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RACE REPORT

2025.04.13 - 全日本ラリー選手権第2戦 ツール・ド・九州2025 in 唐津 Leg2
新井敏弘が難ステージを走り切り6位でフィニッシュ
4月13日(日)、2025年全日本ラリー選手権第2戦「ツール・ド・九州2025 in 唐津」の競技初日が行われ、SUBARUがサポートする新井敏弘/小坂典嵩は、難しい路面コンディションとなったこの日も全ステージを走り切り、JN-1クラス6位でラリーを終えました。

競技最終日となるこの日のステージは、SS7/10『SAYOHIME(12.30km)』から始まり、新たに登場した観戦ステージのSS8/11『TENZAN(0.67km)』、前日のAMANOGAWAを逆方向に走行する大会最長のSS9/SS12『AMANOGAWA Reverse(14.53km)』を、サービスを挟んで2回ずつ走行する6SS/55.00kmの構成です。前日は夕方からサービスパークを含めラリーエリアに降り始めた雨は夜半には強くなり、明け方には天候が回復して朝から晴天となったものの、ステージによって路面が濡れた部分が残ったり、強い風が吹き荒れた影響により木の葉や枝、砂利などが飛ばされて路面に巻き散らされるなど、路面変化の激しい状況となりました。

前日、クラス7番手で折り返した新井は、この日も限られた状況のなかで精いっぱいの走りを見せました。ロングステージのSS9では、4番手タイムもマーク。最終的には前日よりも順位を上げ、6位でラリーをフィニッシュしました。
■嶋村誠「ひとつの方向性をつかむことができた」

果敢な改良を挑んだものの厳しい結果となった今回のラリーについて、チームをサポートする嶋村誠は「まずは今回、新しいステージで非常に難しい状況のなかを走り切り、ポイントを獲れたチームやディーラーメカニックの方々に大変感謝しています。開幕戦からリヤのサスペンションをストラット仕様にしたのですが、剛性バランスが大きく変わってしまったため、今回その対策を行いました。そのために再び大きな変更を行ったのですが、バランスを取り切ることができず、ドライバーにストレスを感じさせる走りをさせてしまい、申し訳なかったです」と説明します。
「前日の最終サービスと日曜日の朝のサービスで再び考え方を変えて、今の剛性バランスの中で最適なジオメトリの仮説を立ててトライをしたところ、比較的安定したタイムが出せたので、次のラリーに向けてひとつの方向性をつかめたのではと考えています。さらに改良を進めて、ライバルたちにどこまでチャレンジできるか、というところをお見せしたいと思っています」

■メカニックコメント「ラリー現場は独特の緊張感がありました」
・河原宏明
・大分スバル自動車日田店サービスグループ

今回、リーダーメカニックを務めた河原は、地元大分のサーキット、オートポリスを愛車で走行することもあるそうですが、ラリー現場に来るのは今回が初めて。会社からの呼びかけに興味を持ち、今回ラリーメカニックとして参加をしたといいます。
「クルマに興味を持ち始めた学生の頃に新井選手がWRCで活躍していました。その選手のサービスができるというので、ぜひ参加したいと思い応募したのです。今回は、下まわり関係のトルクチェックの確認を担当しました」

通常の業務とは異なり、限られた時間のなかで正確性が求められるラリー現場での作業には、これまでとは違う緊張感を感じたという河原。
「現場のスタッフの方々の、競技車がサービスに入った時のピリッとした空気と、普段話している時の柔らかい雰囲気の違いを感じ、ラリーの現場はやっぱりプロたちの仕事だなと痛感しています。職場に戻ったら、今回感じたような空気感や、ラリー現場で培った周りを見る力などを、同僚たちに伝えたいと思います」

2025年の全日本ラリー選手権3戦目は、5月16日〜18日に奈良県天理市を拠点に開催されるYUHO Rally 飛鳥 supported by トヨタユナイテッド奈良。今年、選手権に初登場するターマックラリーです。天理教北大路乗降場に設置されるサービスパークを拠点とし、16日金曜日18時から天理市役所でセレモニアルスタート、18日は全日本ジムカーナ選手権の会場としても知られている名阪スポーツランドに観戦ステージが設定されることが発表されています。さらに前進を続けるSUBARU WRX VBHの奮闘に応援をよろしくお願いします。
2025.04.12 - 全日本ラリー選手権第2戦 ツール・ド・九州2025 in 唐津 Leg1
大改良を施した車両で新井敏弘が奮闘
4月12日(土)、2025年全日本ラリー選手権第2戦「ツール・ド・九州2025 in 唐津」の競技初日が行われ、SUBARUがサポートする新井敏弘/小坂典嵩は、サスペンションを大きく変更したSUBARU WRX VBHで挑み、初日を走り切ってクラス7番手でこの日を終えました。

全8戦が行われる2025年全日本ラリー選手権、第2戦は春の恒例イベントとなった佐賀県唐津市を拠点とするターマックラリーです。サービスパークは唐津市のボートレースからつ内の駐車場と例年どおりですが、ルート構成を大幅に変更。新しいステージが多く、誰にとってもチャレンジングな内容となりました。

競技初日となる12日(土)は、サービスパークをスタートした後、唐津市内の唐津神社でセレモニーを実施。多くの観客が見守るなか、唐津神社の交通安全お守りを受け取ったクルーたちは、ラリーのステージへと向かっていきました。この日のステージは、SS1/4『SAGISOU(5.15㎞)』、SS2/SS5『AMANOGAWA(14.45㎞)』、SS3/6『SAYOLAKE(5.56㎞)』の3本を、サービスを挟んで2ループするSS総距離50.32kmの構成。なかでもロングステージのAMANOGAWAは、前半がハイスピードセクション、中盤がテクニカルセクション、さらに後半はふたたびハイスピードセクションという変化に富んだステージのため、多くのドライバーたちが「走りのリズムを取りにくい」と難しさを懸念する山場となりました。この日は早朝から曇天となり、日中も気温はやや低め。路面に苔が残るセクションや走行順が早い段階でもインカットにより泥が掻き出される部分もあり、油断のできない一日となりました。
■クルマと新ステージのマッチングに苦戦

今季から、車両に大きな改良を施したSUBARU WRX VBHで臨んでいるチームは、開幕戦での課題を改善するために、サスペンションに大幅な変更を実施しました。さらに、ステアリングの切れ角不足にも対策を施しました。剛性を上げたことで重量もわずかに増加したものの、「ボディがしっかりしていないと、すべてのパフォーマンスに良い影響が出てこないので、色々と試行錯誤しています」と新井は説明します。

新しいステージが多いラリーに、大改良を投入した車両で挑むのは勇気のいる判断でもありましたが、今回も新たな課題が浮き彫りとなり、この日の6SSはすべてJN-1クラス7番手タイムと、厳しい滑り出しとなりましたが、現状のなかで得られるものを見いだし、さらに将来に繋げていくべく、レグ2も奮闘を続けていきます。

競技最終日の4月13日(日)は、SS7〜SS12の6SS、SS距離55.50kmで争われます。SS7/10『SAYOHIME(12.30km)』から始まり、新たに登場した観戦ステージ、SS8/11『TENZAN(0.67km)』、イベント最長でレグ1の難関AMANOGAWAを逆方向に走行するイベント最長のSS9/SS12『AMANOGAWA Reverse(14.53km)』をサービスを挟んで2ループする構成です。主催者は新たな試みとして、SS11では観客による投票の上位3台、最終SS12では各クラスのトップタイムを表彰する賞典を設定するなど、盛り上がりが期待されています。引き続き、SUBARU WRX VBHの奮闘に応援をよろしくお願いします。
2025.04.07 - 全日本ラリー選手権第2戦 ツール・ド・九州2025 in 唐津 プレビュー
大きく刷新されたSSに挑む新井敏弘/小坂典嵩
佐賀県唐津市を拠点とする全日本ラリー選手権第2戦「ツール・ド・九州2025 in 唐津」が、4月11日(金)〜13日(日)の日程で開催されます。前戦の開幕戦ラリー三河湾から1カ月、各選手とも入念な準備を整えてラリーに臨みます。今大会はタイム計測区間であるスペシャルステージの大半が新しいルートとなり、どの選手にとってもチャレンジの1戦となりそうです。ルートの一部を昨年のSSと共用するため、路面の性格は従来と似た部分もあると予想されますが、競技前日に行われるレッキ(下見走行)とペースノートの精度が、これまで以上に重要なものとなるはずです。

ラリーは12日(土)の朝9時に「ボートレース唐津」に設けられたサービスパークを出発、唐津神社でのスタートセレモニーを行い、SSへ。SSの総走行距離は、2日間で105.32km。両日ともに3SSを2度ループする6SSで構成されており、10kmを超えるSSが計6SSあるなど、走り甲斐のある設定となっています。タイヤのマネージメントと“勝負どころの見極め”が、勝敗を分けるポイントとなるでしょう。2日目のSS8/11『TENZAN(4.17km)』には観戦エリアが設けられており、ラリーカーの走りを堪能することができます。

SUBARUがサポートする新井敏弘/小坂典嵩組は、JN-1クラスにSUBARU WRX VBHで参戦。前戦のラリー三河湾で課題となった車体剛性バランスやサスペンションの特性を見直したほか、唐津のステージに向けたエンジン適合の最適化を施して、今大会に挑みます。サービスパークでは、SUBARUディーラーメカニックやスバル技術本部のエンジニアがSUBARU WRX VBHをサポートしています。ぜひ彼らにも声援をお願いします。

また、今大会では全クラス合わせて計4台のSUBARU車が出場予定。ぜひ各選手の熱い走りにご注目ください。

■新たな観戦エリアやイベントパークも誕生

4月12日(土)と13日(日)の両日とも、サービスパークが設置される「ボートレースからつ」には協賛各社および飲食ブースが出展予定です。サービスを間近で見学するためのパドック入場料は1日1000円(中学生以下無料)で、会場のインフォメーションブースで販売されます。また、13日(日)には市内の厳木コミュニティセンターで「ラリーイベントパーク in 厳木」を開催。はたらくクルマやスーパーカーの展示、バンド演奏などの催しに加え、キッチンカーも出展予定となっています。13日(日)の観戦エリア「TENZAN」にも飲食ブースが出展予定。チケットは数量限定のため、ぜひ観戦情報をチェックしてみてください。

●ツール・ド・九州2025 in 唐津 公式ウェブサイト
https://gravelmotorsportsclub.com/

RACE RESULT

2025.04.13 -
全日本ラリー選手権第2戦 ツール・ド・九州2025 in 唐津
総合順位 クラス順位 No. ドライバー コ・ドライバー 車両名 クラス DAY1 DAY2 総合
1 1 2 勝田 範彦 保井 隆宏 GR YARIS Rally2 JN-1 37:05.6 44:14.6 1:21:20.2
2 2 6 Heikki Kovalainen 北川 紗衣 AICELLO速心DLヤリスRally2 JN-1 37:02.8 45:00.4 1:22:03.2
3 3 7 鎌田 卓麻 松本 優一 Castrol TEIN DL SKODA JN-1 38:00.3 45:22.7 1:23:23.0
4 4 3 奴田原 文雄 東 駿吾 ADVAN KTMS GRヤリスRally2 JN-1 38:02.4 45:27.1 1:23:29.5
5 5 4 福永 修 齊田 美早子 スミロン☆焼肉ふじ☆CTE555ファビア JN-1 38:08.1 46:12.0 1:24:20.1
6 6 5 新井 敏弘 小坂 典嵩 SUBARU WRX VBH JN-1 39:27.8 47:01.4 1:26:29.2
7 1 18 大倉 聡 豊田 耕司 AISIN GR Yaris DAT JN-2 40:03.7 47:27.1 1:27:30.8
8 2 14 貝原 聖也 西﨑 佳代子 ADVICS多賀製作所K-oneGRヤリスDL JN-2 39:55.2 47:49.4 1:27:44.6
9 3 21 大竹 直生 橋本 美咲 GR YARIS GR4 Rally JN-2 40:05.4 48:22.5 1:28:27.9
10 4 17 内藤 学武 大高 徹也 YH TEIN Motys GRヤリス JN-2 41:18.3 47:53.5 1:29:11.8
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