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NURBURGRING 24H RACE

TOPIC COLUMN

ニュルブルクリンク24時間レースに参戦するSUBARU/STIチームに関する舞台裏をお伝えします。
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2015.05.29

ニュルで頼もしさを増したSUBARUディーラーメカニック達

ニュルブルクリンク24時間レースでの興奮から約2週間が経過しました。辰己英治STI総監督が「完璧なレースだった」と語る今年の24時間レース。ピットで奮闘し、完璧な作業の立役者となったSUBARUディーラーメカニック達から手記が届きました。もともと優秀なメカニックであり、頼れる存在の彼らが、さらに大きく成長したことが伺えます。
山口スバル 寺山健路
いままで経験したことのない世界で自分が通用するのかと不安な気持ちでした。早く、正確な作業を慌てず落ち着いてできるよう考えていました。実際、現場に行き独特の雰囲気に圧倒され、最初は体が思うように動きませんでした。異国の環境や周りのスタッフ、ハードなスケジュールに体も心も今まで体験したことのないくらいの疲れを感じました。しかし、少しずつ現場の雰囲気に慣れ、自分の担当業務に集中することができました。決勝では見事クラス優勝を果し、チームのみんなと喜びを共有しとても感動しました。みんなが同じ目標に向かい一丸となるとここまで強い力を発揮できるのかと驚きました。今回の経験は人生の中で一度あるかないかといった貴重なもの。今後の人生、つまずき迷うこともたくさんあると思います。そのような時には今回の経験を思い起こし自分に自信をもって乗り越えていけると思います。
滋賀スバル 寺田英生
当初は伝え聞く情報によって不安ばかりでしたが、アデナウのガレージで出場車両を見たとき、何があっても必ず完走ならびに優勝してやると強く思いました。その気持ちは誰にも負けないつもりでした。やるからには必ず勝つというチームの強い思いが優勝という結果に繋がったと思います。今回参加させていただいて、自分の中で変わった点がいくつかあります。まず、自分の仕事ならびにSUBARUに、以前よりも強く誇りが持てるようになりました。現地では、世界的に見ても大きい会社ではないSUBARUがこんなにも注目されることを肌で感じ、そして世界一になれる凄いチームで働いていたのだと改めて感じました。次に、後進の人材育成が大事だと思いました。参加した者にしか解らないことなどを伝えることで、私が会社に貢献できる道筋ができたと思います。私の人生の中でも一度しかない特別な経験をさせていたことは間違いありません。
新潟スバル 小山田優
私がこのプログラムに応募しようと思ったきっかけは、過去にユーストリームや雑誌などでニュルでのSUBARUの活躍を見ていたとき、自分もいつかこんな世界で戦いたいと興味を持ったことがきっかけでした。そしてニュルブルクリンクへの派遣の可能性があることを知ったときは、絶対に行きたい、そして必ず世界一になりたいと、興奮したのを今でも覚えています。レースチームで実際に働いて感じたのは、まずSTIの方々の真剣さ、本気さが伝わってきて、再度気を引き締められる思いでした。チームの一員として何が求められるか、何ができるか、どうしたら勝利に近づけるか、と、とても良い緊張をもって行動することができ、時間もあっという間に過ぎていきました。正確な作業をできるだけ早くこなす、という点で普段の整備と同じだと感じました。今後は普段もこの気持ちを忘れずにお客様と応対していきたいと思います。
神奈川スバル 村木大介
今回、ニュルブルクリンクでの約10日間の経験は長いようで短い時間でした。通常の業務内容とはとてもかけ離れた内容なので、とても不安でしたし緊張しました。しかし実際ディーラーメカとして働き、クラス優勝することができて、クルマに対する意識が変わりました。改めて、SUBARU車って本当にすごいなと思いました。ピット作業では、早さと正確性が重要なのでミスをしないようにその時全力をもって作業するということを学びました。これからもこの気持ちを忘れないようにがんばりたいです。また、全員が心をひとつにして同じ目標をもったとき、とても大きな力になるとも感じました。私にとって、今回の経験は24時間やり続ける忍耐力、ミスをしてはいけない緊張感、確実な作業をする集中力、すべてが今までの人生で最大だったと思います。それを乗り越えて優勝できたので、ゴールの時は今まで感じたことのないような気持ちになりました。
南九州スバル 黒木英樹
先輩の中にWRCにディーラーメカとして参加した人がいます。憧れであり目標でしたが、サービスフロントや工場長を経験するうちに、あの頃の「いつか自分も」という気持ちは薄くなっていました。しかし、その気持ちは選考のためのトレーニング中に蘇り、参加が決定した時には、自信とやる気に満ちていました。結団式では、レースに勝つことが目標だが、全てはSUBARUのお客様のためだということを強く感じました。実際にレースに参加してみて、結団式の時にうかがった「心をひとつに」というキーワードが非常に大事だと実感しました。また、レースカーも個々の部品を大事に扱い、許される時間の中でいかに正確で確実な作業ができるかが肝心で、普段からお客様のクルマを扱う時に注意していることと全く同じでした。日頃の業務でも、「またSUBARUに来たい、またSUBARUに乗りたい」とお客様に思って頂けるように努力していくつもりです。
北海道スバル 新村大輔
NBR24時間への参加は、入社当時からの大きな目標でした。これに選ばれるのは本当に一握りなので、このチームの一員になれたことは純粋に嬉しかったです。事前の心構えとしては、正確な作業、素早い動き、視野を広く、チームワークを大切にする、でした。特に今回の結果が残せたのは、チーム全員がお互いを尊重しあい明確な目標である「優勝」に向かって、最高のチームワークを発揮できたからだと思います。私は右前のタイヤ交換を担当したのですが、ピット作業を終えてクルマを見送った後も、ミスはなかったのか、もっと上手くできなかったのか、と常に自問していました。沢山の方々の努力や思いが詰まったマシンと我々の作業を信頼し、全開で走行してくれるドライバー。いつも応援してくれているお客様など、色々なプレッシャーがありました。普段からお客様に最高の作業を提供するため、この緊張感を持ち続けるべきだと思いました。

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