ニュルブルクリンク24時間レース・予選レポート



2回目の公式予選終了前に2周だけ走行したWRX STIは、ベストタイムを更新する9分8秒037を記録し、SP3Tクラスのポールポジションを確定しました。担当したドライバーのヴァン・ダムは、「2ラップしましたが、最初の1周目は湿っている箇所がまだあり、完全とは言えませんでした。最終周はすっかりドライでしたが、トラフィックが多くラインの外側はダンプ(湿っている)だったので、オーバーテイクの際にリスクを避けました。これで6〜7秒ロスしたと思います。条件が揃えば念願の9分以内にもチャレンジしたかったので、少し残念です。とても良いクルマを作ってくれたチームが誇らしいです」と語っています。 
| ClsPos | Pos | No. | Machine | Driver | Laps | Time |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 44 | 114 | SUBARU WRX STI | van Dam/Yamauchi/Schrick/Lasee | 15 | 9:08.037 |
| 2 | 48 | 117 | Audi TT RS 2.0 | Wasel M./Wasel.T/Lohnert/Deegener | 12 | 9:17.612 |
| 3 | 51 | 116 | Audi TT RS | Speich/Waschkau/Vleugels/Jung | 15 | 9:24.339 |
| 4 | 89 | 187 | Lexus RC | Kinoshita/Sato/Gamo/Matsui | 16 | 10:00.116 |
| 5 | 119 | 119 | Ford Focus | Prill/Willert/Dr. Ludmann/Weckop | 11 | 11:24.403 |
| 6 | 143 | 118 | Seat Leon Supercopa | Kittelmann/Muller/Heimrich/Goroyan | 8 | 0:00.000 |

午後11時過ぎ、予選最後の30分間は、レコードラインはほぼドライコンディションとなりました。状況好転を待っていた総合トップを狙う一群が周回ごとにラップタイムを大幅に短縮し、記録を塗り替えていきます。SUBARU WRX STIは、一時ライバルにトップの座を明け渡しましたが、スリックタイヤを履いたヴァン・ダムがコースインし、セッション終了間際にそのタイムを20秒以上突き放すトップタイムをマーク。クラス首位で初日を終えることに成功しました。辰己総監督は、「セットアップも出来てきたし、これで決勝レース中に雨が降っても慌てることはないしょう。ここまでは何の問題もありません」と語っています。 
| ClsPos | Pos | No. | Machine | Driver | Laps | Time |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 35 | 114 | SUBARU WRX STI | van Dam/Yamauchi/Schrick/Lasee | 13 | 9:22.160 |
| 2 | 49 | 116 | Audi TT RS | Speich/Waschkau/Vleugels/Jung | 12 | 9:47.118 |
| 3 | 50 | 117 | Audi TT RS 2.0 | Wasel M./Wasel.T/Lohnert/Deegener | 9 | 9:48.162 |
| 4 | 100 | 119 | Ford Focus | Prill/Willert/Dr. Ludmann/Weckop | 8 | 11:13.603 |
| 5 | 109 | 187 | Lexus RC | Kinoshita/Sato/Gamo/Matsui | 13 | 11:24.255 |
| 6 | 115 | 118 | Seat Leon Supercopa | Kittelmann/Muller/Heimrich/Goroyan | 8 | 11:31.313 |