NURBURGRING 24H RACE

TOPIC COLUMN

  • vol.
2018.06.08

NBR24時間のSUBARUディーラーメカ、かく戦えり

SUBARU WRX STIがSP3Tクラス優勝を果たした今年のニュルブルクリンク24時間レース。STIにとって5回目のこの勝利に貢献したSUBARUディーラーメカニック6名の事後レポートが届きました。6名は、元々それぞれSUBARUサービス1級の資格を持った優秀メカニックです。今年のNBR24時間の激闘を経て、彼らの意識がどのように変化したか。是非ご覧ください。
青森スバル自動車 川口清孝
富士スピードウェイでの研修で教えていただいたことを業務請負の中で意識しながらドイツへ出発する日を迎え、このままではチームに貢献できるのか不安しかありませんでした。現地に着いてからは準備作業がたくさんありましたが、そのおかげか不安について考える間もなく作業に集中できました。その中でも総監督を始めスタッフ全員が車両を少しでも良くしようと作業している所や、専門スタッフに付いて作業していてもトラブルをなくす為丁寧に準備して行き、さらに作業の合間にスタッフの人たちとコミュニケーションを取ることで自分がチームのために考えて行動したことが役に立っていることだと思いました。ピット作業の担当が決まってからはディーラーメカニック内で作業の正確さと時間短縮についての話し合いが多くなり、チームワークもさらに良くなりチーム行動が楽しく感じました。予選2回目でトラブルが起きた時、これまで入念に点検整備をして来たのに、と思いながらも自分にできることを精一杯やりました。決勝でのイレギュラーピットインを考えると、一度経験していて良かったと考えることができ、トラブルに対して前向きに捉えられていることが自分で変われたところだと思いました。決勝レースでも2度、大きなトラブルがありましたがチーム力で乗り越えることが出来たことが優勝という最高の結果になったと思いました。このレースに参加することでメカニックとして貴重な経験とたくさんの勉強をさせていただきました。本番までの準備の大切さ、安全への意識、自分の役割に対する責任、スタッフ同士のコミュニケーションなどを見習い、自分もメカニックとして高く意識し、それをお客様ひとりひとりに安心と愉しさとして提供できるようにして行きたいと思います。
宮城スバル 大久保良平
今回私は、このNBR24hレースに参加していくつかの点に関して感じ想った事があります。ひとつ目は基本行動の重要性です。日々の業務でも求められている事前の準備や整理整頓。報連相をしっかりとして情報の共有や作業中の声がけ確認の重要性を改めて感じました。

基本的な事で当たり前の事かもしれませんが1分1秒を争う中でそれができないとチーム自体が円滑に動かないと思いました。今年のレースでは特にイレギュラーピットも多く誰が見ても工具の場所が分かるように配慮したり、スペア部品のしっかりとした準備がいかに大事かを経験しました。また、実作業中もスピードも考えつつ安全に作業を進めるために周囲との声がけ確認も大事だとレースを経験し、実感しました。ふたつ目は自主性です。私は、今回このレースに参加して自分はチームに何を期待され、チームが勝つために何をすべきか常に考え行動して来ました。一番の最年少ではありましたがチームが勝つためにもメカ全員を集め、早い段階でレース時の作業分担の話をし、限られた練習時間を有効活用する努力をしました。今回の経験で自分自身の人間性も成長できたとても良いレースだったと思います。体力的にも全員が極限で大変はありましたが、「どうあるべきか?」をその都度考えチームの為に小さな仕事も積極的に取り組む事が出来たと思っています。

今後はこの経験を元に日常の業務でも基本行動を大事にし、周囲にもその重要性を知ってもらえるように行動して行きたいと思います。
福島スバル 圓谷謙太
NBRレースに参加させていただき、私はチーム力の大切さというものを感じました。個々の能力の高さ、お互いの信頼・連携・協力などチームとして大事なことがSTIには高いレベルで揃っており、その中で私は、自分の店舗には何が足りないのか、何を良くするとこのようなチームになれるかということを考えることが出来ました。いま足りないものは、お客様への対応力だと思います。今回観戦ツアーの方がパドックに来ましたが、その中から”今回参加しているディーラーメカニックに自分の車も作業してほしい”と話をしているのを耳にしました。何かディーラーでの対応に不満を持った事があるのだろうなと思いました。お客様は自分の車を作業するメカニックを選べません。どのお店でもレベルの高いメカニックから経験の浅いメカニックまで様々ですが、その中で対応力の低さや、そのフォローが足りないときに不満を募らせてしまうと思います。それを防ぐために、まずは今回目の当たりにしたチーム力を会社のサービス全体で共有し、広めることでしっかりとチームで対応できるようにしていきたいと思います。そして、次のステップとして全体の整備力、対応力を引き上げるために自分をより高め、後輩の育成に力を入れていきたいと思います。そうすることで、どのメカニックでも安心して車を頼む事ができる。と言われるようにする事が今回レースに参加して改めて持った私の目標です。まずは、具体的なやるべきことを決め、実行することで少しずつでも目標に近づいていきたいと思います。今回学んだ心をひとつにする大切さ、困難があっても協力しあって諦めない心で目標の実行に向けて努力していきます。
東京スバル 磯部圭人
「今回、私がNBRプログラムに参加して感じたことは、「感謝」です。チーム全員で優勝するという目標に向けて、心をひとつにするという感動です。私達ディーラーメカニックは今回初めて顔を会わせ、少ない準備期間でいち早く信頼関係を構築し、お互いの事をカバーし合いながら仕事をすることが出来ました。全国の特約店から選抜され大きな舞台に立っている緊張感、日常では味わえない時間との闘いという緊張感、そして作業を終えた達成感、これは今後のメカニック人生において何ものにも代え難い経験となるでしょう。それに加えクラス優勝が達成出来たという二重の感動を頂きました。事前研修会の段階からSTIチームの方々が「昨年の悔しさ」を口々にお話しされており、今年こそは優勝という気持ちで私自身も取組みました。事前準備を含め、自分の持てる力を十分に発揮し、微力ながらも貢献出来たという充実感も頂きました。レース中においては、様々な想定外のトラブルが発生しましたが、私を含めて誰一人諦める者などいませんでした。日常業務でもこの気持ちを忘れずに自己研鑽を重ね、店舗スタッフにも仕事を通じての目標達成までの充実感・感動を与えられるように日々努力・成長していきます。今後は、今回私が得た NBR に参加する感動を特約店内のひとつの目標となるように、次世代の若手育成にも役立てていきたいと思います。そして、店舗ではチーフメカニックとして事前準備の大切さ・リスクマネージメントへの対応など、今回の NBR の経験を生かし、店舗の業務改善を具体的に実践していきます。最後に私の次の目標である「国家一級整備士」の最終実技試験を突破することに注力していきます。
北陸スバル 中山宏幸
レースの現場では非常に多くの制約があり、普段の仕事と比べて違う点も多くあるので最初は戸惑いました。先ず時間に対して非常にシビアな事です。レースですから当然ではありますが、いざスタートしてみると緊張して思うように体が動かないと感じました。ピットの中は非常に狭く、その中でも効率の良い作業が求められます。毎ピット安全に留意しつつも素早い作業でクルマを送り出す。この作業を24時間にわたり続けるのです。疲労が溜まり、夜も更けて視界も悪く作業を行うすぐ後ろは別の車が走り抜ける・・・普段の仕事では経験することのない極限の精神状況でした。ご存知の通り、レース終了間際にも大きなトラブルがありました。力を合わせて修復を終えたクルマを送り出した時は少し涙ぐんでいたことを思い出します。後はもう無事チェッカーを受けてくれる事を祈っていただけです。無事にゴールしたときは全員で喜び、お互いを称えてこれまでの戦いを労いました。チェッカーを受けて走り抜けるWRXの姿を、私は一生忘れる事が出来ません。私たちは、お客様から大きな期待を頂いている事に気づきました。そしてその期待に応える事が、私たちの最大の仕事だと考えるようになったのです。レースを通じて得るものは多くありました。先ず全員が心をひとつにする事です。目標を共有する事でチームの一体感が増し、より大きな力を生み出すことが出来たと思います。次に自分で考え自分で行動する事です。指示を待っているだけでは結果は残せなかったでしょう。私の背中を見て、次は自分が挑戦する番だと思ってくれる後輩がひとりでも多く出てくれることを願ってやみません。必ずや自分自身を大きく成長させてくれる事でしょう。これからもこの舞台でえた経験を余す事無く伝え、スバルチーム全体をもっともっと盛り上げて行きたいです。
名古屋スバル 田邉裕章
これまで経験したモータースポーツへの参戦は全日本ラリー選手権だけだったので、今回が初めてのサーキット体験でした。まずは、サーキットのレースとラリーという競技の違いに驚きました。ラリーはサービスの時間に比較的余裕があり、一度クルマを送り出してしまえば3時間ほど戻ってきません。しかし、サーキットレースはピットタイムが2分ほどしかないうえ、同じ所を走り続けているなか突然ピットに入る可能性があります。全く気が抜ける隙間がありません。一度クルマを送り出してから次のピット作業までの一時間程の間もタイヤウォーマーのセット、外したタイヤの清掃、ピットイン前のミーティング等の事前準備があり、非常に慌ただしく行動し全員が一秒を削るために必死になっています。このような貴重な経験は、日頃の業務でもレースのスピード感をもって仕事をすれば、毎日定時で終わることも可能であると感じさせてもらい時間への意識が更に強まりました。しかし、これもレースと同じで、ひとりが感じても実現はしません。仲間全員でコミュニケーションをとり、辰己総監督もおっしゃっていたように「心」をひとつにして取り組むことが大切だと考えます。このことを後輩達に伝え、業務の効率化を図り、彼らにはやりがいを持って仕事をしてもらいたいと思います。さらに、来年、再来年と、継続してこのNBRレースに名古屋スバルからメンバーが選出されるように、後輩育成にも力を入れていきたいと思います。

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