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SUPER GT 第3戦 鈴鹿サーキット
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RACE REPORT

2021.08.22 - SUPER GT 第3戦 鈴鹿サーキット・決勝
SUBARU BRZ GT300はダンロップ勢トップの10位フィニッシュ
8月22日(日)三重県鈴鹿市の鈴鹿サーキットでSUPER GT第3戦「FUJIMAKI GROUP SUZUKA GT 300km RACE」の決勝レースが行なわれました。不安定な天気が心配されましたが、時折日差しもあるほどの天気で、ドライ路面でのレースができました。
SUBARU BRZ GT300は公式練習、予選と抜群の速さを見せポールポジションで決勝を迎えます。スタートドライバーは山内英輝で、ドライバー交代までにリードを広げるという作戦で臨みます。

想定どおり山内はホールショットを決め、上位3台によるトップ争いで始まりました。2番手に上がってきた244号車がピタリと付いてきますが、9号車は次第に離れていき4位以降には数秒のリードが作れる理想的な展開でした。が、GT500のマシンがシケインでコースアウトしFCY(フルコースイエロー)に。そのアクシデントによりスポンジバリアから火災が発生し、FCYからSC(セーフティカー)へと代わります。そのためリードをすべて吐き出すことになりました。
SC解除後、山内は再び首位をキープしてリスタートしますが、直後に244号車に交わされます。その後9号車にも交わされ3位へ後退。レース後山内から「リスタート後はリヤタイヤのグリップがないままで、成す術がなかったです」とコメントしている。

その後一旦はタイムを戻したもののチームは井口卓人との交代準備を始めます。ピットではグリップのなくなったリヤタイヤを交換しコースに復帰。この時順位ボードでは16位で走行していますが、ピットインしていないチームもあるため、しばらくは順位が激しく変動します。
しかし、井口のラップタイムがあがりません。前を行くマシンを追いかけたいところですが、反対に順位を落としてくことになります。井口によればアンダーステアが強く上手く曲がれないということで、コーナリングマシンが牙を抜かれた状況になってしまいました。それでも6位をキープしていましたが、ラスト3ラップあたりで無交換だったフロントタイヤのグリップもなくなり結果10位フィニッシュとなりました。
山内英輝
「正直望んだ結果ではないので、何が足りないのかしっかり見極め、次につなげたいと思います」と言葉少なくコメントしていた。

井口卓人
「予選と決勝でセットを変えるのは良くないですけど、こうした結果を見ると決勝でのセットの詰めをもう一度チームとしっかり話し合う必要があると思います」と悔しさを滲ませていた。
小澤総監督
「う〜む。コメントが難しいですけど、飛び出すクルマが多い中、ドライバーはキレイに走ってくれていたのですが、終盤はサクセスウエイトの重量がタイヤに強く影響したようで、パフォーマンスを引き出せない結果になってしまいました。この後はSUGO、オートポリスと得意としているコースも残っているので、粘り強く競っていきます」

次戦は9月11日(土)、12日(日)に宮城県のスポーツランドSUGOで第5戦SUGO GT300km RACEが開催されます。2019年に優勝している相性のいいコースですので、決勝で速さのあるレースを目指していきます。引き続き熱い声援をお願いします。
2021.08.21 - SUPER GT 第3戦 鈴鹿サーキット・予選
得意の鈴鹿でシナリオどおりのポールポジション獲得
8月21日(土)にSUPER GTシリーズ第3戦「FUJIMAKI GROUP SUZUKA GT 300km RACE」の公式予選が行なわれ、SUBARU BRZ GT300は思い描いたシナリオどおりにポールポジションを獲得しました。
不安定な天候が心配される中、ドライコンディションで公式練習、予選を行ないました。BRZ GT300は午前の公式練習でまず、ドライ路面でのセットアップを決める作業を進めます。ドライバーの山内英輝は持ち込んだ2タイプのタイヤをテストしタイム計測をします。

途中、井口卓人に代わり同様に2タイプのタイヤをテストしドライ路面用のセットアップを行います。通常は山内がセットし、公式練習後半は井口が決勝を想定したセットに変更してロングランをこなしますが、今回は二人で相談しながらメインタイヤを選択しました。
その公式練習でBRZ GT300は常にトップタイムを計測し、走り始めから公式練習終了時間まで終始トップにポジションしていました。それだけ今回のセットアップは順調に上手くいっている様子が伺えます。

午後の予選ではQ1予選を井口卓人が担当し、A組トップタイムとなる1分58秒205をマークしてQ2進出を決めました。ピットに戻り井口は、マシンのセットを少し変更したほうが山内のタイムが伸びることを進言します。
Q2予選の山内はコースインして2周目からタイムアタックし、全体トップの1分57秒322をマークします。このタイムを誰も上回れず、今季2回目のポールポジションが決定しました。

井口卓人
「前回のもてぎのリベンジのつもりで鈴鹿に来ていたので、ポールを取れて嬉しいです。セットアップも順調にできていたので、僕たちも期待していてひとまず安心しました。重要なのは決勝なので、明日も引き締めていきます」
山内英輝
「Q1が終わった時に井口選手からセットアップのアドバイスがあって、それが見事にピタリとハマってQ2でポールを取れました。長年コンビを組んでいるので、お互いのドライビングスタイルとか好みもわかるので、ナイスなチームプレーだったと感じています」

小澤正弘総監督
「ここまでは思い描いた展開で嬉しいですね。明日は逃げる作戦でドライバー交代の時にリードを作る展開が理想です。天候が不安定ですけどポールポジションからスタートすれば、雨になってもレースはある程度コントロールできるので、うまく全体を見極めて戦略的に攻めることができればと考えています。そのためにも今日のポールポジションは大きい成果だと思います」
決勝レースは8月22日(日)午後2時30分にスタートが切られ、300km、52周で争われます。シーズンを占う意味でも重要なレースであり、ポールポジションはとてもいい状況で決勝を迎えることができました。決勝レースでも理想のシナリオとなるように、SUBARU BRZ GT300チームへ熱い応援をお願いします。
2021.08.20 - SUPER GT 第3戦 鈴鹿サーキット・予選直前情報
チーム一丸となって不安要素を払拭しポールを目指す
2021年SUPER GTシリーズ第3戦は8月21日(土)、22日(日)に三重県鈴鹿市の鈴鹿サーキットで300kmレースが行なわれます。SUBARU BRZ GT300が得意とするサーキットなので、期待は膨らみます。
シーズン4戦目を迎えるチームは、シリーズチャンピオンを目指すためにも、この鈴鹿300kmレースがターニングポイントになりそうです。現在トップとはチームポイントで10ポイント差、ドライバーズポイントでも9ポイント差です。4戦終了時点でトップグループの混戦の中にポジションしておきたいところです。

今季のSUBARU BRZ GT300は、富士のレースであともう一歩のところで優勝できそうなレースを展開しました。反面、もてぎのレースではセットアップが噛み合わず苦戦を強いられる展開でした。この得意とする鈴鹿ではどんなレースを見せてもらえるのか、ドライバーの井口卓人、山内英輝に聞いてみました。
山内英輝
「天候が不安定なので読みにくいですけど、ドライになれば自信あります。今季のマシンは新車になって速いですけどスポットが狭くて好不調の差が出やすいです。今回で言うと雨になるとマシンのセットアップを変える必要が出てきます。今年の冬のテストのとき、雨のテストではドライセットだと上手く走れない結果がありました。そうしたデータもあるので、どういうセットにするのか悩ましいところです」
井口卓人
「ドライであれば何も心配はないです。持ち込んだタイヤも富士ともてぎでの結果を踏まえて少し硬めを持ち込んでいます。おそらくそれで良いはずです。ただ雨になるとドライのままでは走れないので、大幅なセットチェンジが必要になるかもしれません。でも高荷重のサーキットなので、意外といけるのかも、という気もしていて走ってみないとですね」
もてぎのレースでもチームはギャンブル的に大きな変更したわけではないと言います。テストで好結果が出ていたので、何の疑いもなくレースに臨んだのですが、結果的にタイヤの性能を引き出せずに苦労してしまいました。

今回のセットは富士の時の状態に近いと言います。ドライであれば持ち込んだタイヤで期待できるレースになると考えていいでしょう。しかしながら、ここ数週間つづく九州から西日本にかけての豪雨をともなう天候不順は、レースにどのような影響を及ぼすのか。不安要素ではありますが、チーム一丸となって表彰台をめざしますので、応援をお願いします。
土曜日の朝は9時から10時50分まで公式練習が行なわれます。チームはここでレース用のセットアップを決めていくことになります。そして午後は2時30分からノックアウト予選Q1が開始されます。SUBARU BRZ GT300はA組に振り分けられ、最初にタイムアタックすることになります。シリーズチャンピオンを目指すBRZ GT300へ熱い声援をお願いします。
2021.08.18 - SUPER GT 第3戦 鈴鹿サーキット・プロローグ
表彰台の頂点が欲しいSUBARU BRZ GT300
2021年SUPER GT シリーズ第3戦「FUJIMAKI GROUP SUZUKA GT 300km RACE」が8月21日(土)、22日(日)三重県鈴鹿市の鈴鹿サーキットで行なわれます。このレースはシリーズ第3戦ですが、コロナウイルス感染拡大の影響を受けて延期され、第4戦が先に行なわれたため、今回が4レース目となります。
シリーズ中盤に差し掛かり、このレースを終えると後半戦に突入します。SUBARU BRZ GT300は、3戦を終了した時点でチームポイントはトップから10ポイント差で7位、ドライバーズポイントは9ポイント差で同じく7位という順位にいます。

BRZ GT300と鈴鹿は相性がよく、過去何度も好結果につながるレースを行なってきました。上位との差を縮め、上位のポジションで後半戦に突入するためにも、この鈴鹿300kmレースはとても重要なレースになってきます。
今回のレースに対して、また後半戦に向けて小澤正弘総監督はどのようなレース展開を描いているのでしょうか。

小澤総監督
「前回のもてぎでは気温、路温が高くタイヤの性能を上手く引き出せないで苦しんでしまいましたが、そうした状況でのセットアップの方向性などもだいぶ見えてきたので、今回はそうした知見を活かせると思います」
「またBRZ GT300は、鈴鹿と相性が良いいと言われますが、それはエンジンの重量が軽いからノーズが軽いということと、シンメトリカルで左右のバランスがいいという特徴が理由です。ですからスプーンやデグナーの1つ目など高速でのノーズの入り方や、S左右の切り替えしなどでその特徴が活きてきます。パワーはそれほどありませんけど、そこを補う形になっていますね」

「そして鈴鹿は他のサーキットと比較して、タイヤにかかる荷重が大きいコースなので他のチームもタイヤ無交換はできないと思います。そうしたことでも不利ではなくなるし、これまで鈴鹿の決勝レースでのラップタイムも悪くないんです。トップ争いを常にできるタイムで走行できていますから、ここはなんとしても優勝しておきたいですね。じつは19年のSUGO以来優勝ができていないですし、今年は新型車なので結果が欲しいです」
幸いにも上位チームのポイントは分散状態で、どこか飛び抜けた強いチームがいるということにはなっていません。ですから、小澤総監督はこのレースで優勝してポイントを加算し、上位陣の中で後半戦を戦いたいという絵を描いているようです。

「上位チームはBRZ GT300より重いサクセスウエイトを搭載していますから、ここはしっかりとポイントを取ることが重要です。ここで取りこぼすと取り残されますから、是が非でもという気持ちで挑みます。そうすれば、上位チームはほぼ絞られてくるので、後半戦はその中で粘り強いレースをしていきたいと考えています」
シリーズを占う意味でもとても重要なレースになる鈴鹿300kmレース。21日(土)は午前9時から10時50分まで公式練習があります。そしてノックアウト予選は、午後2時30分からA組でアタックとなります。後半戦につなぐ重要なレース、相性を信じ、優勝を信じて熱い声援をお願いします。

RACE RESULT

2021.08.21 - 予選
SUPER GT 第3戦 鈴鹿サーキット
Pos. No. Machine Driver Q1 Q2 Diff Tire
1 61 SUBARU BRZ R&D SPORT 井口 卓人 山内 英輝 1'58.205 1'57.322 DL
2 5 マッハ車検 GTNET MC86 マッハ号 平木 湧也 平木 玲次 1'59.132 1'57.821 YH
3 244 たかのこの湯 GR Supra GT 三宅 淳詞 堤 優威 1'57.567 1'57.875 YH
4 88 JLOC ランボルギーニ GT3 小暮 卓史 元嶋 佑弥 1'58.719 1'58.304 YH
5 9 PACIFIC NAC CARGUY Ferrari ケイ・コッツォリーノ 横溝 直輝 1'58.766 1'58.614 YH
6 4 グッドスマイル 初音ミク AMG 谷口 信輝 片岡 龍也 1'59.051 1'58.722 YH
7 2 muta Racing Lotus MC 加藤 寛規 阪口 良平 1'58.364 1'58.856 BS
8 21 Hitotsuyama Audi R8 LMS 川端 伸太朗 篠原 拓朗 1'58.787 1'59.176 YH
9 30 TOYOTA GR SPORT PRIUS PHV apr GT 永井 宏明 織戸 学 1'58.795 1'59.323 YH
10 10 GAINER TANAX with IMPUL GT-R 星野 一樹 石川 京侍 1'57.866 1'59.378 DL
・タイヤ=BS:ブリヂストン/DL:ダンロップ/YH:ヨコハマ
・SW=サクセスウェイト(kg)

 

Q1 

A組  開始 : 14:30'00    終了 : 14:40'00

B組  開始 : 14:48'00    終了 : 14:58'00

Q2 

開始 : 15:23'00    終了 : 15:33'00

2021.08.22 - 決勝
SUPER GT 第3戦 鈴鹿サーキット
Pos. No. Machine Driver Time / Diff Laps Best Lap Tire
1 244 たかのこの湯 GR Supra GT 三宅 淳詞 堤 優威 1:51'32.468 49 2'01.217 YH
2 88 JLOC ランボルギーニ GT3 小暮 卓史 元嶋 佑弥 6.670 49 2'02.847 YH
3 4 グッドスマイル 初音ミク AMG 谷口 信輝 片岡 龍也 13.288 49 2'02.874 YH
4 9 PACIFIC NAC CARGUY Ferrari ケイ・コッツォリーノ 横溝 直輝 33.364 49 2'01.775 YH
5 5 マッハ車検 GTNET MC86 マッハ号 平木 湧也 平木 玲次 34.738 49 2'01.721 YH
6 30 TOYOTA GR SPORT PRIUS PHV apr GT 永井 宏明 織戸 学 35.327 49 2'02.583 YH
7 55 ARTA NSX GT3 高木 真一 佐藤 蓮 35.576 49 2'02.673 BS
8 56 リアライズ日産自動車大学校 GT-R 藤波 清斗 ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ 38.097 49 2'01.588 YH
9 2 muta Racing Lotus MC 加藤 寛規 阪口 良平 45.286 49 2'03.086 BS
10 61 SUBARU BRZ R&D SPORT 井口 卓人 山内 英輝 46.615 49 2'01.398 DL
・タイヤ=BS:ブリヂストン/DL:ダンロップ/YH:ヨコハマ
・SW=サクセスウェイト(kg)

 

開始 : 14:48'01    終了 : 16:38'24
FCY : 14:58(5Laps) SC : 14:59(5Laps) - 15:19(11Laps)

 

ファステストラップ : 2'01.217 No.244 たかのこの湯 GR Supra GT/三宅 淳詞

 

No.7 山口智英 ドライブスルー(SpR.29-10「ウォームアップ中の赤旗無視」)
No.18 罰金100,000円(SpR.25-6「ウォームアップ中のホイールの脱落」)
No.22 和田久 ドライブスルー(SpR付則-4 2.2「FCY中の速度違反」)
No.52 番場琢 ドライブスルー(SpR.26-11「ピットレーン速度違反」)
No.7 ドライブスルー(SpR.27-1.3「ピット作業違反」)

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