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RACE REPORT

2022.05.22 - 全日本ラリー選手権 第4戦 YUHO RALLY TANGO supported by Nissin Mfg Leg2
鎌田卓麻が5位、新井敏弘が7位で完走
5月22日(日)に競技最終日が行われた全日本ラリー選手権第4戦 YUHO RALLY TANGO supported by Nissin Mfgは、SUBARU WRX STIの鎌田卓麻/松本優一が5位、新井敏弘/田中直哉が7位で完走を果たしました。
■ラリー終盤、好ペースを見せた鎌田。新井も奮闘

ラリー最終日は、SS7〜SS12の6SS、SS走行距離55.92kmで争われます。3SSを2度走る構成で、初日に使ったコースを逆に走行します。前日をJN-1クラス5番手で終えている鎌田は、コンスタントにタイムを並べ、順位をキープ。午後のステージでは、連続してSS4番手タイムをマークするなど上位を目指しますが、最終的に5位でラリーを終えています。前日の走行データを元にセットアップを変更した新井は、多少の改善を得たものの、前後のタイム差が開いているため、次戦のモントレーも視野に入れたテストも兼ねて走行。前日同様の7位で完走を果たしています。

また、JN-3クラスに新型SUBARU BRZで参戦していた竹内源樹/木村悟士は、この日の後半で2度のベストタイムをマークし、クラス2位を獲得。開幕戦以来、熾烈な戦いが続くJN-3クラスで存在感を見せ続けています。
■鎌田卓麻「性能は完璧に引き出すことができた」

前日発生したマシントラブルについては、部品を交換して完全に修復できたと語る鎌田。最終日を振り返って「現在、僕たちが持っているクルマの性能は完璧に引き出すことができていると思います。ただ、ライバルも速いので、もっともっとスピードを上げていかなければなりません。今回のラリーを終えて新たに分かったこともあるので、ここから先は、1kmあたり0.1秒ずつを詰めていく細かい作業になっていくと思います。まだまだやるべきことはあります」と、気持ちを新たにしています。

浮上のきっかけをつかみ切れず7位でラリーを終えた新井は、「セッティングを変えて、いくらか良くはなりましたが、上位とのタイムを詰めるほどの違いとは言えませんでした。現状クルマ側でやれることは、足まわりのセットアップですが、モントレーに向けて何をすべきかを考えなければならないと思います。次戦は地元群馬県のモントレーですから、なんとか巻き返しを図りたいと思います」と、次戦のモントレーに向けて意気込みを語りました。

■ディーラーメカニックコメント「自分で行った作業への大きな責任を感じました」

・担当車両:WinmaX DLシムス WRX STI
・原田純弥
・山口スバル株式会社宇部店 メカニック

すでにモータースポーツ派遣プログラムに参加したことのある会社の先輩などから『いい経験だから』と後押しされ、貴重な体験だと思い参加を決めたという原田。とはいえ、実際のラリーに触れるのは、これが初めての経験。車両の左フロントを担当として任されました。
「色々大変ではありましたが、楽しかったです。30分や45分で実施する内容の濃さは、普段の業務とまったく違いました。そのなかでミスをしないのはもちろん、どうやったら効率良くすべてをこなせるかを考えて取り組みました。クルマがサービスに入ってから出ていくまで、頭がフル回転で疲れも出ましたが、やりがいを感じました。チームの皆さんも良くしてくれて、和気あいあいと楽しく3日間楽しんで取り組むことができました」

普段の業務ではひとりで作業を行うことが多いディーラーですが、ラリーメカニックならではのチームワークに新たな気づきもあったと語ります。
「自分がやっている作業状況の報告、やっていることをしっかり目で見て、次に自分が何をするか。そうした判断をする力を、すごく学べたと思います。鎌田選手のクルマが帰ってくる直前には、全員がある程度のプランを共有して取り組むのですが、プロのラリーメカニックの方から的確な指示をもらえますし、もし指示がなかった場合でも、自分が何をするかを汲み取れるような現場の雰囲気があって、何も迷うことなく作業をこなせました。そうした点は、職場に戻っても活かせるんじゃないかなと思いました」

また、クルマを整備してドライバーを安全に送り出すという点においては、「それは普段のお客様でも一緒ですが、自分で行った作業への大きな責任を感じました。今まで店舗で行っていた点検、整備が日々の繰り返しになっていないか、あらためてしっかり振り返り、今以上にやっていかないといけないなと感じました」と、日々の業務への見直しにもつながったと語ります。

最後に、店舗にもどって後輩たちに伝えたいことを聞くと、「僕もそうだったのですが、自分の技量で大丈夫かなと不安に思うこともあるかもしれませんが、スキルアップにもつながるし、チャンスがあればぜひ応募した方がいいと伝えたいですね。僕もまた来たいです」と笑顔で応えてくれました。

次戦は6月10日〜12日に開催される第5戦「MONTRE 2022」です。群馬県富岡市を拠点として行われる舗装路(ターマック)ラリーは、2022年シーズン開幕から続くターマックラリー5連戦最後のイベント。SUBARU WRX STIが見せる力強い走りにご期待ください。
2022.05.21 - 全日本ラリー選手権 第4戦 YUHO RALLY TANGO supported by Nissin Mfg Leg1
苦闘のなか上位を目指すSUBARU勢
5月21日(土)、2022年全日本ラリー選手権第4戦YUHO RALLY TANGO supported by Nissin Mfgの競技初日が行われました。SUBARU WRX STIの鎌田卓麻/松本優一がJN-1クラスの5番手、新井敏弘/田中直哉がJN-1クラスの7番手につけており、さらなる順位アップを目指して最終日に挑みます。

■打開策を探る新井、トラブルを乗り越え順位を維持した鎌田

全8戦で開催される2022年シーズンの全日本ラリー選手権。その折り返しとなる第4戦は、丹後半島を舞台として開催されます。5月21日(土)に行われた初日は、終日曇り空で路面はドライという、安定したコンディションのもとで行われました。

SUBARU勢は、SS1で新井が6番手タイムをマーク、その新井から0.1秒差の7番手タイムで鎌田が続くかたちでスタートを切ります。鎌田は続くSS2、SS3と順調にタイムを伸ばしますが、午後のステージに入ってリヤデファレンシャルにトラブルが発生。SS5ではガードレールにヒットしてしまいますが、このSSのトップタイムから8.7秒差と、タイムロスを最小限に抑えてJN-1クラス5番手のポジションを守り、この日をフィニッシュ。サービスでマシンを修復し、最終日にポジションアップの機会を狙います。

一方の新井は、持ち込んだセットアップが路面と合わず、SS1とSS5で刻んだ6番手タイムが最上位という戦いを強いられます。原因を究明してペースアップを図るべく、最終日に向けた準備を進めています。

なお、SUBARU BRZが参戦するJN-3クラスでは、竹内源樹/木村悟士がクラス首位と8.6秒差の2番手につけています。逆転を期して、最終日に行われる6SSに臨みます。
■鎌田卓麻「クルマを修復してまだまだ頑張ります」

鎌田は、「SS1では失敗してしまいましたが、徐々に調子が上がり、そのままのペースを維持していきたいと思っていました。SS5ではリヤデファレンシャルにトラブルが出て、ガードレールにヒットしてしまったものの、足まわりなどへの影響はありません。今日は下り主体のステージ構成でしたが、明日は上り主体となるので、クルマには優しくなるかなと思います。上位の選手とは少しタイム差が離れてしまっていますが、クルマを修復してまだまだ頑張ります」と、最終日に向けて前向きなコメントを残しています。

一方、打開策を探る新井は、「不調の原因がまったく分からないので、今日の走行データを全部出して確認しないといけませんね。今回はセッティングとタイヤが合わなかったのが大きかったですね。足まわりを柔らかめにしてきたのが、外れてしまいました。熱に関して大きな問題はありませんが、明日に向けて『コレ』という答えがないのが辛いところです」と、振り返りました。

競技最終日の5月22日(日)は、SS7〜SS12の6SSで争われます。初日に走行した3SSを2度逆走するかたちで構成され、SS走行距離は55.92km。それぞれポジションアップを目指すSUBARU勢の力走に応援をよろしくお願いします。
2022.05.16 - 全日本ラリー選手権 第4戦 YUHO RALLY TANGO supported by Nissin Mfg プレビュー
シーズン折り返しの1戦、舞台は丹後半島
5月20日(金)〜5月22日(日)、京都府京丹後市を拠点として2022年全日本ラリー選手権第4戦『YUHO RALLY TANGO supported by Nissin Mfg』が開催されます。全8戦で開催される2022年シーズンの前半戦を締めくくるターマックラリーで、京都府が開設し、市町が管理を行う丹後縦貫林道が舞台となります。
主催者は公式ウェブサイトにおいて、セレモニアルスタートやフィニッシュは実施しない一方、22日(日)のコースに観戦エリアを設ける旨を発表。2019年以来の有観客開催が予定されています。また、主催者は関係者全員に対して2週間前からの検温と、問診表の提出を要請するなど新型コロナウイルス感染拡大防止策を講じてラリーを開催します。
好調のSUBARU勢が挑む、バラエティに富んだSS

ラリーは京都府丹後文化会館駐車場に設けられるサービスパークを拠点として、初日の21日(土)は3SSを2度走行する6SS、最終日の22日(日)にも3SSを2度走行する6SSの、計12SSで行われます。丹後半島の丹後縦貫林道を、北から南に走る初日は52.16km、最終日は初日のコースを逆に南から北に走る55.92kmという予定で、SSの総走行距離は108.08kmとなっています。

丹後縦貫林道リフレッシュ事業が2017年10月に完了し、SSは比較的スムーズな路面ですが、初日のSS3/6『Nariai(13.19km)』と、最終日のSS7/10『Nariai Reverse(12.27km)』は距離が長く、勝負どころと目されます。道幅の狭いワインディングもあれば、2車線のハイスピードコースもあるなど、バラエティに富んだコース設定となっていますが、その分、車両のセットアップにも対応力の幅広さが求められると言えるでしょう。また、5月も半ばをすぎてからの開催となるため、晴れていれば路面温度が上がりタイヤマネージメントにも影響を及ぼす可能性があります。なお、今大会ではタイヤの最大使用可能本数は10本と決められており、ほぼ同じ距離を走る2日間のどちらを重視するか、各選手によって戦略の立て方は大きく異なりそうです。

JN-1クラスは前戦で3位に入った新井敏弘/田中直哉、昨年のこのラリーで3位に入っている鎌田卓麻/松本優一ら、計5台のSUBARU WRX STIがエントリー。新井、鎌田ともに前戦では好走を見せていたこともあり、今大会での力走に期待がかかります。JN-3クラスには、前戦で勝利を挙げた竹内源樹/木村悟士ら2台のSUBARU BRZが出場します。SUBARU勢の見せる走りに応援をよろしくお願いします。

●YUHO RALLY TANGO supported by Nissin Mfg
https://rallytango.com/

RACE RESULT

2022.05.22 -
全日本ラリー選手権 第4戦 YUHO RALLY TANGO supported by Nissin Mfg
総合順位 クラス順位 No. ドライバー コ・ドライバー 車両名 クラス DAY1 DAY2 総合
1 1 2 Heikki Kovalainen 北川 紗衣 AICELLOラックDL速心FABIA JN-1 38:42.4 41:26.2 1:20:08.6
2 2 3 福永 修 齊田 美早子 アサヒ☆カナックOSAMU555ファビア JN-1 39:06.3 41:47.4 1:20:53.7
3 3 1 勝田 範彦 木村 裕介 GR YARIS GR4 Rally JN-1 39:06.4 41:58.8 1:21:05.2
4 4 4 奴田原 文雄 東 駿吾 ADVAN カヤバ KTMS GRヤリス JN-1 39:03.6 42:11.8 1:21:15.4
5 5 9 鎌田 卓麻 松本 優一 WinmaX DLシムス WRX STI JN-1 39:28.8 42:22.5 1:21:51.3
6 6 7 眞貝 知志 安藤 裕一 GR YARIS GR4 Rally JN-1 39:38.7 42:27.6 1:22:06.3
7 7 5 新井 敏弘 田中 直哉 富士スバル AMS WRX STI JN-1 39:53.0 42:37.0 1:22:30.0
8 8 6 三枝 聖弥 石田 裕一 名古屋スバル ラック DL WRX JN-1 40:11.0 43:09.0 1:23:20.0
9 9 8 小泉 敏志 保井 隆宏 DL若甦ドリームドライブGRヤリス JN-1 40:43.9 43:53.6 1:24:37.5
10 1 18 山田 啓介 藤井 俊樹 K1ルブロスitzzソミック石川YH86 JN-3 40:53.4 43:47.4 1:24:40.8
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