NEWS

SGT NBR
2026.01.10

2026年SUBARUモータースポーツ計画を発表

TOKYO AUTO SALON 2026

1月9日(金)、SUBARUおよびSTI(スバルテクニカインターナショナル)は、TOKYO AUTO SALON 2026会場(幕張メッセ)のSUBARUブースにて、2026年のモータースポーツ活動計画を発表しました。
プレスカンファレンスには多くの報道陣と熱心なファンが集まりました。カンファレンスの冒頭には、SUBARU執行役員の岡本一樹CTO室長が、「SUBARUは、これまでサファリラリーやWRCなど数多くのモータースポーツに挑戦してきました。その中で、世界中のファンと出会い、熱いご声援をいただきながら技術をフィードバックしてまいりました。この技術をしっかり磨きブランド価値を上げるため、本年もモータースポーツへの関わりをさらに強化してまいります」、と挨拶しました。その中で、2026年春に国内市場に導入するマニュアルトランスミッション仕様の市販車「SUBARU WRX STI Sport# PROTOTYPE」を発表。さらに、昨年のジャパンモビリティショーに出典した「PERFORMANCE-B STI Concept」と同じ思想を持つ新型レースカーを本年のスーパー耐久シリーズに投入することを付け加えました。
カンファレンス第2部は、STIの賚寛海(たもう・ひろみ)社長が登壇し、モータースポーツ計画の詳細を発表しました。その中で、SUPER GTシリーズに参戦するSUBARU BRZ GT300には、新開発のEG33型6気筒水平対向ツインターボエンジンを搭載し、シリーズ初戦から投入することを発表しました。このエンジンは旧型BRZ GT300シャシーに搭載してすでにテスト走行を繰り返しており、開発は順調に推移しているとのこと。また、昨年2025年シーズンから導入している新シャシーは、この6気筒エンジンを搭載することを想定して開発したものであり、大きな手直しなく4気筒のEJ20エンジンから換装できている、と語っていました。これまで通りSTIの小澤正弘がチーム総監督を務め、レース運営を担うR&D SPORTの澤田稔が監督を務めます。ドライバーも井口卓人、山内英輝のコンビは不変であり、リザーブドライバーには引き続き奥本隼士が登録されます。2026年モデルBRZ GT300は、1月末からテスト走行を開始し、3月のSUPER GT公式テストからファンの前で走行することになります。
続いてニュルブルクリンク24時間レースに関する発表がありました。チーム体制については昨年11月に発表されている通りであり、今回ドライバーラインアップが追加発表となりました。それによると、従来のカルロ・ヴァンダム(オランダ)、佐々木孝太、久保凜太郎に加え、本年は井口卓人が参加することになりました。車両は、すでに船積みされてドイツに輸送中であり、4月18日・19日に当地で行なわれる予選レースを経て、5月14日から17日の24時間レースに臨みます。全日本ラリー選手権については、新井敏弘のチーム運営と車輌開発をサポートすることを賚社長は明言。現在、表彰台を狙える競争力を備えた新マシンの製作を急いでおり、シーズン途中から投入すると語りました。
スーパー耐久トークショーでは、Team SDA Engineering本井雅人代表が、「SUBARU がスーパー耐久の開発車クラスに参加しているのは、レースを通じて技術を磨くことやカーボンニュートラル社会の実現に向けたチャレンジ、共に関わる社内人材の育成を目的としています。レースの現場は、短時間に解決しないといけない課題がたくさんあるので、課題解決能力の醸成には最適だと思います。また、将来お客様に提供できる技術を商品に活かしていくこと、さらにもっと具体的な車両やパーツについてもお届けできるようにしたいと考えています」、と語りました。さらに新開発のS耐参戦車両(名称は未発表)について、「モビリティショーでお見せしたPERFORMANCE-Bは、SUBARU既存アセットを組み合わせることでより楽しみやすいクルマを目指すものです。このS耐参戦車も同様で、昨年のHiPerf Xで培った技術や知見を活用しながら、ベース車両を発展・改良する形でゼロベース開発しています。本年は、昨年同様にチーム代表本井、チーム監督兼チーフエンジニア伊藤奨、プロドライバー井口・山内および社員ドライバーという体制で臨みたいと思います。これまでは開発部門主導のプログラムでしたが、今年は全社を挙げたコーポレート活動に昇華させようとしています。そういう意味で、新しい参戦車両のカラーリングはコーポレートカラーのブルー基調としました」、と続けました。この新しいS耐車両も早い時期にテスト走行を重ね、3月上旬に予定されているスーパー耐久公式テストおよび開幕戦に臨むとのことです。
2026年もSUBARUモータースポーツ活動から目が離せないですね。
Scroll to top