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SGT NBR
2023.01.14

2023年SUBARUモータースポーツ活動を発表

SUBARUモータースポーツ

1月13日(金)、千葉市の幕張メッセで開幕した東京オートサロン会場にて、SUBARUは2023年のモータースポーツ活動を発表。全日本ラリー選手権に投入予定のSUBARU WRX S4ラリー仕様車を初公開しました。
プレスカンファレンスでは、今回プレミア発表した新型インプレッサの発表、特別仕様車レヴォーグSTIスポーツ#の説明に続き、スバルテクニカインターナショナル(STI)の平岡泰雄社長が、本年のモータースポーツ計画を発表しました。「STIは、SUBARUブランドを一層輝かせる活動を行っています。まずは、SUPER GTです。引き続きSUPER GT選手権GT300クラスにSUBARU BRZ GT300で出場し、昨年残念ながらチャンピオンシップ連覇は逃しましたが、最後のレースまで総合優勝争いに加われたことは、ディフェンディングチャンピオンの名に恥じない走りができたと自負しています。一戦一戦チームが強くなっていくのを実感したシーズンでした。2023年の体制は、これまで通りR&D SPORTとSTIがタッグを組んでBRZ GT300を走らせます。STIの小澤正弘が総監督、R&D SPORTの澤田稔が監督を務めます。また、ドライバーには、井口卓人と山内英輝の2名を起用いたします。本年からカーボンニュートラル燃料での参戦となります。モータースポーツの新たな時代においても、環境と走行性能を併せ持つ強いBRZをお見せし、王座奪還を目指します」と語りました。
さらに、「2023年のニュルブルクリンク24時間レースでは、最新のWRX S4をベースにしたNBRレースカーを投入します。スバルグローバルプラットフォームの利点を活かし、新たに2.4Lターボエンジンを搭載しており、今年はSP4Tクラスへの参加ということになります。辰己英治総監督、沢田拓也監督がチームを采配し、新型車両の製作はプロジェクトリーダーの渋谷直樹が担当しました。全国のSUBARUディーラーから選りすぐられた8名のメカニックの皆さんと共に戦うドライバーは、カルロ・ヴァンダム、ティム・シュリック、山内英輝、井口卓人の4名です。目標はクラス優勝、総合ではSP8Tを含むターボ車クラストップを狙います。全日本ラリー選手権には、新型WRX S4をベースにしたマシンで参戦することになります。これまで通り、新井敏弘と鎌田卓麻のチームサポートを行い、同時に車両の開発サポートも行い、両ドライバーと共にSUBARUラリーチャレンジチームとして同選手権に参戦します。新型車両はシーズン途中からの投入となりますが、レギュレーションの変更により車両重量を軽く作ることができるため、強いSUBARUの再現を目指します」と続けました。このほか、昨年同様GR86/BRZカップレースに出場するカスタマーチームの支援を従来通り実施することも付け加えられました。
また、SUPER耐久シリーズのST-Qクラスに昨年から参加しているSUBARU チームSDAエンジニアリングの本井雅人監督が登壇。「チームSDAエンジニアリングは、2023年シーズンも昨年同様にチャレンジします。昨シーズンは、トヨタさんと”もっと一緒に良いクルマ作り”実現に向けて強調と競争を重ねることで、チームは大きく成長することができました。当初の目的でありましたカーボンニュートラル燃料の活用方法を攻略し、次のステップに向けた課題も明確になってきました。もうひとつの目的であった人材育成についても、将来を担う若いエンジニアたちが目まぐるしいレースの現場で大きく成長する姿がありました。2023年シーズンでは、明らかになった課題に向かいつつ、次なるステップに進めます。チームはこれまで同様、SUBARU技術本部の社員で構成し、ドライバーは井口卓人、山内英輝に加え、SUBARU開発エンジニアの廣田光一の3名で臨みます。参戦車両のSUBARU BRZ CNFコンセプトはさらにアップデートを進めます。実証を続けているカーボンニュートラル燃料の変更、航空宇宙カンパニーの協力で実現した再生カーボン部品の追加検討、さらにはアイサイトなどの先進安全機能もレースの現場で鍛えていきたいと考えています。これらの挑戦で培った知見で、将来のSUBARU量産車へフィードバックし、何らかの形でお客様のもとへ届けたいと考えています」とスピーチしました。
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