
GAZOO RACING 86/BRZ Raceの2015年シーズンもついに8回目のレース、最終戦となります。最後のステージは、日本のモータースポーツシーンを牽引してきた鈴鹿サーキットです。
安全性と観客への判りやすさから、最近のサーキットはストレートとタイトコーナーによって構成されるストップ&ゴーのコースが多くなっています。しかし1962年に誕生して以来、基本的なレイアウトを変えていない鈴鹿は、高速なテクニカルコースとなっています。多くのF1ドライバーが「チャレンジング」と表現するほど、ドライバーのテクニックが求められるコースで、ドライバーズサーキットと呼ばれています。
86/BRZは低重心というコンセプトで設計されており、鈴鹿サーキットのようなコースではその特性を発揮しやすくなっています。ドライバーたちは優れたハンドリングを感じながら、レースを戦うことができることでしょう。

エントリー台数は、クラブマンシリーズが61台、プロフェッショナルシリーズが43台の、合計104台です。これは富士スピードウェイで開催された第3戦、第7戦の105台に次ぐ、大量のエントリーとなります。そのうち、SUBARU BRZ勢は、クラブマンシリーズに7台、プロフェショナルシリーズに7台の、合計14台が参戦します。
クラブマンシリーズは、#14鈴木祐子、#18阪口昌孝、#110イマイトシアキ、#320篠田義仁、#336吉田綜一郎、#550山口吉明、#919相羽真太郎の7名。今シーズン初参戦となる阪口昌孝、イマイトシアキ、相羽真太郎の3名に、今シーズン4戦目の篠田義仁、5戦目の鈴木祐子と山口吉明、6戦目の吉田綜一郎ということになります。
注目したいのは篠田義仁です。初参戦の第2戦岡山でいきなりの8位入賞したものの、その後は上手く結果が残せていません。テクニカルなスズカで、再び上位へ顔を出すことができるのか??
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プロフェッショナルシリーズには、CG ROBOT RACING TEAMはレギュラードライバーの2名#87久保凛太郎と#89井口卓人、KOTA RACINGからは#61佐々木孝太、#339山下亮生、#611服部晃輔の3名。そしてこのレースでBRZへマシンをチェンジする#451羽根幸浩と#621伊藤俊哉の2名が加わる。
注目は、昨年の最終戦スズカでファステストラップを記録した服部晃輔。ここまでノーポイントだがレースペースは十分で、前戦富士では今シーズンのベストとなる20位を獲得しています。地元スズカで再び速さを見せつければ、上位入賞への期待が膨らみます。また佐々木孝太や久保凛太郎もノーポイントとなっており、最終戦にかける意気込みは相当のものでしょう。
最終戦は11月7日(土)〜8日(日)に三重県鈴鹿サーキットで開催されます。