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スーパー耐久
2022.06.03

スーパー耐久シリーズ2022 第2戦 NAPAC  富士SUPER TEC 24時間レースへ参戦

 

SUBARUは、6月3日~5日に行われる「ENEOSスーパー耐久シリーズ2022 Powered by Hankook 第2戦 NAPAC 富士SUPER TEC 24時間レース」に参戦します。 参戦にあたり、前戦の井口卓人選手・山内英輝選手・廣田光一選手に加え、鎌田卓麻選手と吉田寿博選手の5名がドライバーを務めます。


「Team SDA Engineering BRZ CNF Concept」テスト車両


▼ドライバー
井口 卓人 山内 英輝 廣田 光一 鎌田 卓麻 吉田 寿博

車両は、前戦の鈴鹿の結果を踏まえ、ボンネットは冷却及び空力性能の向上を目的にダクト付きを採用。ドアはカーボン製に変更することで、大幅な軽量化を図っています。さらに、カーボンニュートラル燃料に一層マッチさせたエンジン制御適合のリファイン、足回りの仕様及びセッティング変更で戦闘力を向上させ、室内にはエアコンを採用し、各種モニター、スイッチなどを最適化することで、本レースでの好成績を目指します。

内燃機関を活用した燃料の選択肢を広げる挑戦として、カーボンニュートラル燃料を使用した車両でスーパー耐久シリーズ2022に参戦。トヨタと協調し且つ競いながらアジャイルな開発を繰り返すことで、「モータースポーツを起点としたもっといいクルマづくり」を進めるとともに、カーボンニュートラル社会の実現を目指します。また参戦を通じて、エンジニアの育成につなげていきます。

これまで進めてきた車両開発では、SUBARU技術本部のエンジニアが100名以上参加。若手社員を中心に、部署の垣根を越えて、1つの目標に向けチャレンジする風土を醸成する効果が出ています。

レース概要はこちら
https://supertaikyu.com/races/2022r2/

鎌田卓麻 (Kamada Takuma )


【Profile】

21歳の若さで全日本ラリー選手権にデビュー。2014年はSUBARU BRZで初のシリーズタイトルを獲得。2015年以降はSUBARU WRX STIで参戦を続けており、2021年シーズンは全日本ラリー選手権トップカテゴリーであるJN1クラスで、シリーズ3位の好成績を収めている。



吉田寿博(Yoshida Toshihiro )


【Profile】

SUBARU車のチューニングパーツメーカー PROVAの社員ドライバーとして、全日本ツーリングカー選手権やスーパー耐久に参戦。スーパー耐久シリーズでは1996〜2015年にかけて6回クラスチャンピオンを獲得。ニュルブルクリンク24時間レースにも参戦し、2011、2012年はWRX STIでクラス優勝を飾る。現在は同社の代表取締役を務める。


▼チーム概要
車  両 SUBARU BRZ(カーボンニュートラル燃料)
参戦車両名 「Team SDA*1 Engineering BRZ CNF Concept」
ク ラ ス ST-Qクラス*2
チ ー ム 名 「Team SDA Engineering」 
監  督 本井雅人(スバル研究実験センター所長)
チーフエンジニア 竹内源樹(ボディ設計部)
ドライバー 井口卓人、山内英輝、廣田光一(車両運動開発部)、鎌田卓麻、吉田寿博
車両の特長 SUBARU BRZをベースにカーボンニュートラル燃料を使用したスーパー耐久仕様に。
ロールケージは、アイサイト搭載も考慮した形状になっている。SUBARU技術本部のエンジニアが中心となって車両を製作。
カーボンニュートラル燃料(全般)について カーボンニュートラル燃料とは、原料製造から製品利用までの製品ライフサイクル全体でCO2排出量がプラスマイナスゼロになる燃料の総称。合成燃料、バイオ燃料、燃焼時にCO2を排出しない自然エネルギーでつくられた水素やアンモニアなどが含まれる。
今回使用するカーボンニュートラル燃料の特長・メリットなど ・大気中などから回収したCO2と、水素やバイオ燃料などを合成して、ガソリンと同様の成分にした人工燃料。
・燃料精製時に大気中からCO2を回収しているため、使用時のCO2排出は相殺される。
・ガソリンと同様の成分のため、ガソリンスタンドなどの既存インフラや内燃機関の技術を活用できることから、CN達成の有効な手段となる燃料である。

*1:スバル ドライビング アカデミー:SUBARUエンジニアの運転スキルと評価能力を高める人財育成の取り組み
*2:スーパー耐久機構事務局(STO)が参加を認めたメーカー開発車両、または各クラスに該当しない車両




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