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SGT NBR
2022.01.14

SUBARU/STI、2022年のモータースポーツ計画を発表

SGT、NBR、JRC、86/BRZ、スーパー耐久に加えフルEVプロトタイプを発表

1月14日(金)、千葉市の幕張メッセで開催された「TOKYO AUTO SALON 2022」会場にて、SUBARU/STIは、2022年のモータースポーツ参戦計画を発表しました。
SUBARUブースからオンライン形式で実施されたプレスカンファレンスでは、スバルテクニカインターナショナル株式会社(STI)の平岡泰雄社長が、計画概要を発表。2021年シーズンに念願のGT300シリーズチャンピオンを獲得した「SUPER GTシリーズ」、3年ぶりの出場となる「ニュルブルクリンク24時間レース」への参戦計画を中心に、「全日本ラリー選手権」、7月から新たにスタートする「GAZOO Racing GR86/BRZカップ」への支援計画などを説明しました。
平岡社長は、「ディフェンディングチャンピオンとして参加するSUPER GTは、これまでと同様の体制とドライバー布陣で臨み、SUBARU BRZ GT300を使って連続シリーズチャンピオンの獲得を目標とします。総監督の小澤正弘(STI)のもとチーム運営をR&D SPORTが担当し、ドライバーは、井口卓人と山内英輝の2名が引き続きシリーズエントリーします。また、ニュルブルクリンク24時間レースへの参戦は、従来車両のSUBARU WRX STI NBR CHALLENGEをさらに改良し、SP3Tクラス優勝のほか、予選タイムおよび総合順位の更新を狙います。総監督はSTIの辰己英治が、チーム監督は同じくSTIの沢田拓也が担当し、全国のSUBARUディーラーから派遣される精鋭のディーラーメカニックと共にSTIがチーム運営を担います、ドライバーは、佐々木孝太、カルロ・ヴァン・ダム、ティム・シュリック、マセール・ラッセーの4名を起用します」と語りました。「全日本ラリーは、SUBARU WRX STIを使い2021年にシリーズ3位となった鎌田卓麻に加え、新井敏弘、新井大輝の3チームを支援。新たに始まる86/BRZカップでは、新型SUBARU BRZを使うチームをサポートする予定です」と語っています。
あわせて、平岡社長は、世界初公開となるEVプロトタイプカー「STI E-RA CONCEPT」の概要を発表しました。会場に展示されたこのクルマは、これまで2年をかけてSTIが開発を進めてきたフル電動レースカーで、四輪にそれぞれ200 kWを発生するモーターを配したコンセプトカー。平岡社長は、「来るべき電動化社会を見据え、モータースポーツにも電動車両でチャレンジすべくこの2シーターフル電動プロトタイプカーであるSTI E-RAを開発しています。車体は現在開発の真っ只中ですが、本年の秋頃には国内サーキットでシェイクダウンを行い、近い将来海外のレーストラックで実力を見極めたいと考えています」と語りました。
続いて株式会社SUBARUの執行役員最高技術責任者である藤貫哲郎が登場。「来るべきカーボンニュートラル社会の実現に向けた取り組みとして、トヨタ自動車と共同で新型SUBARU BRZをベースにバイオ燃料を使ったレースカーを開発し、3月より開幕するスーパー耐久シリーズST-Qクラスに参戦します。パワーユニットの開発のほか、SUBARUの技術者が自らマシン製作をも手がけ、レース車両製作のノウハウを学ぶつもりです。また、チーム監督はスバル研究実験センター・センター長の本井雅人が担当し、ドライバーは、プロフェッショナルドライバーの井口卓人と山内英輝に加え、SUBARU開発エンジニアである廣田光一が参戦します。技術とともに人財も育成し、次世代のSUBARU車開発にフィードバックできれば、と考えています」と語りました。
2022年のSUBARUモータースポーツは、盛りだくさんの内容となります。モータースポーツを通じて、SUBARUの真髄である「安心と愉しさ」の追求が加速します。
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