2024.05.13 - TOYOTA GAZOO Racing GR86/BRZ Cup 2024第1戦
井口卓人、開幕戦SUGOで優勝を飾る
5月12日、宮城県のスポーツランドSUGOで「TOYOTA GAZOO Racing GR86/BRZ Cup2024」の開幕戦が開催され、プロフェッショナルシリーズで、Team Takutyの1号車井口卓人(ブリヂストン)が開幕戦優勝を飾りました。
昨年のプロフェッショナルシリーズで、シリーズチャンピオンを獲得した井口にとって今年は、栄光のカーナンバー「1」を付けて、ディフェンディングチャンピオンとなる1年です。今大会も、SUPER GTなどでも活躍する国内のトッププロドライバーが集まり、実力を競うプロフェッショナルシリーズには31台がエントリー。SUBARU BRZは、Team Takutyの1号車井口と87号車久保凜太郎(ブリヂストン)とRECARO RACING TEAMから906号車佐々木孝太(ダンロップ)と909号車木暮卓史(ダンロップ)、62号車の中濱憲治が参戦しています。一方で、クラブマンシリーズには、4台のSUBARU BRZが参戦。今シーズンからBRZにスイッチした、PROGREESS Racingの6号車咲川めりは、昨年もGR86で参戦し、SUGOラウンドでのポールポジションを獲得しているドライバーです。今年はBRZにスイッチし開幕戦に臨みました。
プロフェッショナルシリーズの決勝レースでは、前日の公式予選でBRZ勢最上位の4番グリッドを獲得した1号車の井口が、序盤から強さを発揮しました。早い段階で2番手まで浮上すると、そこからトップのライバルにテールトゥノーズでの周回がしばらく続きます。そして、ファイナルラップの最終コーナーからスピードに乗って、アウト側のラインをとった井口は、ライバルと競り合いながらフィニッシュラインを通過し、僅差で井口が勝利を掴み取りました。井口はレースを振り返って、「開幕戦なのでポイントを獲得したいという思いはありましたが、こんなにうまくいくとは思わなかったです。スタートがうまく決まって3番手になり、中盤からライバルのタイヤ状態を見て、ファイナルラップまでは後ろで待とうと思い、ブレーキやタイヤを守りながら走りました。得意な最終コーナーが伸びて、サイドスリップも効きました。予選のセッティングも今後考えていけると、さらにいい闘いができると思います」とコメントしています。87号車久保は11位、909号車木暮は17位、62号車中濱は24位、906号車佐々木は26位でレースを終えています。
クラブマンシリーズの決勝レースは、終盤に最終コーナーでのオイル漏れと煙の発生により、セーフティカーランが導入されたのち、レースは赤旗中断となるなど荒れたレースとなりました。BRZ勢の最上位は、23号車のYOSHIKIが6位となり、ポイントを獲得しています。
今年も多くの販売店サービススタッフがメカニックなどで参加しています。Team Takuty には、東京スバルから鈴木紀一さん、福田聖也さん、神奈川スバルから伊藤歩さんが参加。千葉スバルから、増田翔平さん、ZAW HTETさん、福島スバルから八木澤和志さんが参加しています。RECARO Racing Teamには、富士スバルのメカニックがサポートを行っており、今回は吉本潤さん、山崎快さん、金井涼介さんの3名が参加しています。また、宮城スバル自動車の畠山真怜さん、青森スバルの木村侑樹さん、神奈川スバル高橋光さん、福島スバルの鹿目翔太さん、栃木スバルの奈良部恭汰さんがメカニックとして参加しています。