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86/BRZ
2022.03.02

SUBARU BRZ、GR86/BRZ Cup車開発完了

TOYOTA GAZOO RACING GR86/BRZ Cup 2022

SUBARU/STIは、兼ねてから進めていたSUBARU BRZのワンメイクレース「TOYOTA GAZOO RACING GR86/BRZ Cup」仕様車および指定部品の開発を完了。7月から始まる新シリーズに向けて、STIでは指定部品/認定部品の出荷に向けて準備中です。SUBARUは、2月8日に同レース用のベース車両として「SUBARU BRZ Cup Car Basic」を発売しており、2月28日にはシリーズを管轄するトヨタカーズ・レース・アソシエーション(T.R.A.)からシリーズの指定/認定部品の暫定リストが公開され、参加を予定しているチームやドライバーはレースカーとしての仕上げにかかることになります。
ベース車の「Cup Car Basic」は、SUBARU BRZ 6MTモデルをベースに、6点式+サイドバー付きロールケージ、6点式シートベルト用アイボルト(運転席のみ)、空冷式オイルクーラー、冷却フィン付きデフキャリア、ロールケージ専用フロアマットなどの専用装備をSTIが架装しています。また、エンジンは封印され、シートサイドおよびカーテンシールドエアバッグ取り外し、キャンセラーを装着した車両となっています。
SUBARU/STIは、2021年秋にはTCD(トヨタカスタマイジング&ディベロップメント)社と共にレースカーのスペックを決定する開発テストを実施し、プロドライバーの山内英輝とSUBARU開発ドライバーがそれに参加。GR86との走り比べをおこなって、それぞれのサスペンションやブッシュ類などの仕様を決めています。その後、T.R.A.のレースディレクターが富士スピードウェイでテスト走行して、それぞれの仕様をチェック。共に十分コンペティティブであることを確認しています。
SUBARU側で同ワンメイクレースのサポートを担当するSTI開発副本部長の横田徹は、「TCDと昨秋に実施した走行テストでは、二日間にわたり、さまざまな仕様を試しています。GR86とBRZはボディシェルなど共通の部分は多いのですが、それぞれ乗り味に個性を持たせており、テストではそれぞれのキャラクターを活かしながら、サスペンションおよびダンパーユニットのセッティングやブッシュ類のセレクトで競技が成立するよう調整しています。12月に富士スピードウェイで行ったT.R.A.のテストでも、レースディレクターにそれぞれに個性を生かしながらも十分競い合える仕様になっている、と評価していただきました。2月末には、指定/認定部品の暫定リストが公表されました(https://toyotagazooracing.com/jp/86brz/)。レースへの参加をご検討されている方々からは、7月の開幕戦に向けてなるべく早く車両の製作を始めたいとのご要望が届いていましたが、このリストの公表をもって、準備を進めていただける段階となっています。たくさんのBRZユーザーのご参加をお待ちしています」と語っています。
TOYOTA GAZOO RACING GR86/BRZ Cupシリーズ開幕戦は、7月16日(土)・17日(日)に富士スピードウェイで開催されます。
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