2021.06.14 - TGR86/BRZレース2021第3戦オートポリス・決勝
池島実紅がBRZ同士のバトルを制して8位入賞


阿蘇の山間に存在するオートポリスは、回り込んだ複合コーナーと大きなアップダウンが特徴的な、とても個性的なコースレイアウトを持っています。F1開催を目指して設計されたこともあり、スケールは大きく、難易度は高くなっているのです。それだけに地元ドライバーたちの習熟度の高さが、大きな武器になります。

プロフェッショナルシリーズには、昨年のシリーズチャンピオン#1久保凜太郎、そして地元九州出身の#988井口卓人の2人。井口卓人が14位、久保凜太郎は22位と、予選結果は散々なものになってしまいました。また、シリーズ参戦している#88手塚祐弥は前戦での車両規定違反のペナルティを受け、今大会には出場できません。
エキスパートクラスは、お馴染みの#315舩井俊仁、そしてフル参戦する#358池島実紅。実力的にも拮抗していますが、池島実紅が7位、舩井俊仁が11位で予選を終えました。

今大会にも、全国のスバルディーラーからレースメカニックとしてサーヒススタッフが駆けつけてくれました。南九州スバル・東開店の下池一矢さん、滋賀スバル自動車・大津店の宇野唯人さん、熊本スバル自動車・清水店の豊住龍正さん、以上3人です。予選・決勝が1日に詰め込まれたワンデーレースだったため、スピーディな作業や対応を求められたことでしょう。
決勝レース、オープンクラスではスタートで順位の変動があったものの、その後はあまり順位の入れ換えのないレースが展開されました。江原聖洋が7位、三尾修が9位、嶋田幸生が12位、中嶋慎次が14位という結果になりました。

エキスパートクラスで8位入賞を果たした#358池島実紅のコメント。「レースペースは良かったんですけど、仕掛けるほどのパフォーマンスはなくて、順位を上げていくことはできませんでした。次のSUGOは、自分にとってこれまでいい感じのレースができたことが多かったので、もっと前へ行けるようにがんばります」

プロフェッショナルシリーズで16位ながら、今シーズン初完走を果たした#1久保凜太郎のコメント。「みなさん、いろいろと心配してくれていたと思うんですけど、やっと完走することができました。予選結果が悪すぎたのでレース展開がどうこうというのは難しいですけど、やっと今シーズン開幕した、という感じですね。次からは上位を狙えるレースがしたいですね」
次戦は宮城県スポーツランドSUGOで、7月24日(土)〜25日(日)の2日間、第4戦・第5戦が行われます。今シーズンから始まった1大会2レース性の、初開催となります。