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RACE REPORT

2026.09.06 - 全日本ラリー選手権第6戦 RALLY HOKKAIDO Leg2
トラブルでリタイアも多くの収穫と手応え
全日本ラリー選手権第6戦「RALLY HOKKAIDO」は競技最終日となる9月6日(日)、レグ2の走行が行われました。SUBARUがサポートするSUBARU TEAM ARAIの新井敏弘/安藤裕一組は、トラブルによりSS11のスタートで残念ながらリタイアとなりました。

この日は、帯広市の北愛国交流広場に設定されたサービスパークをスタートした後、東側の池田町や北側の音更町にSSが設定されました。池田町の元野球場を舞台とするスーパーSS『SSS IKEDA(0.50km)』、例年このラリーに設定される『OTOFUKE REVERSE(6.12km)』、さらに今年初めて登場する『TOKACHIGAWA(6.62km)』を2回ずつ走行する計6SS・26.48kmという構成で競われます。

SUBARU Boxer Rally spec.Zでの2度目のグラベルラリー初日は、トラブルを抱えながらもJN-1クラス5番手で折り返した新井。この日はクラッチ系に不調を抱え、様子を注視しながら走行を続けていましたが、SS11のスタートでクラッチトラブルによりクルマを動かすことができず、残念ながらここでリタイアとなりました。

■新井敏弘「タイムの面で納得できるところもあった」

速さを感じ始めていただけに悔しいリタイアを余儀なくされた新井は「クルマのセットアップが良くなってきて走りやすくなり、タイム的にも納得できるところがありました。ただ、トラブルが多く出てしまい、不完全燃焼というのが正直な気持ちです。今日はクラッチトラブルがあり、すべてのSSがセルスタートになってしまう難しい状況でした。次戦まで期間が短いのですが、トラブルに対処するだけではなく予防をしていかなければ戦うことは難しいので、SUBARUと相談して、どのような対策を講じていくのかを考えていきます」と状況を説明しました。

SUBARU Boxer Rally spec.Zの投入からこれまでのラリーでは出ていなかった症状ですが、こうしたトラブルは新型競技車両の実戦投入序盤では通らなければならない道でもあり、今後もマイレージを重ねながら、改善点を見い出していきます。

■メカニックコメント「店舗でも、よりチームワークを意識して作業に取り組みます」

夛田龍矢
スバル近畿株式会社八尾店
メカニック

ラリースタート前に行ったテストから現地に入った夛田。開催エリアは週の序盤から雨が降り続いており、難しい環境のなかでの作業にあたることとなりました。
「普段することがない地面がぬかるんだ状態、さらに20分間など時間制限が厳しいなかでの作業は、焦りがありましたし、自分が思っていたようにも動けなかったことが現実です」と振り返ります。
「そのなかでも、チームワークを意識しながら自分がするべきことをできた点は、大きな成果だと思っています。自分は右リヤまわりを担当しました。普段触っているクルマとは構造が違うところがあるなど色々と難しい部分もありましたが、各セクションを担当しているメカニックの方と連携しながら、作業を進めることができました」

短い制限時間のなかでラリーカーを整備し、整える作業は、自分だけではできない作業だと夛田は感じたようです。
「自分の会社に戻っても、チームワークを大切に作業していきたいですね。メカニック5人の店舗なので密に連携を取っているつもりですが、よりチームワークを強化して、いいお店にしていきたいなと思っています。今回の経験を今後に活かし、またぜひ参加してリベンジしたいです。参加したいと言っている後輩メカニックがいるので、自分が経験したことを伝え、参加できるように育てていきたいです。そうすることでお客様のクルマもしっかり整備し、安心してお任せいただけるようにしたいと思っています」

全日本ラリー選手権の次戦となる第7戦は、 9月26日〜27日に福島県伊達市を拠点として開催される『MSCCラリー in 福島伊達』。全日本ラリー選手権初開催となるターマックラリーです。伊達市保原総合公園に設置されるサービスパークにはラリーパークが隣接されるほか、27日には観戦ステージも設定される予定です。課題に向き合い一歩ずつ前進を続けるSUBARU Boxer Rally spec.Zのさらなる進化に、どうぞご期待ください。
2026.09.06 - 全日本ラリー選手権第6戦 RALLY HOKKAIDO Leg1
SUBARU Boxer Rally spec.Zで期待の持てるペースを発揮
全日本ラリー選手権第6戦「RALLY HOKKAIDO」は9月5日(土)、競技初日となるレグ1の走行が行われました。SUBARUがサポートするSUBARU TEAM ARAIの新井敏弘/安藤裕一組は、この日をクラス5番手で折り返しました。

前戦に続いて今季2度目のグラベルラリーとなるこの大会は、日本で初めて開催されたWRCの舞台ともなった、選手権伝統の一戦。4日金曜日には主催者による市内の小学校訪問に新井も参加し、児童たちと交流を深めました。その後に帯広駅前で行われたラリーショーでも、多くの観客からのサインや記念撮影に応えました。

初日となる5日の競技は、サービスパークが設置された帯広市北愛国広場をスタートした後、帯広市北東部の『PAWSE KAMUY SHORT(9.47km)』と陸別町のオフロードサーキットと周辺路を使う『RIKUBETSU LONG(4.63km)』を3回ずつ、大会最長となる23.49kmの『YAM WAKKA』を2回走行する計8SS、89.28kmが設定されました。ラリー開催エリアは週の始めから雨が降り続き、レッキの時点では路面はマディな状態が多く残りました。この日は朝から晴天に恵まれましたが、午前中は路面が乾いた部分と泥が残る部分が混在し、グリップレベルの判断が難しい状況となりました。

車体剛性やターボ制御の変更、排気系の見直しなどの作業を行ったSUBARU Boxer Rally spec.Zで2度目のグラベルラリーに挑んだ新井は、SS1を6番手タイムでまとめると、このラリー最大の山場と目されるロングステージのSS3で3番手タイムをマークし、クラス4番手に浮上します。しかし、その後にパワーの出ない症状が繰り返し発生するトラブルに見舞われ、思うように攻められない状況に。新井はマシンの様子をうかがいながら走行を続け、クラス5番手でこの日の走行を終えました。

■新井敏弘「順調に走れれば上位と争える手応えも感じました」

トラブルを抱えながらも、この日のステージをすべて走り切った新井は「過給がかかったり、かからなかったりする症状に見舞われましたが、その問題がなければ、さらに上位で争える手応えを感じられたのは好素材だと思います」と振り返りました。今後に向けて励みになる一日であることを伝えました。チームは原因究明に取り組んでいます。

競技最終日となる6日(日)は、『SSS IKEDA(0.50km)』、『OTOFUKE REVERSE(6.12km)』、さらに今年初めて登場する『TOKACHIGAWA(6.62km)』を2回ずつ走行する計6SS・26.48kmが設定されています。一戦一戦、前進を目指すSUBARU TEAM ARAIへの応援をよろしくお願いします。
2026.08.31 - 全日本ラリー選手権第6戦 RALLY HOKKAIDOプレビュー
再び北海道の大地に挑むSUBARU Boxer Rally spec.Z
9月4日〜6日にかけて、北海道帯広市を拠点に全日本ラリー選手権第6戦『RALLY HOKKAIDO』が開催されます。SUBARU Boxer Rally spec.Zにとって初のグラベルラリーとなった前戦ラリー・カムイではいくつかの課題が明らかになったものの、約2カ月のインターバルを活用してそれらに対処し、2戦目のグラベルラリーに挑みます。シリーズも後半戦に入り、終盤のターマック3連戦につなげるためにも、上昇気流をつかむ意気込みで臨みます。

SUBARU Boxer Rally spec.ZでエントリーするSUBARU TEAM ARAI(新井敏弘/安藤裕一組)は、前戦でトラブルが発生したデファレンシャルの改善に加え、車体の剛性やターボ制御を変更、さらに排気系の見直しなど、第5戦カムイから約2カ月に及ぶインターバルの間に様々な改良点を盛り込んでいます。テストでの感触もポジティブで、得意とするグラベルコースでの本領発揮に期待がかかります。

ラリーは初日に8SS、最終日に6SSを走る計14SS、SS総走行距離115.76kmが設定されます。初日は『PAWSE KAMUY SHORT(9.47km)』、『RIKUBETSU LONG(4.63km)』を3回ずつ走行するほか、23.49kmの『YAM WAKKA』を2度走ります。最終日は『SSS IKEDA(0.50km)』、『OTOFUKE REVERSE(6.12km)』といった例年使われてきたコースに加え、『TOKACHIGAWA(6.62km)』が新登場。このSSに観戦エリアは設定されませんが、最終日の戦いはさらに興味深いものとなるはずです。

それでも、総SS距離115.76kmのうち89.28kmを初日に走るという構成のため、初日のペースが重要となります。全体的に速度域が高いことに加え、山深く道幅の狭い林道やオフロードサーキットなど、多種多様なコースが選手を待ち受けます。また、走行回数多いことで路面には深い轍が刻まれるほか、ピックアップトラックやSUVが出走するXCRスプリントカップも併催されることから、変化し続ける路面コンディションへの対応力も求められるラリーと言えます。

■地道な改良を続け、さらなる好成績を目指す

4日(金)の午後3時15分からは、帯広駅の駅北多目的広場および平原通りでラリーショーが開催され、続いてセレモニアルスタートが行われます。観戦エリアは5日(土)と6日(日)のいずれにも設定されます。5日(土)、陸別町の陸別オフロードサーキットに設定されるSS2/5/8『RIKUBETSU LONG』は、様々なポイントからコースを観ることができる人気のステージ。物販エリアも充実しており、SUBARUもブースを出展する予定です。最終日6日(日)のSS9/12『SSS IKEDA』は野球場の跡地を利用したスーパーSS。スタンドが観客エリアとなり、スタートからフィニッシュまでを観ることが可能となっています。ラリーショーおよびセレモニアルスタート、サービスパークが設置される北愛国交流広場は無料で入場可能ですが、スペシャルステージでの観戦にはチケットが必要になります。詳細は、大会公式サイトでご確認ください。また、5日(土)には陸別町役場駐車場に、6日(日)は道の駅ガーデンスパ十勝川温泉(大型車駐車場)に、それぞれ無料で楽しめるラリーパークが設けられるなど、25年目の大会に向けて様々な試みがなされています。

SUBARUがサポートする新井/安藤組は、JN-1クラスに参戦します。SUBARU Boxer Rally spec.Zはここまでの走行データを活用して、地道に改良を続けてきました。前戦ラリー・カムイで得られた手応えをさらに伸ばし、表彰台を目指します。なお今大会では、全日本選手権に3台、国際クラスに1台、XCRスプリントカップに3台のSUBARU車が出場予定です。各クラスでのSUBARUユーザーの奮闘を、ぜひ見届けてください。

SUBARUは、4日(金)のセレモニアルスタートで応援フラッグを配布します。5日(土)は陸別オフロードサーキットでの物販ブース出展と北愛国交流広場での物販&車両展示、6日(日)は北愛国交流広場にて物販&車両展示を行います。ぜひお越しください。

●RALLY HOKKAIDO
https://www.rally-hokkaido.com/

RACE RESULT

2026.09.06 -
RALLY HOKKAIDO
総合順位 クラス順位 No. ドライバー コ・ドライバー 車両名 クラス DAY1 DAY2 総合
1 1 52 新井 大輝 立久井 大輝 R2R×YAHAGI GRヤリスラリー2 JN-1 0:56:47.8 0:17:30.4 1:14:18.2
2 2 51 鎌田 卓麻 松本 優一 Castrol TEIN DL ファビア JN-1 0:57:31.6 0:17:32.3 1:15:03.9
3 3 54 奴田原 文雄 東 駿吾 ADVAN KTMS GRヤリスラリー2 JN-1 0:57:37.8 0:17:56.4 1:15:34.2
4 4 53 勝田 範彦 保井 隆宏 ラックルーキーDLGRヤリスRally2 JN-1 0:58:21.6 0:18:12.9 1:16:34.5
5 5 55 福永 修 齊田 美早子 スミロン焼肉ふじCTE555DLファビア JN-1 0:59:58.4 0:18:33.6 1:18:32.0
6 1 68 徳尾 慶太郎 石田 一輝 DLクスコitzzフォルテックGRヤリス JN-3 1:02:57.2 0:19:28.6 1:22:25.8
7 6 59 今井 聡 高橋 芙悠 AKM・MOTORSPORTS・C3R5 JN-1 1:03:08.7 0:19:42.7 1:22:51.4
8 2 63 内藤 学武 大高 徹也 YH TEIN Motys GRヤリス JN-3 1:02:58.6 0:19:55.3 1:22:53.9
9 3 70 貝原 聖也 西﨑 佳代子 ADS多賀製作所K1カヤバGRヤリスDL JN-3 1:03:27.2 0:19:47.3 1:23:14.5
R 56 新井 敏弘 安藤 裕一 Boxer Rally spec.Z JN-1 0:58:44.7
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