2021.04.11 - 2021 SUPER GT 第1戦 岡山国際サーキット・決勝
SUBARU BRZ GT300、開幕戦を15位完走

前日に行なわれた予選では、Q1突破ならず19番手からのスタートとなったSUBARU BRZ GT300は、粘り強く走り上位進出を狙うことになります。

23周を過ぎたあたりでピットインをするチームが出始めます。今回のチーム戦略では好調の山内をできるだけロングに使っていく作戦でした。しかし30周目に第1コーナーでクラッシュがあり、山内はイエローになるのを見越し、すぐさまピットインします。ですが、多くのチームも同様の作戦に切り替えピットは混雑します。

BoP(性能調整)のウエイトや燃料の満タンなどで車重はマックスまで重くなり、思うようにコーナリングマシンとしての性能を発揮できません。それでもジワリと順位を上げていき15位まで挽回してチェッカーを受けました。

「正直なところ、もっとイケると思ってました。だけど中団グループに入ると前のマシンの影響で、ダウンフォースが抜けてグリップが薄くなることがあり、これは発見ですけど、そうしたときの対応が難しかったです。次の富士に向けてはやはり予選で前に行くことがすごく大事だと思います。後方から追い上げて勝てるほど甘くないですし、コンマ以下の僅差でレースをしているので、上位で戦うにはスタートポジションが重要だと思います。」
井口卓人
「予選でポジションを落とすという、レースに向けての流れを壊してしまった中で、走りきれるのか不安もありました。レースは厳しいことは厳しかったですけど、46ラップ走れたのはポジティブに捉えてもいいと思います。僕自身は新型BRZの特徴をもっと掴んでタイヤとのマッチングも山内選手とよく相談しながらもっと詰めていかないといけないと思ってます」

「応援頂いている皆様には申し訳なく思います。ピットアウトのタイミングで出口を塞がれる不運は痛かったですね。いいタイミングでピットに入れただけにもったいなかったです。レースはこの岡山では前のマシンを交わすのが難しいコースレイアウトですから、厳しい結果になってしまいました。次戦の富士はこことは全く異なるサーキットですので、富士で速いセットで望みたいと思います。開幕戦ではつまづきましたけど、巻き返しを狙って挑みたいと思いますので、引き続き応援宜しくお願いします」
次戦は静岡県小山町の富士スピードウェイで5月2日(日)、3日(月)に開催されます。レースは500kmと長丁場なので見応えもたっぷりあるレースになると思います。新型BRZ GT300の活躍にご期待ください。