SUBARU MOTORSPORT MAGAZINE
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NBRの楽しみ方

24時間過酷なレースを走り抜く、SUBARUのマシーンをチェック!

SPEC

車両名 SUBARU WRX STI NBRチャレンジ2019
全長 5,120mm
全幅 1,930mm
全高 1,395mm
ホイールベース 2,700mm
エンジン型式 EJ20 BOXER DOHC 16バルブ AVCS シングルスクロールターボ
排気量 1,994cc
最高出力 250kw(340PS) / 5,500rpm
最大トルク 461Nm(47kgf・m) / 3,000rpm
エアリストリクター Φ37
変速機 6速シーケンシャルギヤボックス+パドルシフト
クラッチ 小倉クラッチ製 メタルマルチプレート
サスペンション フロント : ストラット /
リヤ : ダブルウィッシュボーン
ブレーキ フロント : brembo 6ポット / リヤ : brembo 4ポット
ホイール BBS 18 x 10J
タイヤ FALKEN

PHOTO:2018年 NÜRBURGRING 24H RACE

エンジニアによるクルマ解説

ニュルのようにアップダウンが激しく、ブラインドコーナーも多く、天候、路面状況の変化しやすいコースを24時間走りきることだけでも車に対する要求は厳しいものです。我々はスバルWRX STIの持つ素性の良さを活かしながら、レースを24時間走り切り、勝つための仕様をレース車に施してきました。もちろん水平対向エンジンとAWDというスバルのコアはそのままです。
昨年のレース終了から今まで勝つための改良を施してきました。

PHOTO:2014年 NÜRBURGRING 24H RACE

NBR車のこだわりポイント

軽量化には不利なAWDでNBRを戦います。これは、天候が変わりやすく、路面状況が変化するニュルでは軽量化よりも4輪すべてがしっかりと路面をグリップするAWDの特性による安定した走りがアドバンテージになるというスバルの考えです。
水平対向エンジンとAWDの組み合わせがもたらす耐久性、信頼性がニュルでも活かせるのです。

PHOTO:2018年 NÜRBURGRING 24H RACE

市販車とレースカーの違い

車を軽くするために、外装部品の素材にはカーボン素材を使用しています。
また、高速で車がしっかりと路面をとらえるために、リアウイングやスポイラー、カナードなどのエアロパーツを装着しています。
一方、ボディの骨格は市販車のものをそのまま使用しています。エンジン本体に関しては、主要部分はほとんど市販車のままです。
また、今年からシフトチェンジ時のタイムロスを減らすためにレバーシフトからパドルシフトに変更しています。
さらにニュルのコースの特性や外国人ドライバーを考慮し左ハンドル化しています。