NEWS

NBR
2018.09.03

辰己総監督トークにSUBARUファンは納得

9月2日「ニュルブルクリンク24時間レース2018トークショー」が開催された

9月最初の日曜日となった2日、東京三鷹の東京スバル三鷹店ショールームにて「ニュルブルクリンク24時間レース2018トークショー」が開催され、約50名のお客様がSTI総監督辰己英治と、本年のNBRチームで運営補佐兼通訳を担当した渡邉友里、ドライバー対応の篠崎久美子のトークを楽しみました。
2016年のNBR24時間レースを走ったSUBARU WRX STIレースカーを囲むように行われたトークショーでは、今年のNBR 24時間レースでの出来事やエピソードを中心に、チームに参加しているSUBARUディーラーメカニックの存在や仕事内容などが盛り込まれていました。このSUBARUディーラーメカニックは、全国のSUBARUディーラーから選抜された優秀整備士をSTIのNBRチャレンジチームメンバーとして受け入れ、彼らは何日間かの合宿を経てドイツに赴き、他チームのレーシングメカニックと同様の役割分担をこなすものです。渡邉は、彼らの仕事ぶりを現場で見て知っているので、愛車をディーラーに持ち込んだ際に「ブレーキローターの交換が15分程度なら待てます」とサービスマンに伝えて、困らせた経験を披露しました。辰己総監督は、「NBRに参加したSUBARUメカニックなら、走行後に600度にもなるローターとパッドはほんの数分で交換できますが、ロードカーとなるとそう簡単ではないんです」。すると渡邉は、「そうなんですか。私はニュルでメカさんたちが交換している姿しか見たことなかったので、そんな大変な作業とは知りませんでした」と話して会場を笑わせた。また、NBRのストリーミング中継を発端にファンの間で知れ渡ったニュルカレーについて、発案者の篠崎とスライスチーズでニュルブルクリンクGPコースの型を抜くアイディアを立案した渡邉が、レシピについて語りました。篠崎が、「やっぱり日本人にはご飯が必要ですし、カレーを嫌いな人は少ないですから。好きなものを食べてレース中にメカさん達のパワーがでたら、私たちもやりがいがあります」と話すと、渡邉は「野菜がゴロゴロ入っているごく普通のカレーですが、隠し味にトマトを使っています」とレシピの秘密を少し披露しました。今やSTIのニュルカレーは、チームメンバーだけでなく、日本から取材に訪れたメディアの皆さんにも振舞われ、大変好評を博しています。
トークは、来年のNBR24時間レースについて話が及びました。辰己は、「最終的には会社が決断することですが、私たちは準備だけは進めています。もうすでにいくつかの改善項目がリストアップされて、作業にかかっています。でも今日お越しいただいたお客様のように、STIコンプリートカーをご購入いただいた方たちのために、NBR 24時間は不可欠なものと私は考えています。NBRのような過酷な条件で、クルマを快適にしかも安全に速く走らせることは、STIのエンジニアを育てるため、新しい技術のアイディアを発掘するために最適だと考えています。つい先日WRX STI タイプRA-Rという車種を発表したところ、500台があっという間に完売してしまいましたが、現在も次のモデルの開発にSTIエンジニア達は余念がありません。つまり、STIにとってNBRとSTIコンプリートカーの開発は両輪なのです」と話し、次のモデルの方向性について、少しだけヒントを口にしていました。
50分間のトークは、あっという間に時間が過ぎ、東京スバルが準備したプレゼントをじゃんけん大会で分け、集合写真を撮影してショーは閉会となりました。
Scroll to top