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SUBARU BRZ GT300 2015は外観以上に進化

SUPER GT公式テスト・デイ2。

2015.03.15

3月15日(日)のSUPER GT公式テスト二日目は、曇り空ながら気温は15度近くまであがり、前日よりも過ごしやすい天気のもとで行われました。

この日の最初のセッションは、全車参加によるセイフティカーランの訓練が行われました。これには今年初めてSUBARU BRZ GT300に乗る山内英輝がステアリングを握りました。その後井口卓人に交代し、セッティングチェックを行っています。前日のテストは午前中がウェットコンディションだったこともあり、午後の走行はドライでのセットアップおよびタイヤチェックのために使われました。そこで出た課題解決のため、走行終了後に駆動系のセッティングを調整しています。そのフィーリングの確認をしておく必要があったのです。その後は、再び山内にバトンタッチ。残りの走行時間およびセッション終了後に15分間設けられたバスサファリの時間も継続するロングランを走りました。連続周回数は、28周でした。

山内は、「このクルマでは初めてロングランを走りましたけど、タイヤの感触は良かったですね。表面が磨耗していっているのは実感するのですが、ラップタイムを落とさずに走れました」と語っています。STIの辰己総監督によると、「去年までの予選だけ速いクルマの印象を変えるためには、レースラップが平均的に安定している必要があります。それを目指しているので、今年のクルマが設計コンセプト通りに機能している証拠です。もちろんダンロップさんには良いタイヤを準備してもらっていますので、その効果もあります。ロングランの終盤にベストタイムが出ているのは、より良い兆候ですね」と説明しています。

今年からR&D SPORTチームに加入した山内英輝は、F3から5年前にSUPER GTにステップアップした26歳です。「レースを趣味にしていた父親の影響で10歳の頃からカートを始め、高校を卒業してから本格的にレーシングドライバーを目指してきました。性格は、何事につけてもはっきりしていると思います。ひとつ年上の井口選手とは良いコンビが築けています」と爽やかな笑顔で語っていました。

スタート練習を全車でおこなったのち、午後のセッションは各チームともロングラン中心のテストを行いました。R&D SPORTでは、井口と山内あわせて合計54周を走行しています。テスト終了後、山内は、「まだ詰めていくべきところは残っていますが、今回のテストは特にロングランが良かったと思います。テストのたびにマシンはどんどん進化しているので、開幕レースが楽しみです」と話し、井口も「年間3勝の目標を立てている以上、開幕ダッシュするしかないです。アグレッシブな走りでレースを盛り上げられると思います」とコメントしました。
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