NURBURGRING 24H RACE

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24時間経過
SUBARU WRX STI、SP3Tクラス再びの2連覇を達成!

RACE REPORT

地元マセールのドライブするSUBARU WRX STI NBRチャレンジ 2016が午後3時30分過ぎ、121周を走破し、コントロールラインを通過しました。2連覇となるSP3Tクラス優勝は、2011年、2012年に続き2度目となります。総合順位でも上位クラスのマシンをおさえての20位。チーム総監督の辰己英治は「SUBARUグループのチーム力、そしてSUBARUファンの皆さんのお陰でここまで来れました。しかし簡単には行かないなと実感しました。トップでゴールでき、ファンの皆さんにも喜んでいただけたと思います。応援ありがとうございました」と語っています。ご声援ありがとうございました。
23時間経過
WRX STI、最後のレギュラーピットを離れる

RACE REPORT

午後2時30分、カルロ・ヴァン・ダムが乗るWRX STIがピットインし、アンカーのマセール・ラッセーにドライバー交代しました。レースは残り1時間のため、これが最後のピットワークとなります。先ほど来の雨は上がり、コースは全域ドライ。スリックタイヤを装着してピットアウトしていきました。ここまでで、WRX STIは115周を完了し、総合順位22位クラス1位です。本来のドライバー順でいけば山内がアンカーのはずでしたが、地元のマセールの強い希望を聞いて、山内がオーダーを譲っています。その時のマセールの嬉しそうな顔が印象的でした。山内をハグして喜びを表現していました。
22時間経過
残り2時間、ライバルが去ることに

RACE REPORT

互いに目標としてプッシュし、タイヤのリスクを顧みないチャレンジを仕掛け続けたライバルが突然戦列を去ることとなってしまいました。#104アウディTT RSは、ノルドシュライフェの最深部ギャラリーコーナー先でストップ。レース続行が不可能になった模様。ともに戦った相手として、とても残念に思います。可能であればまた近い将来同じ土俵に立ち、心いくまで戦って最後に称えあいたい。そんな魅力的なライバルです。お疲れ様でした。さて、SUBARU WRX STIはというと、ティムがピットに入り、カルロがコースに戻って行きました。アンダーパネル修理のためのガムテープが痛々しいです。
21時間経過
マセール「今まで経験した中で最もリスキーなスティントでした」

RACE REPORT

雨が降り出した最も滑りやすい状況ながら、ライバルとの差を広げるためスリックタイヤでのレース続行を自ら志願したマセール。ドライバー交代後に話を聞きました。「今のスティントは、僕がここニュルブルクリンクで経験した中で最も難しいスティントでした。リスキーだということはわかっていましたが、路面状況によってはクルマがどこかへ行ってしまわないか、とても神経を使いました。また、カルーセルやジャンプの後にボディ下部を路面にタッチさせてしまうことが多く、突然それを引きずり出したのでびっくりしました。応急処置でメカニックが修理してくれた後は問題ありませんでした」。
20時間経過
20時間目を前に「雨」

RACE REPORT

午前10時半以降、グランプリサーキット周辺に雨が降り出しました。雨は瞬く間にパドックの路面を濡らし、コースはセミウェットとなっているようです。ドライバーのマセールと菅谷監督が無線でやりとりした結果、スリックタイヤで走行を続行することに決めました。ドライコンディションの間に#104アウディが背後に迫っており、さらにイレギュラーピットがあったため、マセールはこの不安定な状況のうちにマージンを広げようと決断したようです。その狙いはあたり、その差は開きつつあります。午前10時15分にピットイン。ティムに交代する際、タイヤをインターミディエイト(浅溝)に交換しました。
19時間経過
ピットで修理したのはアンダーパネルです。

RACE REPORT

午前10時過ぎのイレギュラータイミングにマセールがドライブするWRX STIがピットイン。ピットには一時緊張が走りました。メカニックが点検したところ、フロントアンダーパネルが外れかかっていました。バンピーな路面に何度も下面をタッチしていたため、ボディに止めていた箇所が傷んでしまったようです。応急処置を施し、ドライバー交代もしないままコースに戻って行きました。タイヤ交換と燃料補給も行っていますので、この後マセールは1スティント余計に走ることになります。午前10時30分時点でWRX STIは93周を完了し、総合22位クラス1位のままです。
18時間経過
山内「あと6時間頑張ります」

RACE REPORT

午前9時8分にピットインし、マセールに交代した山内のコメント。「クルマのバランスは良いので、クラストップをキープしてあと6時間このまま頑張ります」。途中周回遅れの#104アウディにホームストレートで抜かれ、同一周回に戻ってしまいました。山内は、「北コースの前半はついていけますが、後半のファストコーナーでは#104においていかれてしまいます。それが悔しいですね。それでもまだ10分差をつけているので、これを崩さないようにしないと。集中して頑張ります」と話しています。9時30分時点でWRX STIは86周を完了、総合21位クラス1位となっています。
17時間経過
あと、7時間。空は曇り、寒くなってきました。

RACE REPORT

午前8時過ぎに青空は消え、あたりは雲に覆われるようになりました。気温も12度から上がりません。路面はドライなので、時折コーションは提示されるものの、おおよそ安定的なラップタイムで山内は周回しています。総合21位クラストップは変わりなしです。先ほどまで静かだったメディアセンターにも活気が戻ってきました。エディターやジャーナリストがコーヒーカップを片手にモニターを眺めています。一方フォトグラファーの皆さんは、すでにコースに行って撮影を行っているようです。昨日の中断により、明るいドライ路面の写真がほとんど撮れていないはずですから。
16時間経過
「ノルドシュライフェの神様はSUBARUが好き」?

RACE REPORT

マシンを降りたティムに話を聞きました。「前回の僕のスティントは後半少しアンダーステア傾向があったけど、何をしたかわからないが、今回は全く最初からピットインするまで前後バランスがパーフェクトだった。きっとタツミマジックだと思う。さらに、もしかするとノルドシュライフェの神様がSUBARU好きなのかもしれませんね。#104アウディとの差はもう約10分です。しかも相手が得意とするドライコンディションの間に差を広げることができました。僕はとってもハッピーです」。午前7時半時点の総合順位は21位で、WRX STIはクラストップを守り続けています。
15時間経過
15時間が経過し、空は晴れています

RACE REPORT

午前6時14分、ティムがピットイン。燃料給油、タイヤ交換などのルーティンワークを済ませ、カルロがコースに戻って行き、ドライバーローテーション二巡目に入りました。空は晴れて青空が広がっていますが、気温は10度ほどです。東の方角に向かって走る箇所では低い太陽の光が眩しいかもしれません。6時30分時点で、WRX STIは67周を終了し、総合24位クラス1位を快走しています。また、#104アウディを周回遅れとすべく、背後にピタリとつけて走行しています。一瞬第1カルーセルで先行しましたが、その後の高速セクションで再び#104が前に出て、同一周回に戻っています。
14時間経過
東の空が白み始めました

RACE REPORT

午前5時30分、東の空が明るくなり、夜明けを迎えました。気温は本日最低の11度です。今のところ、降雨はありません。ティムもハイペースで頑張り、14時間経過時点で63周終了して総合25位クラス1位を走っています。#104アウディとの差は約1周近くに開きました。これから気温が上昇し、マシンにもドライバーにも厳しい時間となります。ピットで修理しているマシン、スタックしているクルマ、牽引されている車両も目につくようになりました。現在のところ、コースにとどまりレースを続行しているのはスタートした158台中120台余り。レースの残りは、あと10時間足らずです。
13時間経過
ニュル名物SUBARUカレーで、シャキッとしました

RACE REPORT

午前4時を過ぎ、SUBARUガレージテントからいい匂いが漂ってきました。恒例のSUBARUカレーが出来上がったようです。少しスパイシーで、ニュルブルクリンクのトラック図をかたどったチーズのトッピングが特長です。疲れが溜まった体をシャキッとさせてくれます。我々取材班もご相伴にあずかりました。さてこの時間、マセールが時に9分30秒台の速いペースで#104アウディを引き離しにかかり、4時30分現在のところ3分2秒まで差を広げました。55周を終了し、総合26位クラス1位。あと1周でピットインし、ティムに交代します。マセール、お疲れ様。カレーが待ってるよ。
12時間経過
レースは折り返し点を越えました

RACE REPORT

午前3時半となり、24時間レースはちょうど半分の12時間が経過しました。ここまでで、SUBARU STIチームのWRX STIは、49周を走破。総合28位SP3Tクラス1位を走っています。クラス2位のライバル、#104アウディとの差はまだ1分02秒あり、リーディングポジションを守っています。現在ステアリングを握るマセールは時にペースアップし、#104が後方から近づけば引き離すリズムで走っています。気温は12度のままで、あと2時間後の5時30分前後には日の出を迎えるでしょう。トップグループにも変動は少なく、各チームとも淡々と周回を重ねている印象です。
11時間経過
SUBARUディーラーメカ、元気に対応中

RACE REPORT

午前2時を回り、ストレートを行き交うレースカーのサウンドも心なしか単調に聞こえます。ピットでは、交代したカルロがTVのインタビューに答えていました。「コースはもうドライです。でも毎ラップごとに、イエローコーションや60km/h制限などがあり、リズムを保つのが難しいです。でもマシンは全く問題ない」。ライバル#104アウディとの差は50秒台となってきました。カルロから代わった山内がWRX STIのステアリングを握っています。さて、ディーラーメカの皆さんはというと、この時間でも元気に担当ジョブをこなしています。写真は走行後のタイヤ・ホイールを洗浄しているところです。
10時間経過
午前1時30分、ピットはまだ緊張感に包まれています

RACE REPORT

深夜だというのに、SUBARUピットではライブタイミングとトラッキングマップをにらみながら、頻繁に無線でカルロとの交信が続けられています。#104アウディの追い上げが激しく、タイヤマネジメントをしながらもペースを落とさずポジションを守る走りが必要だからです。現在は1分30秒差まで迫られています。STI平川社長も心配そうにタイミングモニターに見入っています。再び雨が降りだせば、差を広げられるのですが、今のところ現在と同じドライコンディションで推移しそうです。午前1時30分時点で、WRX STIは37周目を総合31位クラス1位で走っています。気温12度、雲間から星空が見えます。
9時間経過
ドライバールーティンが一巡しました

RACE REPORT

0時10分、ティムがピットインし、カルロに交代しました。これでドライバー交代のルーティンが一巡したことになります。ティムは、「確かに路面は乾いてきていますが、レコードライン1本分しかなく、トラフィックに詰まるとペースは落ちてしまいます。昨日までのフィーリングではウェット路面でのバランスがとても良かったので、次はぜひレインタイヤで勝負したいですね」と話していました。0時30分時点で#106 WRX STIは総合33位、クラス1位を走行しています。ノルドシュライフェでは、イエローフラッグが度々振られ一部速度規制がかかっている箇所もあるようです。
8時間経過
レースは1/3が終了し、ナイトセクションに突入

RACE REPORT

23時30分。レースは8時間が経過し、ようやく1/3が終了しました。レコードラインがドライとなったことで、ライバルの#104アウディも勢い付き、猛然と追い上げてきています。頑張れ、ティム。さて、SUBARUガレージテントでは、女性スタッフによる炊き出しが本格的となってきました。恒例のカレーライスに加え、今年からはシュニッツェルかつ丼が加わりました。ドイツ名物料理のシュニッツェルは、薄くスライスしたポークに衣をつけて焼いたもので、日本のとんかつにそっくり。出汁で煮た玉ねぎに生玉子を加え、ご飯に乗せたシュニッツェルにかければシュニッツェルかつ丼は出来上がりです。美味しっ!
7時間経過
雨が上がり、GPコースはほぼドライ

RACE REPORT

日が落ちてあたりが暗くなる22時過ぎ、雨はすっかり上がりグランプリコースはほぼドライとなっています。コースモニターやオンボード映像で見る限り、ノルドシュライフェもレコードラインは乾いてきている模様。山内からバトンを受け継いだティムのスティントも順調で、クラス2番手の#104アウディとの差はさらに広がっています。さらにプッシュすべく、22時45分過ぎのピットインに向けて、チームはスリックタイヤを準備しています。7時間経過時点で総合33位、SP3Tクラス1位。 
6時間経過
6時間が経過し、WRX STIはSP3Tトップを堅持

RACE REPORT

21時15分過ぎ、山内が乗る#106 WRX STIがピットイン。マセールにドライバー交代しました。山内は、「所々ひどい雨の箇所もありましたし、霧で前が見えないところもありました。でも#104アウディとの位置関係をチームが(無線で)教えてくれていたので、今こそSUBARU AWDのアドバンテージを使うべきと思い、逆転を狙いました。その後も、なるべく大量のマージンを作っておきたいので、少しペースを上げています。この調子で攻めていきたいですね」と笑顔で語っていました。6時間経過時点では、ピットインの関係で#106 WRX STIは総合32位クラス2位。やがて#104もピットインするはずです。
5時間経過
20時過ぎにSCが外れ、競技再開

RACE REPORT

グランプリコース周辺が少し明るくなり、雨脚が弱くなってきました。結局フォーメーションラップは3周となり、20時過ぎにようやくレースは再開となりました。水しぶきをあけでトップグループがコントロールラインを通過し、#106 WRX STIも集団の中第一コーナーへと向かって行きました。その後、山内は8周目にはライバルの#104アウディを捉え、SP3Tクラストップになりました。このようなヘビーレインの状況下では、SUBARU AWDは断然有利です。ノルドシュライフェにはまだ所々霧がかかっていますが、路面はウェットながら安定しています。
4時間経過
降雨の中、リスタートしました

RACE REPORT

各車グリッドにつき、19時過ぎにフォーメーションラップが開始されました。直前に再び雨が降り出したため、WRX STIはインターミディエイトタイヤ(浅溝ウェット)からレインタイヤに交換。夕暮れのように薄暗い中、山内はマシンをスタートしました。補助ライトが組み込まれたフロントグリルを装着しています。コースの各ポストからは「滑りやすい路面」を示す赤と黄色のストライプ旗が振られています。19時22分、隊列はホームストレッチに戻ってきましたが、セイフティカー(SC)はまだピットインレーンに入りません。もう一周SC先導によるフォーメーションラップになる模様。
3時間経過
あたりは明るくなり、レース再開されそうです

RACE REPORT

コースでスタックしていた車両が回収され、あちこちに散らかっていたデブリ(タイヤや車両の破片)もクリーンアップされたようです。ピットビルディングやパドック周辺も明るくなり、視界も良好になってきました。そんな中、19時20分からレース再開がアナウンスされ、各ピットはにわかに慌しくなっています。ピットレーンがオープンとなり、各車グリッドに向けて押し出されています。19時にフォーメーションが開始されます。しかし、ノルドシュライフェを映し出しているモニターには霧が出ています。SUBARU STIチームは、山内英輝がヘルメットを着け、再スタートの準備をしています。
2時間経過
カルロ「クルマがコントロールできてラッキーでした」

RACE REPORT

ピットに戻ったカルロがインタビューに答えてくれました。「場所はアレンベルクの下りハードブレーキング地点です。その前から雨と雹が落ちてきたので気をつけようと思っていました。ブラインドコーナーを抜けたところ、前を走るセアトが激しくクラッシュしているのを見ました。なんとか避けようとハンドルを切り、コントロールして事故車の後ろをすり抜けることができました。あのままガードレールに向かっていったら僕らのレースもそこで終わりでしたね。ピットに戻ってクルマを見てびっくり、小さなスクラッチが付いていただけでしたから」。2時間目も赤旗中断のまま。総合55位クラス2位。
1時間経過
激しい降雨がノルドシュライフェを襲い赤旗中断

RACE REPORT

24時間レースがスタートして約45分ノルドシュライフェの深部を激しい降雨が襲いました。アレンベルクコーナーで複数のマシンがスピンアウト。#106 SUBARU WRX STI NBRチャレンジ 2016もコースオフしましたが、グラベルにスタックしていた車両をすり抜けてコースに復帰しました。その後もスピン車両が後を絶たず、コース内外にスタック車両が続出したため赤旗中断。コース上に残った車両も低速でピットに戻って行きました。TV中継映像によると、コースの一部は雹で真っ白になっている様子です。1時間経過時点で、#106 WRX STIは4周を終了し、総合55位クラス2位となっています。

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