3シーズン目に突入するGAZOO Racing 86/BRZレースは、大きく変革します。トップドライバーが戦うプロフェッショナルシリーズと、アマチュアドライバーが競うクラブマンシリーズの、2クラス制へと発展したのです。一定の実績を残しているドライバーはクラブマンシリーズには参加できませんが、プロドライバーと同じレースを走りたいアマチュアドライバーはプロフェッショナルシリーズに参加可能となります。
この2クラス制への移行によって、86/BRZレースはさまざまな部分で変化することでしょう。プロドライバーにとっては、ペースが大幅に遅いクルマが混じった予選から解放されます。それによってクリアラップが取れずに後方へと沈む可能性が小さくなり、順当な予選順位を得やすくなります。予選順位がレース結果に大きく影響するだけに、一発の速さがさらに重視されることになるでしょう。一方、クラブマンシリーズでは、タイヤ銘柄が指定されることで、激しいタイヤ競争から解放されます。これは参戦コストを低減してくれるはずです。またプロドライバーの激しいレース運びの中に混じることなく、本来のナンバー付きワンメイクレースらしいレース展開となることでしょう。2つのクラスがそれぞれの進化を見せることで、「プロドライバーと同じ土俵で勝負ができる」「普段の愛車でレースに参加できる」など86/BRZレースはさらに魅力的なレースとなるに違いありません。
3月28日~29日に開催される、シーズン開幕戦ツインリンクもてぎには、プロフェッショナルシリーズが33台、クラブマンシリーズに37台がエントリーしました。プロフェッショナルシリーズには7台のBRZのエントリーのうち、スポット参戦で速さを見せてきた佐々木孝太や栃木スバルがサポートする手塚祐弥、ワンメイクレースベテランの川崎俊英も姿を見せます。ここまで2シーズン未勝利となっているBRZ勢には、大きな動きがありました。鋭い速さを見せてきた久保凛太郎がBRZでの参戦となり、さらにチームメイトにはSUPER GTでBRZを走らせている井口卓人が加わります。チーム体制も一新され、BRZ勢の最有力チームとして注目されます。KOTA RACINGは、チーム代表である佐々木孝太と山下亮生に加え、昨シーズン、スポット参戦し、最終戦ではファステストラップを記録した服部晃輔というベテランと若手の強力なラインナップです。3シーズン目となるKOTA RACINGが、いよいよ結果を出すことになるでしょう。クラブマンシリーズでは7台のBRZがエントリーする中、CAR GRAPHICの編集部員の大谷秀雄がエントリーするなど、多彩なドライバーも参加します。どのようなレース展開となるのか、注目してみましょう。




