86/BRZ

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RACE REPORT

2021.05.10 - TGR86/BRZレース2021第2戦富士スピードウェイ・決勝
オープンクラスで五賀貴男が2位表彰台を獲得 エキスパートクラスでも廣田光一が6位入賞
開幕戦から、およそ1カ月半。少し長めのインターバルを経て、TGR 86/BRZ Race 第2戦が5月8日(土)〜9日(日)、富士スピードウェイで開催されました。これまでもシーズン最大のエントリー数を集めてきたサーキットだけに、今回もまた総勢116台という多くのエントリーがありました。
気温は20℃+、路面温度は日差しが強いお昼付近で40℃ほどというコンディションは、ドライバーにもマシンにも、そしてサーキットに訪れたモータースポーツファンにも、過ごしやすいものでした。ただしコース自体は、金曜日の夜に降った雨で運ばれた黄砂に覆われてしまい、路面自体は難しいものになっていました。

予選結果とともに、SUBARU BRZ勢のエントリーをお伝えします。

クラブマンシリーズ・オープンクラスでは、8台のSUBARU BRZがエントリーしました。2組に分けて実施され、1組では#209五賀貴男がトップタイムをマーク、#270江原聖洋が14位、#402酒井強志が24位、#507羽鳥明が25位。2組は、#555葉賀大輔が13位、#278高部一竹が17位、#601高橋史典が24位、#428嶋田幸生が26位となりました。

2組のトップタイムが速かったため、五賀貴男はフロントロー、2番グリッドからのスタート。また24位以下は予選落ちとなり、4台がBレースへの参戦となりました。
クラブマンシリーズ・エキスパートクラスは、#51廣田光一が10位、#358池島実紅が14位、#373小日山典明が28位という予選結果でした。

プロフェッショナルシリーズでは、11位に#1久保凜太郎、13位に#88手塚祐弥、19位に#988井口卓人という結果になりました。

今回のレースもまた、CG ROBOT RACING TEAMにスバルディーラーから、4名のサービススタッフがレースメカニックとしてサポートしてくれました。東京スバル・浜田山店の菅野貴文さん、同じく東京スバル・世田谷店の松浦晋太郎さん、千葉スバル・CS我孫子店の岩瀬蓮さん、岐阜スバル自動車・県庁前店の成田慎二さん、以上の4名です。千葉スバルの岩瀬蓮さんは「役に立てたかどうか判らないですけど、今までの経験を活かすことはできたかな、と思います。また機会があれば来たいですね。メカニックの方々から色々とアドバイスをいただき、店舗に戻ってもお客さんのクルマを扱う上で役立てると思います」と、貴重な体験になったようでした。
クラブマンシリーズ・オープンクラスの決勝レース、フロントローの五賀貴男はスタートでやや出遅れ、4位へとポジションを落としました。しかし4周目に3位へ、8周目には2位へポジションを上げることに成功。トップには届きませんでしたが、このレース過去最高位となる2位表彰台を獲得しました。そして葉賀大輔は21位、高部一竹は31位、江原聖洋が45位となりました。

  クラブマンシリーズ・オープンクラスで2位表彰台を獲得した#209五賀貴男のコメント。「スタートはちょっと失敗しましたけど、その後しっかり挽回することができました。開幕戦とは違って、富士は抜けるところがいろいろあるのが良かったですね。過去最高の成績で、本当に嬉しいですね」

7台で行われた決勝Bレースでは、羽鳥明が2位、酒井強志が4位、高橋史典が5位、嶋田幸生が7位となりました。
エキスパートクラスは、廣田光一が10位スタートからオープニングラップで8位に、その後もひとつずつポジションをあげていき、最終的に6位入賞を果たしました。池島実紅は14位、小日山典明が23位となりました。

クラブマンシリーズ・エキスパートクラスで6位入賞を果たした#51廣田光一のコメント。「本当は予選でもっと前に居るつもりだったんですけど、ちょっと失敗してしまったんです。今日の決勝レースは結構ハードなレース展開になって、他のマシンとの接触もあったりしたんですけど、予選順位よりも上でフィニッシュできて、良かったですね」

プロフェッショナルシリーズの決勝レースは、混乱したレース展開となり、さまざまなアクシデントやトラブルが発生してしまいました。予選11位から着実に順位を上げ、7周目には5位へと進出していた久保凜太郎ですが、スローダウンしたマシンを避けきれずに追突してしまいストップ。28位完走扱いとなりました。
予選13位だった手塚祐弥も、上位陣の混乱もあって5番目にチェッカーフラッグを受けました。しかしレース後の車検で地上高が不足と判定を受け、失格になってしまいました。

井口卓人は予選19位から落ち着いたレース運びで、11位でレースを終えました。その後、上位陣のペナルティや失格で繰り上がり、9位という結果になりました。

次戦、TGR 86/BRZ Race 2021 第3戦は、大分県・オートポリスで6月13日(日)、予選・決勝を1日で行うワンデーレースとして開催されます。
2021.05.06 - TGR86/BRZレース2021第2戦富士スピードウェイ・プレビュー
第2戦の舞台は富士スピードウェイ 好調なBRZ勢が上位を狙う
3月の開幕戦から約2カ月、2021シーズンの第2戦はSUPER GT開けの週末、富士スピードウェイで開催されます。全国的に自粛ムードの中ではありますが、ゴールデンウィーク最後の週末という日程になります。
日本国内のサーキットの中で、2005年に大幅なリニューアルを受けて生まれ変わった富士スピードウェイは、最も新しいコースと設備を持っています。富士スピードウェイの大きな特徴だった長いストレートはそのままに、コース後半に連続したタイトコーナーが設定され、あらゆる速度域に対応することが必要になっています。ランオフエリアも広く、ビギナードライバーでも安心してコースを攻めることができます。

この86&BRZワンメイクレースが幕開けしたのは、2013年7月の富士スピードウェイでした。その時のポールポジションは2分08秒275。現在のコースレコードは2分03秒263で、およそ5秒、タイムアップしました。マシンは7psパワーアップし、ファイナルギヤレシオも約5%ローギヤードとなっているが、しかし、その多くの部分はタイヤの進化であることは間違いない。そしてタイヤの進化に合わせて、マシンのセットアップしていくノウハウがトップチームを支えているのです。
2021シーズンの勢力図は、決勝レースが雨になってしまったので、開幕戦ではハッキリしませんでした。路面コンディションの変化も大きく、それに上手く対応できたチーム/ドライバーが予選上位を得た形になっていました。そういう意味では、今回の第2戦は今シーズンの勢力図が確認できるかもしれません。

エントリー台数はプロフェッショナルシリーズが30台、クラブマンシリーズ・エキスパートクラスが29台、クラブマンシリーズ・オープンクラスが57台。合計116台という、大量のエントリーとなりました。そのうちSUBARU BRZ勢は、プロフェッショナルシリーズが3台、エキスパートクラスが3台、オープンクラスが8台の、計14台です。
プロフェッショナルシリーズは、開幕戦をリタイヤで終えた#1久保凜太郎、10位入賞を果たした#88手塚祐弥、そして5位入賞した#988井口卓人、というラインナップです。チャンピオンナンバーをまとっての凱旋レースながら、開幕戦では予選から苦しい展開となった久保凜太郎ですが、マシンのコンディションは悪くなさそう。今回のレースで、その借りを返してくれることでしょう。

エキスパートクラスには、#51廣田光一、#358池島実紅、#373小日山典明の3名が参戦します。今シーズンはフルエントリーを予定している池島実紅は、開幕戦の予選では9位となり、雨の決勝レースではポジションを落としてしまったものの、レースとしてはいい走りを見せてくれました。今回のレース、さらに上を目指してもらいたいところです。
オープンクラスでは、#209五賀貴男、#270江原聖洋、#278高部一竹、#402酒井強志、#428嶋田幸生、#507羽鳥明、#555葉賀大輔、#601高橋史典、以上8名がエントリーしています。常連のドライバーから、スポット参戦組までさまざまな顔ぶれが並んでいます。また、スバルディーラーのチームも参戦します。エースとして期待されるのは、開幕戦で5位となった五賀貴男です。
TGR 86/BRZ Race 2021 第2戦は、5月8日(土)〜9日(日)、静岡県・富士スピードウェイで開催されます。この週末は「ザ・ワンメイクレース祭り2021富士」という大会となっていて、いくつものワンメイクレースが同時開催されます。
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