SUBARU BRZ GT300、6位フィニッシュ
気温18度、路面温度25度でドライ路面で決勝レースを迎えました。スタートは山内英輝がステアリングを握り、得意のスタートでトップを狙います。2周のローリングのあとスタートが切られ、山内は期待どおりに1コーナーで18号車を交しホールショットを獲りました。
山内はそのままリードを広げ2位以下へラップ毎に差をつけていきます。7周目にはポールポジションだった18号車に4秒167の差をつける強さを見せます。しかしながら予選3位だった55号車も調子をあげ山内に迫ります。14周目には55号車に首位を奪われ我慢の2位キープ走行になりました。
井口は順位を挽回するために56号車へアタックしますが、抜きどころの少ないもてぎでは順位を入れ替えることが難しく、追い詰めるまでにとどまりました。井口はそのまま4位をキープし、追い上げてくる88号車をブロックしながら56号車を追い詰めるという展開を続けます。
3位争いは1秒以内に56号車、BRZ GT300、88号車が競い合い、約20周も続き接近戦の迫力ある展開でした。しかし、V字コーナーでGT500のマシンが集団で追いつき、あわや接触という際どいシーンがあり、接触を避けた井口はバランスを崩し痛恨のスピンを喫します。
井口卓人
「マシンの接触はなかったのですが、やっちゃいました。本当に申し訳ありません。偶然にもすぐに復帰でき6番手のポジションだったので、あとは必死に挽回だけを考えて走りました。だけど、順位は変わらず6位フィニッシュになってしまいました。最終戦はこれまで積み上げてきたものを全部出しきり、また、今回最低でも4位と思っていたのが獲れなくて、その悔しさも最終戦にぶつけて、最後はみんなで笑って終われるように頑張ります」
「最初はうまく行って自分のスティントはうまくこなせたと思っています。ピットでの時間差がそのまま順位に影響しているので、解決しないととは思います。後半のスティントは状況はよくわからないですが、ミスが出ないようにチーム全体で力を付けて最終戦は勝利を獲りに行きたいと思います」
小澤総監督
「レースは難しいですね。途中までは順調に展開していて、井口に変わってからも88号車を抑えていい走りをしていたので良かったのですが、GT500との接触を避けようとして行き場がなかったですね。残すレースは最終戦だけですけど、ここのところ富士でも速く走れるので、最後は全力で頑張りますので、ぜひ応援をお願いします」
決勝アーカイブはこちら(https://youtu.be/p3XkVWsikqo)