2024.06.17 - TOYOTA GAZOO Racing GR86/BRZ Cup 2024第2戦
RECARO RACING TEAM近藤翼が初表彰台
6月16日、大分県のオートポリスで「TOYOTA GAZOO Racing GR86/BRZ Cup2024」の第2戦が開催され、RECARO RACING TEAMの906号車近藤翼(ダンロップ)が3位表彰台に上がりました。
SUBARU BRZは、プロフェッショナルシリーズにはTeam Takutyの1号車井口卓人(ブリヂストン)と87号車久保凜太郎(ブリヂストン)、RECARO RACING TEAMから906号車近藤と909号車木暮卓史(ダンロップ)の計4台、クラブマンシリーズには23号車YOSHIKIが参戦しています。オートポリスは、山間部に位置するため天候が変化しやすいサーキットです。レースウィークの土日は晴れのち曇りで、太陽が雲に隠れるとやや肌寒い一方で、晴れると夏のような厳しい日差しで気温が上昇するという難しいコンディションになりました。
公式予選の天候は厚い雲に覆われ、気温もやや肌寒いほどの気温が低く路面温度が上がらなかったこともあり、ダンロップタイヤ勢が上位を占めます。BRZ最上位を獲得したのは906号車近藤翼です。今大会からRECARO RACING TEAMに加入した近藤は、予選5番手タイムをマーク。久しぶりの上位グリッド獲得に、メカニック、そして前口チーム代表も喜びを見せます。前戦のSUGOで優勝した井口にとっては地元での1戦。前日にはトークショーが開催され、30名近いファンが駆けつけました。Team Takutyの2台は、最も第1コーナー側のピットガレージだったこともあり、予選開始と同時に真っ先にコースイン。1号車の井口がコースレコードを更新したもののタイムに伸び悩み、8番手タイムをマーク。87号車の久保は21番手で予選を終えました。909号車木暮卓史(ダンロップ)は、練習走行でのマシントラブルにより走行を断念しています。
決勝レースでは近藤がイン側から抜群のスタートを決めて2台をオーバーテイク。オープニングラップで3番手のポジションを獲得します。前を走るライバル2台が少しずつ離れ、後続が迫る中、近藤は3番手のポジションを最後まで守り続けBRZの初参戦で表彰台を獲得しました。3位表彰台を獲得した近藤は、「スタートをうまく決めることができました。データも少ない中で、レース中盤は少しきつかったですが、次につながるレースができたと思います」とコメントしています。一方、中段の8番手からスタートした井口はレース序盤にポジションを落としたものの、その後は立て直し8位でチェッカーを受けました。「ペースは悪くなく、予選への課題は残りますが、ポジティブな部分の多いレースでした。同じドライコンディションでも、今回のような僅かな気温やコンディション差にどう合わせていくかという点に、ワンメイクレースの難しさを改めて感じました」、とコメントしています。予選から悩む姿の多かった87号車の久保は、レース中盤での第2ヘアピンでのアクシデントによりリタイアとなっています。
今回も多くの販売店サービススタッフがメカニックなどで参加しています。Team Takuty には、東京スバルから杉山晴流さん、田中祐也さん、熊本スバルから宮崎繁法さんが参加。千葉スバルから、柳佑介さん、東前周作さん、大分スバルから谷冨智巳さんが参加しています。RECARO Racing Teamには、富士スバルのメカニックがサポートを行っており、今回は野口純平さん、川岸優太さん、小林諄也さんが参加しています。また、山口スバル古賀慎一朗さん、神奈川スバル山崎雅貴さん、福岡スバル松本翔さんがメカニックとして参加しています。また、レース後の公道車両検査員として、熊本スバルの福本悠麻さんと大分スバルの八浪祥太さんが参加しています。
このうち、福岡スバルの松本さんは「レースは今まで観戦する側だったので、今回チームに参加して、ドライバー、チームのレベルの高さを、身をもって感じることができる貴重な機会でした」、と語っています。