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SGT NBR
2020.01.19

SUBARU、2020年モータースポーツ計画を東京オートサロンで発表

「東京オートサロン2020」

1月10日に幕張メッセで開催された「東京オートサロン2020」にて、SUBARU/STIは2020年のモータースポーツ活動計画概要を発表しました。
国内主要サーキットとタイ・ブリラム、マレーシア・セパンにて全8戦が組み込まれているSUPER GTシリーズは、これまで通り「SUBARU BRZ GT300」で参戦。チーム総監督はSTIの渋谷真が務め、チーム運営はR&D SPORTが担当します。ドライバーは井口卓人と山内英輝の2名で、BRZ GT300は、EJ20水平対向ターボエンジンの信頼性向上や燃焼効率の改善、シャシーと空力特性の最適化、タイヤ接地性向上などの改善メニューを織り込みます。
13年連続出場となるニュルブルクリンク24時間レース(5月21日〜24日)には、2019年の同レースで使用したマシンをさらにリファインするSUBARU WRX STIで出場します。総監督はSTI の辰己英治が、チーム監督はSTIの沢田拓也が務めます。全国から集まった精鋭のSUBARUディーラーメカニックがチームを支え、STI エンジニアらがチーム運営を担当します。ドライバーは2018年、2019年から3年目となる、カルロ・ヴァンダム(オランダ)、ティム・シュリック(ドイツ)、山内英輝、井口卓人の4名ラインアップを継続します。SP3Tクラス3連覇はもとより、2019年の18位を上回る過去最高の総合順位を目指します。
また、全日本ラリー選手権にSUBARU WRX STIで出場するドライバーをこれまで通り支援します。2019年のJN1クラスチャンピオンである新井敏弘をはじめ、勝田範彦、鎌田卓麻らベテランドライバー3名への継続支援に加え、2019年のJN1クラスランキング2位の新井大輝をサポートします。

国内サーキットで全8戦でシリーズを構成するTOYOTA GAZOO Racing 86/BRZ レースの各イベントには、STIがサービスチームを派遣し、SUBARU BRZで出場しているユーザーへのテクニカルサポートを実施します。
SUBARUブースで行われた発表では、STI代表取締役社長の平岡泰雄が以下のようにスピーチしました。「SUPER GTについては、2019年シーズンは勝つべきレースを取りこぼしてしまいましたが、2020年は同じ徹を踏まないよう準備。特にパワーユニットの信頼性向上、空力性能およびシャシー性能の見直しを図り、リタイヤせずに確実・着実にポイントを重ねることで念願のシリーズチャンピオン獲得を狙います。次にニュルブルクリンク24時間レースでは、2019年にSP3Tクラス連覇を果たしましたSUBARU WRX STIをさらにリファインして臨みます。まずは空力性能の全面見直し、駆動系の強度アップ、制動系の改善などの内容を加え、よりパーフェクトなレースを目指しマシンの開発を進めているところです。今年は5月開催なので、天候が荒れる可能性もあり、その場合はSUBARU AWD性能をフルに活かし、有利にレースが進められると考えています。我々は、レースの場はクルマを鍛えるだけでなく、人材育成に最適の場だと考えています。全国のSUBARUディーラーから選抜された精鋭のメカニックに加え、SUBARUの量産車開発エンジニア数名を招き、STIエンジニアと一緒にニュルを戦うことになっています」と、語りました。
また、最後に「SUBARUの五島賢プロジェクトジェネラルマネージャーから紹介のあった新型レヴォーグ・プロトタイプSTI sportの開発では、STIの辰己英治がハンドリングエキスパートとして参加し、STIの若手エンジニアも開発や商品企画の一員として参加しています。このクルマは、このように初期段階から我々STIも参画して開発を進めてまいりました。今後もSUBARUと共にSTIもSUBARU車の走りの未来を築いていきます」と平岡社長は語り、スピーチを締めくくりました。
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