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86/BRZ
2020.04.09

CG ROBOT RACING、2020年シーズンの抱負を語る

Toyota GAZOO Racing 86/BRZレースシリーズ

すでに開幕戦から第3戦までのスケジュールが延期となっている本年の86/BRZレースですが、本年このシリーズに参戦するCG ROBOT RACINGチームからメッセージが届きましたので紹介します。
CG ROBOT RACINGは、老舗自動車専門誌のCAR GRAPHICがROBOT RACING TEAMと合同でチームを編成し、2013年のTOYOTA GAZOO RACING 86/BRZシリーズ初年度からこのレースに参戦しています。2015年から車両をSUBARU BRZにスイッチし、2019年はプロフェッショナルクラスに2台、クラブマンクラスに1台の体制で参戦していましたが、2020年はプロクラスの2台に集中してシリーズを戦うことになっています。毎戦全国のSUBARUディーラーから選抜されたサービスマンがチームに合流し、レースメカニックとしてサポートしているのが特徴です。
埼玉県朝霞市のチームガレージで2台のSUBARU BRZマシンをメンテナンスしている佐野泰弘さんは、「今年はプロフェッショナルクラスに集中するということで、2台のマシンは新車となります。また、今年は新たに手塚祐弥選手がチームに合流することになり、(久保)凛太郎選手がリーダー格となります。手塚選手は、86/BRZクラブマンでBRZに乗っていた経験があり、当時はちょっと荒削りだなと感じましたが、S耐の経験を土台に昨年からGT300にも出ているし、大人になった彼に期待しています。また、凛太郎選手も今年のGT300でレギュラーの座を獲得しており、このチームでもリーダーとしてチームを引っ張っていく牽引役を期待しています。彼は結婚もしたことだし、自信をもって上位入賞を狙って欲しいですね」と語っています。また、凛太郎選手は、「2019年シーズンまでは、年長者の井口卓人選手がチームを引っ張ってくれました。その中で、マシンやレースコンディションに関する情報共有もできていましたし、お互いに癖もわかり合っていました。しかし、今年は僕が井口選手の役割を果たさないといけないですし、クルマが新車になるので、手塚選手とはしっかり意思疎通していきたいと思います。でもまだ、彼と一緒に走っていないので、今後予定されているテストからコミュニケーションしていきます。目標は当然表彰台の真ん中狙いですが、安定したパフォーマンスを発揮してコンスタントにポイントを重ねることが大事だと考えています」と抱負を語っています。
新加入の手塚祐弥選手は、2013年シーズンより栃木スバルチームの一員として、86/BRZレースに参戦。同年ルーキー賞を獲得すると、2016年富士戦ではSUBARUディーラーチームドライバーとして初のクラブマンクラス優勝を達成。2017年シーズンにも十勝戦で優勝を果たしています。同年はスーパー耐久シリーズにも参戦し、同年および2019年シーズンにST-3クラスのシリーズチャンピオンを獲得しています。また、その勢いに乗って、2019年シーズンからSUPER GTのGT300クラスでもシートを確保。現在伸び盛りの26歳です。
手塚選手は、「縁あって栃木スバルのBRZで5年間クラブマンクラスにスポット参戦し、その後S耐で経験を積みました。今年初めて激戦のプロフェッシナルクラスに参戦することになり、とてもワクワクしています。まずはタイヤに慣れ、チームに馴染むことが必要で、手堅く完走を重ねることが大事だと思っています。マイレージが稼げてきたら、シーズン中盤からは上位を狙って攻めていけたら、と考えています。凛太郎選手とは初めて同じチームで走ることになりますが、うまく協調していきたいと思います」と意気込みを語ってくれました。
TOYOTA GAZOO RACING 86/BRZレースは、今のところ第3戦まで新型コロナウィルス感染拡大予防のため延期となっており、開幕戦の予定は未だ調整中です。シーズンがスタートしたら、CG ROBOT RACINGの2台に注目したいですね。
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