SUPER GT

Editor's COLUMN

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第4戦 チャーン国際サーキット2018.07.06

海外遠征で気をつけるもの

井口卓人と山内英輝。ふたりのSTIドライバーは、今年からSUPER GTシリーズだけではなく、NBR24h(ニュルブルクリンク24時間)でもチームメイトとなった。今年はNBR24h予選レース後の4月に現地でテスト、そして5月のNBR24h本戦でドイツを2往復。さらに今回SUPER GTタイ・ラウンドをこなしてきた。VLN(二ュル耐久シリーズ)にテスト参戦する年もある。移動に時間を要し、気候、言葉、そして食べ物など、非日常のプログラムが特に春から夏にかけて次から次にやってくる。それでもプロフェッショナルアスリートは自分を守る方法を知っている。
まずはNBR24h。10時間以上のフライトを経て2時間のアウトバーンの旅と、丸半日をかけて到着するドイツの伝統的なコースだが、移動だけでも大変だ。「長時間の移動ですが、二ュルの2年目からは広い席を確保してもらえるようになったので、飛行機での移動は楽です」と山内。フランクフルトとニュルブルクの間の移動はレンタカーを使い、ふたりで移動するが、ドイツでのドライブを楽しんでいるようだ。「二ュルに関しては年に一度のお祭りみたいな感じもあるし、勝つぞ!という気持ちの入り方もあって、毎年楽しみにしています」と井口。
食事についてもサーキット近くには肉料理やイタリアンなどの、人気のレストランがいくつもある。またサーキット内のチームテントには、メカニックやスタッフが作業の合間にちょっとつまめるようなおにぎりやカップ麺なども常時置いてあり、さらにドライバーはゼリー状の栄養補給剤等で万全を期している。
ただし山内にはちょっとした問題がある。それは移動の機内で食事が摂れないことだ。「微妙に気圧が低いからでしょうか。飲み物はOKなんですが食事は摂りません」と山内が話すと、横から井口が「山ちゃんは”特殊系男子”なんですよ。食べなきゃ。おいしいよ」と突っ込むが、山内は「体が受け付けないんですよね。気持ち悪くなるから、出発の前にしっかりと食事を摂ってから乗るんです」ときっぱり。「普段よりもしっかりと睡眠をとって臨むことで問題は全くありません」と自分の体調管理はしっかりしている。
ではバンコクまでの航空機移動が6時間程度、そしてバンコクからブリラムまでクルマで6〜7時間かかるタイはどうか?ブリラムには空港もありバンコクへの国内線が1日数本飛んでいる。「僕が以前所属していたチームでは飛行機で移動したのですが、乗り継ぐはずの飛行機がもう先に出ちゃったとか、大変でした」(山内)。やはりほとんどのスタッフは、現地ドライバーの運転するミニバンやマイクロバスを複数人で利用することになる。6年前まで開催されていたマレーシアのセパンは、空港から十数分という至極便利なロケーションだった。「セパンでやっていた頃は『身体を暑さに慣らす』という理由で早めに現地入りしていましたが、実は南国気分を楽しんでいました」と井口は当時を思い出して笑う。悪名高き東南アジアのホテルの部屋でのオーバークールな空調に関しては、井口は「完全にOFF」、山内は「消すことはないですが身体を冷やさないように適温を守る」ようそれぞれに意識を高く持っている。
「暑いのは平気なんですが、東南アジアは現地の食事が厳しいかもしれませんね」。ふたりとも辛い食事、パクチーなどの香菜が苦手で、チームスタッフと共に衛生的なレストランを選んで肉中心の食事を摂っている。以前から飲み物に入れられる氷や熱を通さないサラダなどは危険とされており、「僕は今でも氷なしでオーダーしますね」(山内)とリスクを避けている。海外遠征で重要なのは、現地でも体調を万全に期し、ベストな結果を求めること。しかしタイのレースが今年もうまく噛み合わなかったのは、非常に残念だった。

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