SUBARU BRZ GT300は決勝10位フィニッシュ


序盤4周目には小雨が降り、山内はマシンがコースアウトしないようにコントロールしますが、後続の18号車に抜かれてしまいます。20周を超えると早めにピットインしタイヤ無交換作戦を取るチームが勝負に出ます。BRZ GT300は早い段階でタイヤの摩耗が発生しており、4本交換が必須の状況になります。

そこから井口は粘る走りで上位を目指します。途中雨もあり、レインタイヤに交換するチームがある中、井口はスリックでの走行継続を選択し、コース上に留まります。結果的にその判断が正しく、10位でチェッカーを受けることができ1ポイントを獲得してレースを終了しました。

「雨による影響もあって、特に序盤の小雨はグリップが薄くなるので山内は難しかったと思います。井口の時の雨は雨量がそれなりあったので、逆にスリックでもグリップできるレベルになるので、ポジションを落とすことがなくチェッカーを受けることができました」
井口卓人
「BRZ GT300の速さを活かすことができなかった週末になってしまい、悔しさが残るレースでした。ただ、山内選手がロングスティントをこなしてくれたので、10位というポジションが獲得できたと思います。全体的に上位を走るペースにはならなかったのですが、作戦ミスもなく良いレースはできたと思います。期待してくれた結果とはならなかったと思いますが、応援ありがとうございました」

「速さがなかったですね。でも井口選手のスティントでレインに変えようというチームからの提案に対して、井口選手はスリックのまま留まる選択をしたことが結果的に10位に繋がったと思います。自分のスティントでもう少しラップタイムを上げられれば良かったのですが、今できる精一杯があそこまででした。皆さんの期待に応えられなかったと思いますが、今年一年応援ありがとうございました」
小澤正弘総監督
「今年のランキングやポイントを見ると厳しいシーズンだったのですが、チーム力としては凄くレベルアップできたシーズンでした。トラブルもなくミスもないチームになりました。一方で性能調整という車両には厳しいルールがあるので、跳ね除ける力が足りなかったと反省しています。来季はそうした部分を改善し、全戦でポイントを獲得する目標で臨み、チャンピオンを目指すシーズンにしたいと思います。今年一年応援ありがとうございました」
予選アーカイブはこちら( https://www.youtube.com/watch?v=3CSp4BlGiJU)
決勝アーカイブはこちら(https://www.youtube.com/watch?v=HTIjhMMLmuU)