2026.03.16 - SUPER GT公式テスト 富士スピードウェイ
SUBARU BRZ GT300、富士公式テストは不具合を克服してトップタイム
3月15日(日)・16日(月)の二日間、富士スピードウェイにて2回目のSUPER GT公式テストが行われました。参加台数はGT500が14台、GT300が28台の計42台となっており、初日の日曜日には多くのレースファンがサーキットを訪れ、ピットビューイングや走行テストを楽しんでいました。なお、二日間の入場者数は12,800名でした。
初日の3月15日(日)は、朝9時半から2時間の走行枠がスタート。天候は曇りで路面はドライ、気温は10℃ですが、数字以上に肌寒いコンディションとなりました。SUBARU BRZ GT300は山内英輝のドライブでテストを開始しました。チームは前週の岡山テスト以降、フロントの開口部をモディファイしてこの日のテストに持ち込んでいます。涼しいこの時期は問題ないものの、6月開催のセパン戦やその後の真夏のレースで十分なクーリング性能を確保するためとのこと。新エンジン搭載のためエンジン房内の導風レイアウトが変更されており、空気の密度や流速を測りながら、最適な空気の流れを探っているようです。走り出してまもなく、山内は全体の4番目となるベストラップタイム1:36.391を記録しています。しかし、その後ギアボックスケースからオイル漏れがあり、修理のためレースカーは長い時間をピットで過ごしました。
午後のセッションは、スタート練習から始まりました。BRZ GT300には井口卓人が乗り込んでいます。井口は後方スタートながら、オープニングラップに数台を抜いて前方に躍り出ましたが、その後駆動系に振動が発生したため5周を終えてピットイン。山内に交代してピットアウトしますが、振動が収まらなかったため再度ピットに戻って原因を追求することとなりました。セッション終了後にギアボックス内部の不具合とわかり、リペアを実施しました。
二日目の16日(月)は、前夜に降った雨でコースはダンプ状態でした。しかし、その後ドライになるとの予報だったため、各チームともスリックタイヤで走行準備を進めました。気温は前日よりも下がり、6℃です。9時半からのセッション3は、井口のドライブで61号車SUBARU BRZ GT300はコースインしましたが、1周して早くもコース上にストップした車両があったため赤旗中断。ピットに戻っています。数分後にはセッションは再開され、レースを想定したセーフティカーランの訓練などが行われました。14周したのちタイヤ交換のためピットインすると、エンジン冷却水が漏れていることがわかり、念の為エンジンユニットごと交換することになりました。ニューカーの初期段階では多少なりとも不具合はつきものです。
二日目の午後、依然として肌寒い中、セッション4がスタートしました。エンジン交換を終えた61号車SUBARU BRZ GT300は、山内がコースイン。チェックを受けたのち、山内は早々とクラストップタイムである1:35.806を記録しました。途中井口に交代したのち、小雨が降り出しウェット宣言となりました。井口は燃料満タン、ほぼニュータイヤでロングランを敢行。20周強を走り、ピットイン。タイヤを交換して残り時間を連続走行しました。前日と二日目の午前中はあまり周回出来ずに終わったものの、トップタイムを記録したことは成果だと言えるでしょう。
山内は、「この二日間はトラブルがあってピットは少し重苦しい空気だったので、トップタイムが出せたのは良かったと思います。しかし、まだロングのタイムが速くないのでそこが課題ですね。六気筒エンジンは、トルクがあるので低速からの立ち上がりが良いです。重量が重くなっている分バランスの取り方に苦労していたのですが、メリットとデメリットをカバーしながらタイムが出せるところまで持って来られたのはすごく良かったです」、と語り、ロングランを担当した井口は、「ロングはもう少し時間が欲しかったですね。この状況(低い気温・路温)に対応させるのはある程度見えたのですが、これが岡山の開幕戦に対してどのランクのタイヤを選ぶかはまだはっきりとは見えていないです。メカさんたちの頑張りでセッション4はフルに走れたので、データを見て最善のものを選べるよう準備したいと思います」、と続けました。










