86/BRZ

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RACE REPORT

2026.09.07 - GR86/BRZ Cup 2026 第5大会 富士スピードウェイ
久保が驚異の15台抜きで井口とともに表彰台、奥本も9位に入り3台ともポイントを獲得
「TOYOTA GAZOO Racing GR86/BRZ Cup」第5大会が、9月5日~6日に富士スピードウェイで開催されました。
今季は不運なレースも多く、Team Takutyの最高位は前戦の十勝スピードウェイで88号車の井口卓人(ブリヂストン)が記録した8位でした。しかし、今大会は予選から3台が速さをみせ、ウエットコンディションとなった決勝レースでは井口が2位、87号車の久保凜太郎(ブリヂストン)が3位、89号車の奥本隼士(ダンロップ)が9位と、3台そろってポイントを獲得。シーズン終盤に向けて大きな手応えを得る一戦となりました。

富士スピードウェイでの大会は毎回多くのマシンが参戦しますが、今回はプロフェッショナルシリーズとクラブマンシリーズを合わせて計106台が出走。SUBARU BRZはプロフェッショナルシリーズにTeam Takutyの3台、クラブマンシリーズに9台がエントリーしました。クラブマンシリーズは、このうち4台がスバルディーラーチームで、スバル東北、埼玉スバル、スバル北信越、スバル東海の4社が参加しています。また、870号車スバル北信越ROBOT BRZにはスバルの社員ドライバー、伊藤和広がエントリーしています。927号車ラスマセン・ジェイスは初参戦のドライバーです。
Team Takutyの3台は9月2日から練習走行をスタートしました。89号車は今大会からニューマシンとなり、エンジンや駆動系の慣らしも兼ねて積極的に周回を重ねます。週末にかけて天候が崩れることが予想されていましたが、それぞれ異なるメニューをこなしながら順調な仕上がりをみせました。

予選日となった5日も天候はもち、曇り空ながらドライコンディションで実施されました。予選は11時50分から15分間で争われ、Team Takutyの3台は開始から7分が経過したところでコースイン。セクター1は3台ともほぼ同タイムで通過し、セクター2、3では井口と奥本が好タイムをマークします。結果は奥本が2分00秒348で4番手、井口が2分00秒390で5番手、久保は2分00秒773で18番手となりました。今回の予選もワンメイクレースらしい僅差の争いとなり、トップから1秒以内に24台がひしめきました。
決勝レース日となった6日(日)は朝から雨が降り、気温も20℃に届かない肌寒いコンディションとなりました。プロフェッショナルシリーズの決勝レースは予定よりやや遅れた10時18分にスタート。そのオープニングラップから驚異的な追い上げをみせたのが久保でした。「スタートから3周目までが勝負」と語っていたとおり、18番グリッドから1周目だけで12台をパスして6番手まで浮上。2周目にも1台をかわして5番手、さらに3周目には奥本ともう1台をパスし、一気に表彰台圏内の3番手まで順位を上げました。ただ、3周目までに多くのマシンをパスしたことで、トップ2との差は約4秒まで広がっていました。中盤以降もペースを落とすことなく前を追いましたが、その差を詰め切るまでには至らず、10周を走り切って3位でフィニッシュ。18番グリッドから15ポジションアップという圧巻のレースをみせました。

5番グリッドからスタートした井口も、1周目に3台をパスして2番手へ浮上します。2周目にはトップとの差を0.7秒まで縮めましたが、その後はほぼ同等のペースで周回。背後まで接近してプレッシャーを掛けたいところでしたが、車両1台分ほどの差をなかなか縮めることができません。終盤まで約1秒のギャップで追い続けたものの逆転は叶わず、2位でチェッカーを受けました。
Team Takutyで唯一ダンロップタイヤを履く奥本は、予選までとは一転し厳しい展開となりますが、2周目まで4位のポジションを守ります。3周目に久保の先行を許したものの、後続を抑えながら粘り強く走行。しかし、中盤になると路面の水量が増え、この状況を得意とするブリヂストンタイヤ装着車の集団が接近します。5周目には9番手まで後退しましたが、その後はポイント圏内を死守。終盤も厳しい防戦となるなか9位でチェッカーを受けて、ダンロップタイヤ装着車では最上位となりました。

開幕戦から思うような結果を残せず苦戦を強いられてきたTeam Takutyでしたが、今大会では井口と久保がそろって表彰台に立ち、奥本も9位でポイントを獲得。3台がそれぞれの持つパフォーマンスを最大限に発揮し、そろってのポイント獲得は今季初となります。なお、クラブマンシリーズに参戦したBRZでの最上位は、335号車の岡崎遼で22位でした。
そして今回の富士スピードウェイ大会にも、多くのSUBARUディーラーからメカニックが参加しました。千葉スバルの岸田雅弥さん、福田直樹さん、東京スバルの長谷川裕樹さん、舘和希さん、栃木スバルの小野充さん、葭葉隆成さん、スバル北信越の矢ヶ﨑翔揮さん、スバル東海の村澤将太さん、北海道スバルの室田勝之さんがTeam Takutyのメカニックとして3台のレース活動をサポート。また、静岡スバルの畑原大輝さん、冨永凪さんがレース後の公道車両検査を担当しました。

いよいよシーズン終盤を迎える次戦の「TOYOTA GAZOO Racing GR86/BRZ Cup」第6大会は、10月3日~4日に鈴鹿サーキットで開催されます。
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