2024.11.25 - GR86/BRZ Cup 2024 第7大会 第8戦 もてぎ
GR86/BRZ Cup 2024 最終戦 久保凛太郎が5台を抜いて7位フィニッシュ
「TOYOTA GAZOO Racing GR86/BRZ Cup 2024」の今シーズンもついにファイナルを迎えました。11月23日〜24日、栃木県のモビリティリゾートもてぎで第7大会が開催。注目のプロフェッショナルシリーズではTeam Takutyの87号車久保凛太郎(ブリヂストン)が決勝で見事なパフォーマンスを発揮しました。12番グリッドから次々とライバルを抜いて、7位で最終戦をフィニッシュしポイントを獲得しました。
最終戦のレースウイークも前回の鈴鹿同様に不安定な天候に翻弄されました。水曜日から予選の行われる土曜日まで、雨が降ったり、霧で視界が悪くなったりと、コンディションの変化に各チームを悩ませましたが、土曜日の公式予選は、どちらのクラスもドライコンディションで行われています。
参加60台と盛況だったクラブマンシリーズの予選は、15分間でA組とB組に分かれて行われ、SUBARU BRZは今回6台がエントリーしていています。予選最上位は111号車のISHIKEN。初出場ですが、スーパー耐久ではST-4クラスの参戦中というキャリアの持ち主で、2分16秒889というタイムはコースレコードも更新し、A組4位、7番グリッドから決勝をスタートします。
参加60台と盛況だったクラブマンシリーズの予選は、15分間でA組とB組に分かれて行われ、SUBARU BRZは今回6台がエントリーしていています。予選最上位は111号車のISHIKEN。初出場ですが、スーパー耐久ではST-4クラスの参戦中というキャリアの持ち主で、2分16秒889というタイムはコースレコードも更新し、A組4位、7番グリッドから決勝をスタートします。
その後、プロフェッショナルシリーズの公式予選には、5台のSUBARU BRZがエントリー。Team TakutyとRECARO RACING TEAMの各2台ずつに加えて、ATRACT/Kチームから62号車の加藤潤平(ダンロップ)が今シーズン初めての参戦となりました。BRZの最上位は12位の87号車久保凛太郎(ブリヂストン)でタイムは2分12秒105。チームメイトの1号車井口卓人(ブリヂストン)が13位で続きます。またRECARO RACING TEAMの906号車の近藤翼(ダンロップ)が18番手、906号車の小暮卓史(ダンロップ)が23番手で、62号車加藤は19番グリッドで決勝をスタートすることになりました。今回の予選で31位までのタイムが従来のコースレコードを更新。おそらくブリヂストンとダンロップをはじめとする、装着タイヤの性能向上が最大の要因だと思われます。
翌日の決勝レースは両クラスとも、素晴らしい青空のもとで行われました。プロフェッショナルシリーズでは、井口がダッシュ鋭く2台を抜いて11位でオープニングラップを通過。少し出遅れた久保も井口の直後の12位まで持ち直します。後方でも近藤は3台を抜いて15位で、小暮も21位に浮上して戻ってきますが、加藤だけはひとつポジションを落としました。その心配は的中し、加藤のマシンにはミッショントラブルが発生。次の周にピットに戻ってレースを終えることになりました。
翌日の決勝レースは両クラスとも、素晴らしい青空のもとで行われました。プロフェッショナルシリーズでは、井口がダッシュ鋭く2台を抜いて11位でオープニングラップを通過。少し出遅れた久保も井口の直後の12位まで持ち直します。後方でも近藤は3台を抜いて15位で、小暮も21位に浮上して戻ってきますが、加藤だけはひとつポジションを落としました。その心配は的中し、加藤のマシンにはミッショントラブルが発生。次の周にピットに戻ってレースを終えることになりました。
残った4台のBRZ勢では、今回も久保の元気の良さが目立ちました。3周目には10位にジャンプアップ。5周目に9位となり、さらに前を走る70号車をロックオン。10周目のファイナルラップの3コーナーで見事にパッシングを決めましたが、その直後の5コーナーで思わぬ出来事が待っていました。なんと直前を走っていた85号車がガス欠症状で急減速。避けきれなかった久保が接触したところに、70号車も止まりきれずに久保に追突。幸いにも、3台ともにダメージは少なくチッカーフラッグを受けることが出来ました。久保は85号車もパスして、7位でのフィニッシュとなりました。
チームメイトの井口には、12位で走行中の4周目あたりからミッションに不具合が発生。3速から4速にシフトアップする際に症状が出てしまい、その後はどうやら2速でピットに戻り、3戦連続のリタイアとなってしまいました。一方でRECARO RACING TEAMの2台は大混戦のバトルをくぐり抜けて最終戦を完走。近藤は最後12位までジャンプアップし、小暮も18位まで順位を上げてシーズンを締めくくりました。
チームメイトの井口には、12位で走行中の4周目あたりからミッションに不具合が発生。3速から4速にシフトアップする際に症状が出てしまい、その後はどうやら2速でピットに戻り、3戦連続のリタイアとなってしまいました。一方でRECARO RACING TEAMの2台は大混戦のバトルをくぐり抜けて最終戦を完走。近藤は最後12位までジャンプアップし、小暮も18位まで順位を上げてシーズンを締めくくりました。
それに先立つクラブマンシリーズの決勝レースは午前早くにスタート。ここではデビュー戦の111号車ISHIKENがシングルフィニッシュの快挙を達成しました。7番グリッドからロケットダッシュを決めて5位に。一時は12位までポジションをダウン。ただし、そこから切り替えての中盤以降はライバルたちと互角のバトルを展開します。最後は上位陣の脱落もあって、9位フィニッシュとなりました。
戦い終えた久保は「もてぎは自信のあるコースで、今週はセッティングも含めて調子よく入れました。ただ決勝の1周目に位置取りの判断も失敗してのロスが痛かったです。もっといい順位が望めましたね。今シーズンということでは、やはり前半が悔やまれます。自分のマシンのピーキーさを解消するのに苦労しました」と振り返りました。井口は「1番を背負った緊張感のあるシーズンでしたが、終盤は完走できなくて残念です。ファンの皆さんに最後まで走る姿を見せられなくてごめんなさい」と最後までファンへの配慮を口にしていました。
戦い終えた久保は「もてぎは自信のあるコースで、今週はセッティングも含めて調子よく入れました。ただ決勝の1周目に位置取りの判断も失敗してのロスが痛かったです。もっといい順位が望めましたね。今シーズンということでは、やはり前半が悔やまれます。自分のマシンのピーキーさを解消するのに苦労しました」と振り返りました。井口は「1番を背負った緊張感のあるシーズンでしたが、終盤は完走できなくて残念です。ファンの皆さんに最後まで走る姿を見せられなくてごめんなさい」と最後までファンへの配慮を口にしていました。
今大会にも、多くのSUBARU販売店スタッフの皆さんが参加しています。Team Takutyの1号車は東京スバルの三上 嵩さんと早川研太さん、スバル信州の舟田樹来さんがメカニックを担当。87号車は千葉スバルの川島智紀さんと泉誠一朗さん、福島スバルの高田和義さんが同じく担当。そしてRECARO RACING TEAMの3台(クラブマンにも270号車の江原聖洋が参戦)にはスバル信州の淺川詠汰さん、新潟スバルの荻原望臣さん、福島スバルの鈴木和真さん、神奈川スバルの泉 恒弐さんと村澤 承さんの5名がメカニックとして参加。さらにレース終了後の公道車両検査員(オフィシャル)として、栃木スバルの奈良部恭汰さんと齊藤 佳さんが活躍されました。