スーパー耐久

BACKSTAGE COLUMN

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2022.09.05

SUBARU BRZ CNF Concept、ノートラブルでもてぎ戦完走

9月3日(土)・4日(日)に栃木県茂木町のモビリティリゾートもてぎ(1周4.801km)にて、「ENEOS スーパー耐久シリーズ2022 Powered by Hankook第5戦もてぎスーパー耐久5 Hours Race」が行われ、ST-QクラスにTeam SDA Engineeringよりエントリーした61号車SUBARU BRZ CNF concept(井口卓人/山内英輝/廣田光一)は、5時間レースをノートラブルでフィニッシュしました。
【公式予選】
今回は、台数調整のためST-3クラスの設定がなく、出場車両は合計51台となりました。カーボンニュートラルな合成燃料を使う61号車SUBARU BRZ CNF conceptは、実験的開発車両などが走るST-Qクラスに編入されています。土曜日の午後に行われた公式予選は、前日までの不安定な空模様から一転曇り空ながらドライコンディションで行われました。61号車は井口と山内のABドライバーのベストタイム合算が4分20秒770で、直接ライバルである28号車ORC ROOKIE GR86 CNF Concept(蒲生尚弥/豊田大輔/大嶋和也)の4分19秒922には今回も約0.9秒離されています。木曜日の練習走行ではマイナートラブルがあり、金曜日の専有走行も決して満足いく内容ではありませんでしたが、予選はなんとかタイムアタックできるレベルに仕上がったようです。ドライバーの井口は、自身のSNSで「色々ありまして、気持ちのよいアタックとは行きませんでしたが、木曜日の走り出しから比べると確実に進化していると感じた予選になりました」と語っています。予選結果は、28位の28号車に次ぐ総合29位でした。
予選後、メディアを集めたSUBARUラウンドテーブルをサーキット内で行い、「スーパー耐久シリーズでのSDG’sの取り組み」を紹介しました。その中で、宇都宮にあるSUBARU航空宇宙カンパニー、群馬県の地場サプライヤーである(株)千代田製作所と連携して開発したBRZ CNF Concept車用カーボンボンネットに関し、再生可能開発の観点からの解説を行い、廃棄される航空機用炭素繊維の端材を再利用していることをお伝えしました。「使う責任、作る責任」の実践です。また、それを再成形加工することで排出エネルギーを削減しCO2低減を図っていることも付け加えています。また、今回からBRZレースカーにEyeSight(量産車用機材とソフトウェア)を搭載し、レース運営に役立つ活用方法を検討し始めたことを併せて発表しました。何がそこから生まれるか、乞うご期待です。
【決勝レース】
日曜日は、曇り空ながら、時折青空が覗く温暖な朝を迎えました。しかし、時間が経過するにつれ湿度が高くなり、ムシムシと蒸し暑い天候となりました。天気予報は、一日中降雨の心配はないとのこと。ピットウォークを経て、スタート進行が始まると、61号車は第2グループのフロントロウに28号車と並んでグリッド整列しました。午前11時に1周のフォーメーションラップが開始され、決勝レースは混乱なくクリーンスタートです。28号車GR86と井口が駆る61号車BRZは、序盤から接近戦を展開。しかし抜き去ることは叶わず、井口はその後、ラップタイムで勝る28号車に先行を許すことになります。
43周目に交代した山内は、井口同様に28号車に狙いを定めて力走を見せます。前回オートポリスではクラッチトラブルによるリカバーリー作業に4分以上をロスしましたが、今回は終盤までノートラブルです。85周目には廣田にドライバーチェンジ、さらに最終スティントには井口が再登板しますが、28号車を追い詰めるまでには至らず、同車に18.5秒差の総合23位でフィニッシュラインをクロスしました。周回数は129周で、走行距離は約619kmでした。 チーム監督の本井雅人は、「まず、私たちの目標はノントラブル完走なのですが、それについては当初狙った通りに走ることができました。しかし、速さが足らず、28号車に負けたことは大変悔しいです。お互いにトラブルフリーで走っているので、今回の差がやはり実力の差だと思います。やっぱり私たちは速いクルマが作れていないことは明らかで、ここをなんとかしなければ、と考えています。ドライバーの快適性確保を目的としたエアコンのコントロールに関しては、前回やりきっていないので、担当者からの再チャレンジ要求もあり、新たにハードウェアと制御の両方をやってきました。今回は少しでもアクセルオンの時は、エアコン全オフで、減速時には高回転域から制御を入れてコントロールしています。おかげで、ドライバーからは楽になったとのコメントをもらいました。また、人材育成の面からも成果があったといえるでしょう。さて、次戦岡山国際ですが、もう時間がありませんし、本当に速くないと勝てないので、何をいつまでとは決めていませんが、なりふり構わず(改善に)取り組もうと思います」と語りました。
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