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RACE REPORT

2025.10.04 - 全日本ラリー選手権第7戦 久万高原ラリー レグ1
深い霧の難しい状況のなか、新井敏弘は7番手
2025年全日本ラリー選手権第7戦『久万高原ラリー』の競技初日となるレグ1の走行が、10月4日(土)に行われ、SUBARUがサポートする新井敏弘/小坂典嵩組は、クラス7番手で初日を終えました。

ラリーはこの日の朝、久万高原町役場でセレモニアルスタートを実施。例年どおり観覧無料で開放された会場には多くのラリーファンが集まり、戦いに挑んでいくラリーカーを見送りました。この日はふたつのステージが設定され、それぞれを2回ずつ走行します。SS1/SS3は『大谷(13.51km)』、SS2/SS4は観戦エリアのある『大川嶺(13.80km)』で、4SSの合計距離は54.62kmです。
6月の第4戦モントレー以来となるターマックラリーに向けて、SUBARU WRX VBHには、いくつかの変更が施されました。これについて、チームをサポートするSUBARUの嶋村誠は「前戦の北海道ではエンジントラブルでリタイアするまではかなりいい走りをしてくれたことで、しっかりデータを取ることができました。今大会に向けて、基本となるジオメトリをターマックにも活かし、車高を下げた時のロールセンターの適正化を図りました。また、改良の一環として、リヤウイングを純正アクセサリーである『トランクスポイラー』に交換、規定の最低重量1300kgに限りなく近いところまで攻めた軽量化を行いました。ツイスティなステージに対して旋回性を重視する点においても、空力への効果を期待しています。シーズンも終盤に入っているので、確実に完走して今後に向けてのデータ収集や引き出しを増やしていきます」と語りました。
■最終日のポジション挽回を目指す新井敏弘

ラリー初日は、朝から時に小雨が混じる曇天となり、標高1400mにも達するステージのエリアは雲海や深い霧に覆われ、視界が悪い状況です。路面には前夜までの雨が残る部分、急速に乾いていく部分が入り交じり、さらには苔や落ち葉、インカットで掻き出される泥なども加わり、滑りやすいコンディションとなりました。

多くのラリーファンからの声援を受けてスタートした新井でしたが、路面コンディションとセットアップがうまくマッチせず、SS1ではクラス7番手、SS2では上位陣とのタイム差を縮めたものの、ポジションを上げるまでには至らず、残る2本のSSも7番手タイムに留まり、初日をJN-1クラス7番手で終えました。

競技最終日となる5日(日)は、レグ1と同じステージを逆の方向に走行する2SSを、サービスを挟んで2回ずつ走行する4SS、計55.14kmが設定されています。ラリー開催エリアは初日の競技終了後も降雨に見舞われており、最終日も引き続き難コンディションのラリーとなりそうです。順位アップを目指し奮闘を続けるSUBARU WRX VBHに、熱い応援をお願いいたします。
2025.09.29 - 全日本ラリー選手権第7戦 久万高原ラリー プレビュー
シーズンもいよいよ大詰め、舞台は山岳ターマックへ
2025年シーズンの全日本ラリー選手権第7戦『久万高原ラリー』が、10月3日(金)〜5日(日)にかけて、愛媛県上浮穴郡久万高原町を拠点に開催されます。SUBARUがサポートする新井敏弘/小坂典嵩組は、前戦ラリー北海道では好位置につけていたところ、惜しくもエンジントラブルによりリタイアを余儀なくされてしまいましたが、その悔しさを糧に、シーズン終盤へと向かいます。

ラリーは例年どおり、ハイランドパークみかわを拠点とし、周辺のターマック林道が舞台となりますが、今年は開催時期がゴールデンウィークから秋に移動。初日の4日(土)は久万高原町役場でのセレモニアルスタートで開幕し、4SSを走行。最終日の5日(日)は、初日のSSを逆に走行する形で4SSが行われ、合計8SS、SS距離105.10kmで競われます。コースは標高1400mを越える尾根を走る『大川嶺』と、高速・低速区間が複雑に絡み合う森の中の『大谷』を、1日あたり2度ずつ使用。SSの距離はいずれも12〜13kmで、インカットで掻き出された土や砂利への対応力も求められます。
また、山岳地帯のため天候が不安定であり、雨や霧で視界が遮られることも多いほか、秋の早朝は雲海の出る可能性も高いため、気温や路面温度、路面状況への影響が考えられるほか、天候や日中の気温差により変化する路面温度も視野に入れたタイヤマネージメントも重要になると考えられます。
足まわりの改良で車両の挙動は大きく改善

チームはラリー北海道のハイスピード区間で、SUBARU WRX VBHの速さを見せられたことから、改良の方向性にヒントを見出し、その考え方を活かしてサスペンションジオメトリーの見直し実施しました。合わせてサスペンションとエンジン制御にもアップデートを施した結果、回頭性やコーナリング中の安定感が向上し、同じターマックラリーの第4戦モントレーと比べて挙動が大きく改善され、ドライバーからも一定の評価を得ています。 今大会では新井を含め全クラス合わせて、計3台のSUBARU車が出場予定です。各選手の熱い走りにご注目ください。久万高原町役場で行われるセレモニアルスタートは無料で入場可能ですが、サービスパークおよびSS、セレモニアルフィニッシュが行われるハイランドパークみかわの入場には料金がかかるほか、事前に駐車パスを申し込む必要があります。詳細は、大会公式サイトでご確認ください。

●久万高原ラリー
https://gako.jp/mac/
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