1991年にラリーデビューし、1993年に中部近畿ラリー選手権のチャンピオンを獲得。全日本ラリーには1992年からスポット参戦していましたが、1995年から本格的にシリーズ参戦を果たしています。この年から現在に至るまで歴代のSUBARUインプレッサWRX STIを乗り継ぎ、2001年第２戦で全日本ラリー初優勝を獲得。その後も、特にターマック（舗装路）ラリーで光る走りを見せることから、「ターマック・キング」の異名を取り活躍、グラベル（未舗装路）でも速さを見せるようになった2007年に年間６勝を獲得し、自身初となる全日本タイトルを獲得します。その後も翌年の2008年に２年連続チャンピオンを獲得し、2010年から2013年まで４年連続、2016年から2017年まで２年連続と、2007年から2017年までの11年間に８度のチャンピオンを獲得する強さと、2009年第６戦から2012年第４戦まで、24戦連続３位以内入賞という抜群の安定感を誇るトップドライバーとして、全日本ラリーを牽引しています。
ラリーデビューは1971年というベテランコ・ドライバー。全日本ラリー最年長選手であるとともに、キャリア48年は現役選手のなかで最も長きに渡り活躍する選手です。全日本ラリーデビューは47歳になった1998年と遅咲きですが、その間も関東を中心に地方選手権ラリーや県戦ラリーで活躍。現在も、全日本ラリーでトップ争いを展開する一方で、地方選手権や県戦ラリーに出場し、若手ドライバーにアドバイスを行っています。全日本ラリーでは、２輪駆動部門で2003年と2004年に２年連続チャンピオンを獲得。2015年は勝田範彦選手の息子・勝田貴元選手のコ・ドライバーを務め、表彰台へと導いています。この年、シーズン途中からピンチヒッターとして勝田範彦選手のコ・ドライバーを務めたことをきっかけに、2016年から正コ・ドライバーとして活躍を続けています。ドライバーに合わせたペースノートリーディングに定評があり、勝田範彦選手ととも2016年から2017年にかけて２年連続シリーズチャンピオンを獲得しています。
