 高星 明誠 1'40.655 1'39.630 YH
7 88 マネパ ランボルギーニ GT3 織戸 学 平峰 一貴 1'40.046 1'39.803 YH
8 10 GAINER TANAX triple a GT-R 富田 竜一郎 吉田 広樹 1'40.698 1'40.013 DL
9 65 LEON CVSTOS AMG 黒澤 治樹 蒲生 尚弥 1'39.664 1'40.275 BS
10 31 TOYOTA PRIUS apr GT 嵯峨 宏紀 久保 凜太郎 1'41.092 1'40.585 BS
Q1
Start Time 15:00 Finish Time 15:15
No.7 J.Muller Best lap removerd (Appendexl Chr4-5 「white line cut」)
No.3 M.Takaboshi ¥20,000 fine (Spr.27-14.「Interrupt to fast pit lane」)
Q2
Start Time 15:45 Finish Time 15:57
No.51 Y.Nakayama ¥20,000 fine (Spr 29-1.3)「Into the Fast Pit lane before presenting the board」)
2017.10.08 - 決勝
チャン・インターナショナル・サーキット
Pos. No. Machine Driver Time / Diff Laps Best Lap Tire
1 51 JMS P.MU LMcorsa RC F GT3 中山 雄一 坪井 翔 1:43'41.391 61 1'33.907 BS
2 4 グッドスマイル 初音ミク AMG 谷口 信輝 片岡 龍也 5.121 61 1'33.524 YH
3 33 D'station Porsche 藤井 誠暢 スヴェン・ミューラー 32.419 61 1'34.710 YH
4 55 ARTA BMW M6 GT3 高木 真一 S.ウォーキンショー 32.629 61 1'34.203 BS
5 88 マネパ ランボルギーニ GT3 織戸 学 平峰 一貴 39.950 61 1'34.305 YH
6 60 SYNTIUM LMcorsa RC F GT3 飯田 章 吉本 大樹 1 Lap 60 1'34.944 YH
7 18 UPGARAGE BANDOH 86 中山 友貴 川端 伸太朗 1 Lap 60 1'34.868 YH
8 11 GAINER TANAX AMG GT3 平中 克幸 ビヨン・ビルドハイム 1 Lap 60 1'34.853 DL
9 3 B-MAX NDDP GT-R 星野 一樹 高星 明誠 1 Lap 60 1'33.932 YH
61 SUBARU BRZ R&D SPORT 井口 卓人 山内 英輝 38 Laps 23 1'35.489 DL
Start Time : 15:00'00 / Finish Time : 16:42'48
SC導入 15:00'00 - 15:05'52
参加台数 : 24台 出走台数 : 24台
ファステストラップ : 1'33.524 No.4 グッドスマイル 初音ミク AMG/谷口 信輝
No.65 Driving through (Spr.27-3.「Pit working violation」)

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