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86/BRZ
2022.07.06

新装GR86/BRZ Cup、2022シーズンが開幕

GR86/BRZ Cup、2022シーズン・プレビュー

2022年7月、装いも新たに「TOYOTA GAZOO RACING GR86/BRZ Cup」が開幕します。2013年から「TOYOTA GAZOO Racing 86/BRZ Race」として開催されていた同レースは、新型車両の投入に合わせて、今年から新たなシリーズ名で開幕を迎えます。その参加台数は年々増加傾向にあり、シーズン最初から合計90台が出場するとのこと。今シーズンは、全国の5ヶ所のサーキットで全5戦が開催予定で、このうち、2戦はスーパーフォーミュラのサポートレースとしての開催です。すでに、7月 16日〜17日の開幕戦(富士スピードウェイ)のエントリーは締め切られており、7月1日にエントリーリストが発表されました。SUBARU BRZは、プロフェッショナルシリーズ4台、クラブマンシリーズ5台計9台が参戦します。
新たにスタートするシリーズの最も大きな特徴は、トヨタ GR86、SUBARU BRZにそれぞれ新型車両が投入されていることです。競技車両として使用する「SUBARU BRZ Cup Car Basic」は、すでにスバル販売会社よりデリバリーが開始されています。また、大きな変更点として、レギュレーションによる使用可能パーツの増加が挙げられます。プロフェッショナルシリーズでは、これまで指定品のみ使用可能であったマフラーやサスペンションといったパーツが、NAPAC加盟メーカーによって市販品で、認定を受けたものは使用できるようになりました。これにより、プロフェッショナルシリーズのパフォーマンスが今まで以上に高まり、よりエキサイティングなレースが期待できます。認定パーツについては、シリーズの公式webサイトに以下のリストが公表されています。

公式webサイト
一方、クラブマンシリーズについては、多くの方が参加できるように、これまで同様ブレーキやスプリングなど安全にサーキッを走行するためのパーツは指定品のみが使用可能です。レースで使用するタイヤは、市販のラジアルタイヤで、プロフェッショナルシリーズはブリヂストン、ダンロップ、ネクセンタイヤの3ブランドから選択でき、クラブマンシリーズについては、ダンロップのみが指定となっています。
今シーズンのレースの見どころは、新型車両の登場と前述したレギュレーションの変更です。新型車両は、旧型と比べてわずかに全長が長くなり、排気量は400cc増加しています。それに伴いエンジン出力は18%アップしており、今シーズンのラップタイムの変化などにも注目です。そして、使用可能な公認パーツの拡大に伴うプロフェッショナルシリーズのこれまで以上のコンペティティブな争いにも期待ができます。また、今年も全国のスバル販売店から、レースメカニックとしてサービススタッフが参加します。今年は彼らの活躍にも注目してレポートする予定です。ぜひ今年もGR86/BRZ Cupに出場するSUBARU BRZへの応援をよろしくお願いします。
SUBARU側で同ワンメイクレースのサポートを担当するSTI開発副本部長の横田徹は、「クラブマンシリーズは、一般の方が楽しむことができ、純粋にモータースポーツを楽しみたいお客様やディーラー単位でチームを組み社員のモチベーションアップに活用するなど、様々な楽しみ方を提供してきました。また、プロフェッショナルシリーズは、イコールコンディションながらプロドライバーがプライドをかけて競っており、このレースには特別な魅力があるのだと思います。また、今年のプロクラスは、認定パーツの拡大によってサプライヤーも一体となっての競争となり、さらにレースを盛り上げます。GR86とSUBARU BRZのそれぞれの個性を活かしたセッティングも見どころです」と語っています。
開幕戦の富士スピードウェイラウンドは、7月17日(日)に決勝レースが行われ、プロフェッショナルクラス、クラブマンクラスともに10周で競われます。
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