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2021.11.14

新井大輝、セントラルラリーで力走を見せて2位表彰台を獲得

2021.11.14 - フォーラムエイト・セントラルラリー2021 Leg2

11月14日(日)、『FORUM8 Central Rally 2021』は競技最終日を終えて、SUBARU WRX STIの新井大輝/小坂典嵩は首位から10.9秒差の2位表彰台を獲得しました。秒差の接戦は最後まで続き、逆転勝利こそならなかったものの、新井大輝は今後に向けて貴重なデータを持ち帰ることに成功しました。

■移動区間では多くのファンが声援を送る

ラリー最終日も好天に恵まれ、豊田スタジアムのサービスパークには多くのファンが訪れたほか、恵那市内ではリエゾン(移動区間)を利用したイベントが開催され、観客が間近でラリーカーに声援を送る様子が見られました。

この日はSS8〜SS12の計5SSという構成。SS走行距離は36.73kmで行われました。この日は岐阜県恵那市にもスペシャルステージが設定され、サービスパークが置かれる豊田スタジアムからみて東北側のエリアが舞台となります。オープニングステージとなるSS8 Ena City short1(13.16km)が勝負どころと語っていた新井はベストタイムをマークし、首位の勝田範彦/木村裕介(トヨタGRヤリス)との差を1.2秒削ります。新井は続くSS9も制し、ふたりの差は5.7秒にまで縮まります。

しかしその後は勝田の先行を許してしまい、最終的に10.9秒の差で新井は2位表彰台を獲得しました。新井は競技が行われた11SSのうち4SSでベストタイムをマーク、その他のSSでも首位と僅差のタイムでまとめ、軽量化を施したSUBARU WRX STIのポテンシャルを示しました。

■新井大輝「今回は強さと速さをアピールできたラリーでした」

2位表彰台を獲得した新井は、「ギリギリの戦いでしたが、タイヤがばっちり当たり、SS8でベストタイムを獲ることができたのは大きかったですね。でもまだクルマに伸びしろがあると感じています。今日のステージはキツいコーナーが多く、勝田選手の方にアドバンテージがあった気がします。WRX STIの強みは中速・ハイスピードでの安定感なので、得手不得手がはっきりして、改善点が明確になったラリーでした。特に初日の最初のセクションは探り探りの状態だったので、その差が最後のタイム差に響いてしまった感じですね。データ取りという面ではOKです。ポジティブなフィーリングを得ることができました」とコメント。

また、「今シーズンは全日本で1回も勝つことができませんでしたし、SSベストタイムを獲得できたのもセントラルラリーが初めてでした。ここまでのシーズンは速さではなく強さで上位に残っていましたが、今回は強さと速さをアピールできたと思っています。この結果を前向きにとらえて、今後につなげていきたいです」と、ケガの療養などもあった難しい2021年シーズンを振り返りました。
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